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  • from: achiさん

    2010年10月30日 14時36分17秒

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    「Re:「アフターダーク」を読んで」
    読書会、素敵なアイディアですね。
    caminoさんの読み、読書遍歴もふくめ、興味深く読ませていただきました。

    参加しようとするんだけど、長縄跳びみたい、
    タイミングがつかめませんで...
    今さらかもしれませんが、飛び込んでみます。


    村上春樹、何作か読んではいるけど、さほど残ってなかった。
    『アフターダーク』、
    夜。それぞれの闇、交差。そして夜明け。
    そんな漠然としたイメージ。
    「高橋」と「約束」...印象になかったなぁと思いつつ、再読。

    夜の街の描写が、好きだな
    (これって翻訳ではどうなるんだろう?デニーズに訳注ついたりするのかな。
    感覚的にすっと入れるのは、同時代に原文で読める特権だと思う)

    わたしは、マリとエリとの姉妹の関係をとりあげたい。
    コオロギの言葉、
    人間は記憶を燃料に生きていく
    「お姉さんとほんとに親しい、ぴたっとした感じを持てた瞬間を思い出しなさい」
    マリはその瞬間を思い出した。
    長かった夜のあとの朝の風景と重なって、ラストは希望が感じられた。

    ついつい気になって『ノルウェイの森』も再読。
    あれあれ、こんなだったっけ?

    今回、2作品を読んで感じたのは、
    喪失感、痛み、闇、わたしたちがどうしようもなく孤独な存在であることと、
    他者とのこころの通い合いや繋がり、希望と再生。
    思いのほか、じんわりおなかにきいた。

    独特の言い回し、登場人物の語り口、
    登場するちょっとしたモノ、音楽、他の作品、
    ムラカミワールド。
    読者を引き込み、どんどん読ませる力。
    オサレ過ぎる。ちと軽い。そのへんが人気の理由でもあるのではないかと。

    村上春樹からサリンジャーやフィッツジェラルド、
    『おおきな木』も読んでみよう、みたいな展開になるのも、
    いいことじゃないかと思うんです。


    同じ本を読んでも、ひとそれぞれ感じることが違う。
    自分自身ですら、いつ読むか、どう読むか、で、感じ方が違う。
    本を読むのって、ほんとうにおもしろい。

    今日はこの雨、本を読むのにもってこいの日。

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  • from: caminoさん

    2010年10月24日 01時51分25秒

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    ときには昔の話をしようよ

    「あれ食べたいな」と思うが、もう食べられないだろう物が2つあり、割と深刻である。両方ともラーメン。

    1つは、中野新橋駅前にあった確か会津ラーメンの「スタミナラーメン」。ニンニクの効いた野菜あんかけ、キクラゲのコリコリした食感も楽しい。一心不乱にズルズルやるので、毎回舌をヤケドした。ブレスケアしないと翌日、君は公害と化す。今はもう店自体ないと聞いた。当時ちょっとしたラーメン激戦区で、そこはお客さんあまり入っていなかった。

    大学卒業後、2年勉強して司法試験を受けたけど手応えなど皆無で、何も見えない頃だった。そして3年目、何となく全体像が見えてきて今年こそはと気力の充実していた、そういう時期。週末に警備員のバイトをしてたので、グッタリ疲れた日曜夜、帰り道などに拠った。

    もう1つは実家の近所、春日家の「ラージャン麺」。今思い返してみるとラー油で激辛にしたネギ味噌だったように思う。

    小学生のとき、担任の先生に何度か連れて行ってもらった。何人かがその勇気を証明するため、このまっ赤な激辛麺を注文した。レンゲが白いやつじゃなく銀色のステンレスで、まっ赤なスープと相まって激辛感を強調していた。

    あるときケンカしたクラスメートとの手打ちの儀式が担任主宰で行われ、そのときも食べた。コーラで盃を交わした。

    大学を卒業する頃、突然思い出して食べに寄ったら当時の味のまんまで衝撃をうけたが、その後もう一度行ったときには、「今、やってないのよ」と言われた。代替わりしたらしい。

    味覚は、強烈に記憶を呼び起こす。オリジナルな店のオリジナルな味に、時間を越えて再会するのは不思議な気分であります。過去を思い出すわけだが、ああ忘れていたんだなと、実感する。

    しかしまあ、この2つのラーメンはもう食えない。
    すごく大事なことのように思います。食べられたり、食べられなかったりが。

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  • from: caminoさん

    2010年10月19日 14時52分56秒

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    職業に貴賎なし

    先週、鍋パーティーをやった席で、同僚2人が便秘トークで盛り上がっていた(そのあたり快適なので、全く共感できない)。

    で、まあ、かまわずパクパク食べてたら、話はその形状など、具体的な描写にまで展開していく。
    「まあまあ、まだ食べてる人がいますから…」
    とトークを諌めてくれた人がいて、優しい人だ、と思ったが、ぼく、あまり気にならない。バッチい話。

