会社のある女性にお昼に誘ってもらって、
ずうっと断り続けていたので、意を決してご一緒した。

（長文に渡ってグチを書いてしまいました。ごめんなさい。）

もう２年以上も前ですが、以前一度、
「お気軽に」と誘われてお昼をご一緒したら、大変な目にあった。
年上の、キレイにしている方なんですが、
なんかモーレツに怒らせてしまって。

上司には「会社問題にするなよ」と送り出され、
「今度はおれを巻き込むな」と念を押されるしまつ。

そうなんです。

そんなわけで失礼ながら、
出来れば興味を無くしてもらいたいわけです。
ただあまり怒らせるのはマズい。
なるべく穏やかに、彼女の生活から、退場したい。

さて。
昼休みの混雑がひと段落した１４時過ぎです。
夜は本格的なイングリッシュパブになる店のランチ。
あんまり好きじゃないえびフライを注文しました。

「なんであなたにこんなに魅かれるのか、自分でもわからないの。」

と、いきなり１０で来る。
本域でトーク。
お客さんはそこそこ入ってます。

「私の周りには、大成して、洗練されている人も多いんですよ。
　でもなぜか、好きなんですよね
（あなたは大成もしてないし洗練されてもいないのに）。」

「顔がきれいな人ならいくらでもいるじゃないですかあ。」

はあ。


で、情熱的なイメージの方なので、
草食な感じで…
話なんかは本当に合わなくて、（事実合わないようだったし）

で、案の定

「嫌われたくてわざと言ってません？」

とか言われて、
そんなことないですよー！とか否定して。
なにやってんだろ。

で、自分がいかにダメかをお伝えする。

「ぼく、たぶん大事な何かが足りないんだと思います」。

自立心とか向上心とかそれこそ情熱とかね。
あらゆる前向きな性向で、彼女が好みそうなものは。

きっとあなたを失望させてしまうと思います…。

こっちも必死ですよ。
ほんとメールの返信とか大変なんですよ。
１０で行きます。

そしたら

「左脳だけで生きてるとか？」

とか聞かれる。（彼女は右脳重視というのは間違いない、と思う。）

で、まあ

まあ、そうかもな。

ちょっとそういうことにしよう。
嘘ではないよな。

右脳か
左脳か

でね、今考えてみます。
嘘ではないと思うんですよ。

以前アルパチーノの映画で、
「天国の約束」というのがありました。

パチーノが２５セントをねだる孫に、
その２５セントはお前にとって「need」なのか「want」なのか
というようなことを問うんです。

必要を補うためでなく（Need）
自覚的に求めろ（Want）
ということかなと思うんですよ。

共感できるなあ。NeedよりWantです。

Wantとして要求するものの多くが、
左脳的欲求なら、とりあず左脳重視としましょう。

例えば、よく人間の３大欲求とか話題にする人がいますよね。

あんまりピンと来ないんすよね。
分かりますけどね。食、性、睡眠て。
（マズローの欲求段階説？）

食欲とかは感覚的要求で、右脳的といえると思うんですが、
ぼくにとってはNeedの要求を超えずらい。
高級な寿司とか肉とか、自覚的に求める場合もあるんでしょうが、
高い金払ってまでとは思わない。wantの要求は少ない。
ぼくは、ですよ。

例えばマルクスという人は

「人間は『表現』『評価』『つながり』の３つの喜びを得るために働く」と言ったらしい。
（出典はわかりません）

例えば、トマトを作るという『表現』
おいしかったよ、という『評価』
取引先や同業者との『つながり』

もちろんブロガーなら
書く。拍手。コメント、メール。
となりますよね。

こっちのほうがしっくり来る。
写真撮って文章を構成したり。
雑誌や文庫を買い漁ったり。
ここにアップすれば、
多少の「つながり」を期待することもできます。
時間や労力を振り向けたいと思います。
Needの要求を超えて、wantとして欲する。

表現等は自分にとって左脳的といえると思うし、
やっぱり左脳的な要求が大きい気がする。

だから仮にそういう区別をするなら
やっぱり左脳的に生きている、といっていいんだろうな。

うん。
嘘はついてません。

で、話に戻ります。
食後にコーヒーなんか飲みながら、です。


さすがにお互い、なんか全然合わないですね、
という点ではなんとか合意。


ただ彼女は一枚上でした。

こちらがコーヒーを飲むと
彼女もストローに口をつける。

目をこすれば
目元のメイクにちょっとふれる。

恋愛テクニック、ミラーリング。


「遺伝的に真逆の人って、惹かれあうじゃないですか」

と展開し、

「もう理屈じゃないんで」

とかなって、別れ際にはサラッと言われてしまいました。


「前より好きになっちゃった。」