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  • from: caminoさん

    2010年11月30日 09時49分27秒

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    ひとりは光を見、ひとりは闇を見た

    人生はそもそも闇である(「ねじまき」より)、と考えて生きているときってあります。
    仕事をしてる時間は人生の空白だ、と考えることにも理由がある。別にこういうのが悲しいというわけではなくて、「山の上から見る星空よりも、貧民街からみる星空のほうが美しい」(サミング・アップより)ということもある。そういう生活は言うまでもないがステキだ。

    もっとも、モームも指摘するように、「快楽は快楽」で、光は光。空白は退屈で、膨大な時間の浪費は精神衛生上危険。

    だから、文系として極まるとは?という悩みがあって、たくさん読み、たくさん書きたいと思ってるわけです。別に作家になるとかじゃないっすよ。一応弁護士になるつもりだし。

    で、今日はぼくが今まで読んだなかで、もっとも衝撃を受けた文章をご紹介します。エコノミストの伊藤洋一さんの今年5月のブログ記事です。書き物が極まった1つのかたちと言えるのではないか。

    http://arfaetha.jp/ycaster/diary/post_1021.html

    不思議です。
    文体の巧拙とか、何度も噛みしめたくなる格言とかではないんです。ぜひご一読を。

    その他もろもろ記事の感想など、メールなんかでも大歓迎です。読んでいただけるだけでありがたい。

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  • from: caminoさん

    2010年11月27日 16時29分01秒

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    ねじまき鳥クロニクル1を読んで

    11:05
    コーヒー 飲みながらブログ書きを始める。
    ねじまき鳥クロニクルを読んでいます。まだ第1部。

    「アフター・ダーク」では司法試験を目指す決意をした学生が出てきたが、「ねじまき」ではなんと法律事務所の元事務員が登場。またか。

    思えば法律家(や、その周辺の人物)というのは、題材に取りやすいのかもしれない。いい歳してカネになるかも分からない些末な議論に執着したり、自分の立ち位置を、好んで少数意見に見出したり。考えて立ち止まるのを厭わない。司法浪人は基本Mという言い伝えもあるくらいでして。そうすると、落とし穴に落とすにもってこいの人種。身につまされる思いだ。

    もっとも、想定されていると思える法律家像、特にその言い回しには、割と違和感がある。

    法律家のイメージというとどうだろう。

    いや、この人はそこまでの印象があるわけじゃないが、法律家をモデルに論理的思考の人格に描こうとしているように読める。で、それが失敗してるんじゃないかという…。

    「あるいは〜かもしれないが」という表現が多いのが、象徴的。それらが一見、分析的で論理的な思考の表現を意図しているように読めるんです…。しかし全体として、なんか曖昧な印象が残る。可能性を検討・分析したうえでの「あるいは」ではなく、常に逃げ道を残すような「あるいは」なんです。根拠のない推測をいちいち思い浮かべたり、そんな遠回りな思考しないと思うけどなあ。イチイチあるいは〜と言い出したら、キリがない。

    法律家の仕事は事実を明らかにし法を適用すること。外向きに曖昧な言い回しをあえて使うことはあっても、その思考は事実に対して分析的で過不足のないものである必要があります。これは法学の核心といえる。

    しかし過不足なくというのは難しい。視点にも依存するし。

    例えば、司法試験の論述では、過不足なく問いに答えるというのが、最もシビアな要求。事実に食らいつく。不足も当然減点されますが、過分は採点者の「逆鱗に触れる」という恐怖が加わる。まあどちらのミスも不合格となるので、気持ちの問題ですけど。はは。こういうのは体に染みつく。曖昧な思考では何も書けない。

    「ものを書く人間に見出される曖昧さには2種類ある。1つは怠慢によるものであって、もう1つは我儘による」(サミング・アップ、サマセット・モーム)

    モームは小説などを念頭においているが、答案にもあてはまる。手紙やブログにはあてはまらない。自由に書けばいい。モームも今週から読んでまして、ちょうど問題意識を文章化したものにぶつかったので。偶然です。こうなるとセレンディピティも近いかもしれない。ちなみにモームは、自身は違うが、法律家の家系らしい。

    アフター・ダークを読んで、「辺境・近境」は挫折して、「ねじまき」は3作目です(本当はノルウェイが読みたい)。2部、3部と読んで次は内容に踏み込んで書きたい。
    いつも読んで下さってありがとうございます。

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  • from: caminoさん

    2010年11月20日 21時52分25秒

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    ダンサーに美を考える

    16日18:35

    京浜東北線内
    小説を読みながら帰宅中。

    「ただ一つ、僕にもはっきりわかったことは、人は、あまりにも軽々しく美について語る、しかも、言葉に対して無感覚であるために、美という言葉をいたずらに乱用し、その結果、かえって言葉は力を失ってしまう。…」