    看護師という職業の人と長く同居していると、そういうのには慣れるんですわ。ちょっと誇らしい。

    でね、そんなことがありましたとその同居人に報告するとだ。

    「あはは」と彼女は笑って言う。「だってさあ、お昼みんなで食べてるでしょ?で、カレー食べるじゃない?」彼女は続ける。「そういえば、タナカさん、全然出てないんだよねー、とかいう話になるもんねー。」つまり、「カレー食べてて思い出すんだよ。そういえばゆるかったーとか」。

    失礼。

    職業に貴賎なしとは申しますが、世の中には少なくとも、貴い職業というのはあるもんだなあと、痛感した次第でございます。

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  • from: caminoさん

    2010年10月17日 23時58分00秒

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    頭痛持ちの休日

    18:00

    頭痛持ちである。最近ヒドい。暑かったから日射病かと思ってたが、どうも違うようだ。週末は必ずどっちか一日痛い。今日も朝から痛い(ダラダラ長く書いてますのでお時間ある方だけお読みください)。

    今朝はレンタルDVD屋に「ゴットファーザー」を返しに行った。散歩代わりに歩いて行った。7:45くらいに出て、10時前には帰宅。片道45分の距離でこってり疲れた。

    朝ごはんタップリ食って、洗濯などしながらBSで中継してたMLBを見る。サンフランシスコ・ジャイアンツの若きエース、ティム・リンスカムの快投ぶりに胸がすく思いがする。まだあどけなさが残るこの26才を見ていると、今シーズン元気がなかった松坂が30才になっていることを思い出し、自分はさらに年を食っていることに驚く。このあたりまではまだ元気。

    11:30
    不意にバリバリバリバリ…と轟音が鳴り響く。窓の外を見やると、自衛隊なんだろうな、ヘリコが編隊組んで飛んでいく。結構な規模の演習。バリバリバリバリ…。キーンと戦闘機も飛んでった。ヘリコの動画を見たい方はぼくのタイムラインへどうぞ(@caminoa)。

    あー、なんか来たぞ。頭痛〜。
    やっぱり来たか、という感じ。予感はあった。
    せっかくの休日がだいなしじゃないか。
    コーヒーやチョコは良くないというが、身体が欲している気がするので摂取。しかし全然うまくない。そして治らない。
    バファリン飲むと悪化するという最近の傾向で事態は泥沼の様相。

    MLBなんぞ見ていられるか。
    しかしリンスカムの坊やはジャイアンツの#55ということもあり、以後も注目と心に留める。13:30くらいだったかな、ゲーム終了。

    昼寝しても治らない。
    困った。
    夕食は、久しぶりに外食の予定も、頭痛がヒドく、起きれない。店主曰く、アラフォーのおひとりさまおねーさんが結構集まるというカフェ。先週見っけてランチ行ったら、旨い。こういう店に出会うと、自分が自分で良かったと思うね(西浦和、のら)。来週は行く。

    で、寝疲れして起きて、新聞読んだり、ゴルゴ13読んだりなどしてみる。16:30。ゴルゴは日中の領海問題に焦点。なんと時機を捉えた刊行だろうね。2004年12月の書き下ろしだそうだが。尖閣は陽動で主戦場は沖ノ鳥島、というエピソード。面白い。あー、頭痛ひかない。

    そうそう、村上春樹借りてきたんだ。「辺境・近境」、旅行記なのかな。烏島(からすじま)という瀬戸内海の無人島のエピソードを読む。

    うーん、吐き気と食欲は必ずしも矛盾しない。夕食は水菜と豚肉のサッパリ鍋を馳走になりました。頭痛が治まったら後でうどんにして食べる。感謝感謝。

    並行してアシモフの短編集「ゴールド」も読み始める。
    賢いロボットの「キャル」が作家になりたいと言い出す。最初の作品に対して与えられたアドバイスは「文章中で自分自身をほめるのは習慣に反する」というルール。なるほど。気をつけよう。

    ふむ、だらだら文章書いてるとデトックス効果があるのか、ちょっと良くなってきたぞ。19:15。

    ん、今、幼なじみからメール。赤ちゃん産まれたって。19:35。おー、めでたいぜ。がんばろうという気になる。「私は幸せです」だとさ。一転テンション上がる。

    20:30

    頭痛はひいた。うどんをおいしく食べた。コーヒーをおいしく飲んだ。すばらしい。

    ああ、疲れた。23:45。

    心がポッキリ折れそうだったが、週末はこれにて大逆転で幕と致したく存じ候。
    おやすみなさい。
    明日からまたがんばります。

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  • from: caminoさん

    2010年10月14日 09時42分57秒

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    「アフターダーク」を読んで

    村上春樹がノーベル文学賞に選ばれるかが毎年話題になるが、この人の小説読んだことなかったので、毎年蚊帳の外。

    日本の小説は観念的、情緒的、内面的描写の比重が重く、反面ストーリー性に乏しいという印象があるので、あまり読んだことがないのです。宮本輝や宮部みゆきも、確か1冊くらいしか読んでいない。イマイチ刺さらなかった。

    しかし、食わず嫌いは時間とともに恥に変わるという思いに至り、チケットを買う感覚で、一冊図書館で借り出して読んでみました。たまたま在庫があった「アフターダーク」。

    「アフターダーク」は、人生の暗闇の話。生きてると、そこかしこに口を開けている暗い落とし穴の話だな。中途半端な大学生だった自分に重なる部分は多い。登場する大学生の男「高橋」が、ジャズミュージシャンの道に見切りをつけて、「本気で法律の勉強をして、司法試験を目指す」と言い出したのにはびっくりした。そういうのわかる。

    まあ、悩む時期なんだろうな。
    なかなかうまくいかないもどかしさもあった。いや、まだあるし。
    映画や本もたくさん摂取する。

    例えばサリンジャーを読んだなら、ドストエフスキーに取り組むべきと思うし、そしたらオースターが気になるはずだ。しかしトルストイや、ましてや聖書なんかにかかずらわってる時間と能力は普通ないし、いきなりニューヨークに移住するわけにも、普通はいかない。

    タランティーノのセリフ回しが気に入ったら、エルモア・レナードを読むべきと思うが、原文にあたるまでは、ちょっとできない。

    ウィル・スミスが良いと思えば、まずアシモフ読んで、ハインラインも読んで、しかしクラークには挫折してもしょうがない。

    そういう名作巡りと、素晴らしい翻訳者巡りをしつつガンガン年を重ねて、気づくと青いことも言ってられない状況になる。で、ぼくも法律でも勉強するか、となった。

    そうやって悩む時期を通り(抜けて?)今に至るが、村上春樹は読みませんでした。だからっていうのもスジ違いかもしれないが、例えば作中の「高橋」が村上春樹の小説にハマるかというと、ちょっと疑問、というのが今のところの正直な感想。オサレ過ぎる。ちと軽い。

    でもまあ、さらっと読めてしまうし、世界中で翻訳されてるわけだから、ほかのも読んでみようか。チケットを買っておく。

    みなさんは読みました?
    暗闇の中「高橋」には光が見えた。それは「マリ」との約束です。約束があると生きていける。たとえかたっぱしから反故にしたとしても。

    だからさあ、感想書いてアップして下さいよ〜。
    参加者大歓迎です。読書会みたいな感じ?憧れません?
    チケットは安い。

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  • from: caminoさん

    2010年10月11日 21時29分46秒

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    ワンセット

    夜勤明けの看護師が語る昨夜の勤務の話、というと、凄みが効きすぎるか。今朝聞いた話。

    彼女の勤務先は内科の病棟で、入院患者は病気というよりは、介護が必要なのに諸事情あって他に行き場が無いという人だったりするんですって。高齢で、痴呆というのか、意識とかの状態もあやしい。その病院で最期を迎えるという人も多い。

    夜勤は夜中の3時にオムツを替えて回る。で、まあ、特に起こしたりもせず、全員機械的に取り替える。

    「昨日、取り替えに行ったらね、亡くなってたの。あ、息してないって…」

    そういう職場なんすね。別に慌てたりはしない。医者と家族に連絡して、「一応シンマ(心臓マッサージ)はしたけど、完全に止まってたからね。1時間前は普通だった。」という。

    「不思議なことに…」彼女は続けた。「ひとり亡くなると、2人3人て続けて亡くなるんだよね。」職業的に無感動な口調で言う。「3人、ワンセット」。

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  • from: caminoさん

    2010年10月10日 22時33分14秒

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    If you want it

    秋晴れの気持ち良い天気でした。
    荒川の土手沿いをジョギングすると正午、南中の空は高く青く、地球の丸さが感じられるようでした。
    雲の流れが早いようです、上空は風が強いのだろうか。
    空気が温かい。だんだんと乾燥してくる気配。

    走りながら聞いていたレニー・クラビッツによると

    "If you want it
    You can change your world today
    If you want it
    Just break free and walk away"

    と、いうことです。
    もし、我々が望めば。

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  • from: caminoさん

    2010年10月07日 22時50分21秒

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    船頭多くして、この舟で山に登ろう

    「1人の力なんかタカが知れてるから…」と、シラっと前置きするのが最近快感である。自身過剰で通した青春時代など棚上げした上でね。開放感もあるし、あきらめでもあるかもしれないね。もう世界中の悩みを1人で背負って(いる気になっては)はいない。