    最後尾の車両後部、ぼくは運転席の壁に寄りかかっている。東京駅。乗客が入れ替わる。閉まる扉のアナウンスが始まる。最後の乗客がドアをすり抜けるように乗車。

    若い女性。黒いキャリーバックに薄いベージュのショルダーバックを乗せている。20代後半くらい。

    ぼくの隣り、半歩分ほど空いたスペースに体を入れようとする。半歩左に避ける。彼女は壁に寄り掛かりたかったようだ。ぼくの右側。彼女はケータイを取り出す。

    ぼくは読書に戻る。

    「…おかげで、それが表わす実体もまた、凡百のくだらない事物とその名を分かち合うことになり、空しく威厳を失ってしまうことである。」

    メイクのにおいが漂っている。
    気になる。白粉のにおい?
    隣りの女性を凝視するわけにもいかない。視野の端に捉えつつ、その姿を思い浮かべる。

    黒髪をひっつめ、赤いチーク、目の周りは青。ゴールドの大きなイアリング。においは舞台メイクか。とすると、大きなキャリーバックには衣装だろうか。やっぱり、ダンサーに違いない。
    ぐったり随分疲れているようだ。

    昔っから、世界でもっとも美しい人はダンサーであるはずだと信じていて、例えば現在のそれは、カイリー・ミノーグである。

    ダンサーはケータイをいじっている。

    本文:今日はご多忙の中、有難うございました。私はこの仕事でなんとか結果を出すしかないと思っています。

    「たとえば人は、犬を、衣装を、説教を美しいと呼ぶが、さてかんじんの真の『美』というものに直面したときには、かわいそうに、それがわからないのだ。」(月と6ペンス)

    あ、メール打ちながらコクリコクリ。
    ケータイ落としそうだ…。

    18:55赤羽で乗り換え。
    さよなら。応援してます。

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  • from: caminoさん

    2010年11月15日 15時02分26秒

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    独房王

    14:20

    先週、没後30周年でスティーブ・マックイーン特集やってました。bshiで。今回観た5本のうち大脱走は見たことあったが、あとの4本は初めて。しかしもう毎晩のように脱走してたよ。5本中4本で、です。

    「大脱走」での異名、独房王(The Cooler King)は、その後の生活を暗示してるみたいだ。50とかで若くして死んじゃって、終生逃げまくったんでしょうね。見事。BBCでは文字って「King of cool」と紹介していた。

    まあ、詰まるところ逃げ切るのは難しい。失敗するから懲罰で独房ということになるわけで。

    アフターダークでは「コオロギ」という姐さんが逃げていた。ぼくだって思いっきり逃げたことあります。ぼくはふた月もすると捕まった。過去の自分に追いつかれたというかな。始めからやり直すことになるんです。

    しかし、何度失敗しても矯正されないから独房の王。ふむ。

    考えてみれば、ツールドフランスとか自転車レースなんかでは「大逃げ」決めるとヒーロー。これは逃げるっていうか、攻めるっていうかさ。まあ、そのへん違いは曖昧なんだよ。

    どうかね。先行逃げ切りの大博打。恐ろしい。走り出したら止まれない。決まれば最高にクール。

    エニイ・ギブン・サンデイっていうでしょ。ライフ・ゴーズ・オンていうかさ。いずれにしろ「へえ」とか「まあ良し」とか思って次に進むしかないわけでさ。

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  • from: caminoさん

    2010年11月12日 14時32分27秒

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    ダイバーシティ

    13:57
    休憩時間あと45分。

    法律やってると高尚な概念を振り回すような男になりかねず注意が必要だが、自分もまた同じであります。

    自由、平等、正義。
    まこと胡散臭い。

    しかし自分の時間を何に使うかということを、一応時間を使って考えるタイプの男です。一応信じている。そういうものの実現を。最近までは自由より平等が好きだしなあとか、自分に似合うのは正義だろう、なんて考えていた。

    今は「多様性(Diversity)」に首ったけ。
    まだ法律用語にはなってないかなあ。
    生物多様性条約うんぬんはドロドロした交渉でボンヤリしてるけど。

    それは多分、いろんな人がいて良いということで、君は君のままで良いということで、だってそもそもゴールの先もまたレースは続くじゃないかという、そういうことなんだと思う。

    14:35 どうでもいい話なんすけど。

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  • from: caminoさん

    2010年11月11日 09時54分04秒

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    納得は誇りッ!