    肩肘張って生きるしかないのはわかる。
    通勤快速で無我の境地に至る必要はないよ。

    だけどもね、SFC出て研究者になって独創的なプログラム組んだり、東大在学中に司法試験に合格して100坪のオフィス構えたり、高校在学中に少年ジャンプに連載持ってたりするわけじゃないからさ。

    だからさ、ぶっ倒れるくらいなら、みんなで分担しようよ。いろいろ足りない今をスタートにしてさ、そうだな、3年後、この舟で山でも登ってやりましょうよ。おれたちは不細工にぶつかり合うかも知れないけど、みんなでいることが1番大事なんだよ。

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  • from: caminoさん

    2010年10月07日 09時23分55秒

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    ルイス・ガラの錆びついた脳ミソ

    「ジャッキー・ブラウン」は面白い映画で、原作はエルモア・レナードという犯罪小説の名手である。

    登場するルイス・ガラの人物像は、特にリアリティを持って描かれている。40台半ば。強盗の前科持ちで刑務所帰り。武器ディーラーに見込まれ、パートナーとして働く。しかしどうも調子が出ない。マヌケな行動を繰り返す。

    刑務所って入ったことないけど、脳ミソ、錆びつきそうだ。
    確かに生存のために気を張って過ごすんだろうけど、そこにある危機はおそらく単純明白で、取るべき手段は限定されている。あとはさ、タフな世界の単純な論理。やるべきことをやるだけだ。

    ルイス当人はシャバが緩いせいで、緊張感が保てないと感じているが、違う。世間は複雑でルイスには目の前にある危機が認識出来ない。取るべき手段が限定されていないので、「やるべきこと」を選ぶことができない。彼の脳ミソはすでに刑務所仕様にチューンされていて、ゆえに塀の外では役に立たない。

    刑務所って入ったことないけど、ぼくは、司法試験の受験を長く続けていて、同じように脳ミソが錆びつくんじゃねーか、という感覚に怯えることがある。

    試験はけっこう過酷だけど、受験生に対する要求はかなり単純明白と言っていい。取りうる選択肢も極めて限定されている。そう、あとは、やるべきことをやるだけ。

    困るのは、試験では、チューンされた脳ミソがある程度要求されるということ。少なくともぼくはその過程を踏む必要があった。問題は、そこを通り抜けられたか、なんだな。チューンした脳ミソが、試験以外の局面で、あるいは専門分野以外の局面で、どの程度役に立つのか、だ。繊細にチューンし過ぎた脳ミソが世間に通用するわけないじゃん。何より自分が目標としていた法律家というのとは、随分と違う。

    他の人がどうか知らないし、そうならないように注意してるが、そういうことがなにより恐ろしい。

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  • from: caminoさん

    2010年10月04日 14時52分32秒

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    理屈じゃない?

    バイト先の女性が退職するからというので、最後にゴハンでも、というお誘いを受ける。30代半ばのバイタリティ溢れる人で、足かけ数年にわたり、ぼくを襲おうとしている肉食女性(失礼)。まだ無事。

    彼女はSATC的な人と言ったらいいか、ちょっとズレてる気もするが、イケてる感じにしていたい人で、ぼくはどっちかと言うとモッサリしていたい方なんで、苦手なんすよ。ちょっとトラブルになったこともあり、会社の先輩に迷惑かけた過去もある。

    そもそも「男と女のお食事」みたいなの結構苦手で、何とかはぐらかして切り抜けようと思ってたんですが、最後の日の朝、メールで「ちょっと話せませんか」みたいに言われるに及んで、とうとう逃げ切れなくなった。

    でね、変に気を持たせるのは良くないよ、とかも思うけど、ちょっと経験にもなるかなあと興味を奮い起こして、行きました。新しいスタートに向けてめでたくご退職されることですし。

    お話しするといつもそうなんですけど、その女性、世故に長けた体(てい)でいろいろ話を引き出そうとしてくれて。そしたら、こちらも変にためらうのは、自分にも相手にも良くないと思うから一生懸命に話すわけです。独自の見解なんかも交えて話す。腕の見せどころ、くらいの意気込みで。

    しかしなあ、「話が合わない」って言うけど、あれはさ、話し手の力量の問題だと思うんだな。終始、ポカーンとしておられたなあ。反省。

    だから言ったじゃないですか、ぼかあ、あなたが思ってるような男じゃないんですて!

    そう言うと
    「理屈じゃないんですよね」
    と、おっしゃる。

    翌日先輩に報告すると
    「下心が伴わないならしょうがないよ」
    ですて。

    何だかなあ。

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