    11月11日 9:28

    出勤まであと25分。
    下のスタバでお茶、いちばん自由な時間。

    おとといの新聞読んでいて、おっと思ったこと。
    法人税減税の財源どうするの?という話です。
    政府税制PTが、新たに課税を決めるなら法律には「理由」書けよと言った、というもの。当たり前のようでそうでもない。

    以前、日米露でそれぞれ新しい課税源をめぐる議論がおこって、それが同時期に記事になった。ここでもちょっと書いた。

    日本ではタバコ、ロシアではウォッカ、米では、なんとマリファナ(加州)への課税、増税を検討していた。

    取りやすいところから取るのは仕方ないとして、「理由」でブレるんじゃないよと思った。

    前首相は当初財源不足と言っていたが、途中から急に国民の健康がどうのと言い出した(前日の天声人語を読んだためと信じて疑わない)。
    つうか、「ちゃんと理由を言ってくれれば払いますよ」という人は結構多かったと思う。

    学生の頃、西洋哲学という講義があって単位が緩いので人気だったが、その先生が第一回目の講義で言ってた言葉が印象に残っている。

    「人間は説明せずには生きられない動物」

    説明や理由は人権のはじまりである。Steel Ball Run風に言うなら、「納得は必要だ。納得は誇りなんだッ!」というやつ。

    だからちゃんと理由を聞こうじゃないか。

    9:55
    25:30 ちょこちょこ修正してます

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  • from: caminoさん

    2010年11月01日 02時03分48秒

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    「Re:Re:「アフターダーク」を読んで」
    回し手がイマイチな長縄跳びに飛び込んでくれてありがとう。友に感謝しない日はありません。ホントに。

    YouTubeで英語訳をちらりと見て、ああ英語のが違和感ないのかもなと思いました。ムラカミワールド。

    ぼくには妹がふたりいますが、「ぴたっとした感じ」という記憶というと、ひとりとは一度くらいはあるのかな、と思います。なかなかに難しい。家族の問題は。

    アル・パチーノがセント・オブ・ウーマンで「I'm in a dark」と悲嘆にくれるシーンがあるけど、そういうとき、絶望に片足突っ込んでるようなとき、メールなり、電話なりできる人がいると救われる。あるいは記憶を燃料にし、約束を道標にすれば進むことができるかもしれない。まあ、こういうのは運かもしれない。

    これでも絶望しそうになったこともあるし、救われたこともある。だから、もし必要なら電話(tweet)してくれ。(フォローも歓迎。全然増えない。@caminoa)

    ノルウェイの森も読んでみるつもりです。
    縄は回し続けますよ!


    > 読書会、素敵なアイディアですね。
    > caminoさんの読み、読書遍歴もふくめ、興味深く読ませていただきました。
    >
    > 参加しようとするんだけど、長縄跳びみたい、
    > タイミングがつかめませんで...
    > 今さらかもしれませんが、飛び込んでみます。
    >
    >
    > 村上春樹、何作か読んではいるけど、さほど残ってなかった。
    > 『アフターダーク』、
    > 夜。それぞれの闇、交差。そして夜明け。
    > そんな漠然としたイメージ。
    > 「高橋」と「約束」...印象になかったなぁと思いつつ、再読。
    >
    > 夜の街の描写が、好きだな
    > (これって翻訳ではどうなるんだろう?デニーズに訳注ついたりするのかな。
    > 感覚的にすっと入れるのは、同時代に原文で読める特権だと思う)
    >
    > わたしは、マリとエリとの姉妹の関係をとりあげたい。
    > コオロギの言葉、
    > 人間は記憶を燃料に生きていく
    > 「お姉さんとほんとに親しい、ぴたっとした感じを持てた瞬間を思い出しなさい」
    > マリはその瞬間を思い出した。
    > 長かった夜のあとの朝の風景と重なって、ラストは希望が感じられた。
    >
    > ついつい気になって『ノルウェイの森』も再読。
    > あれあれ、こんなだったっけ?
    >
    > 今回、2作品を読んで感じたのは、
    > 喪失感、痛み、闇、わたしたちがどうしようもなく孤独な存在であることと、
    > 他者とのこころの通い合いや繋がり、希望と再生。
    > 思いのほか、じんわりおなかにきいた。
    >
    > 独特の言い回し、登場人物の語り口、
    > 登場するちょっとしたモノ、音楽、他の作品、
    > ムラカミワールド。
    > 読者を引き込み、どんどん読ませる力。
    > オサレ過ぎる。ちと軽い。そのへんが人気の理由でもあるのではないかと。
    >
    > 村上春樹からサリンジャーやフィッツジェラルド、
    > 『おおきな木』も読んでみよう、みたいな展開になるのも、
    > いいことじゃないかと思うんです。
    >
    >
    > 同じ本を読んでも、ひとそれぞれ感じることが違う。
    > 自分自身ですら、いつ読むか、どう読むか、で、感じ方が違う。
    > 本を読むのって、ほんとうにおもしろい。
    >
    > 今日はこの雨、本を読むのにもってこいの日。

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