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  • from: caminoさん

    2010年10月07日 09時23分55秒

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    ルイス・ガラの錆びついた脳ミソ

    「ジャッキー・ブラウン」は面白い映画で、原作はエルモア・レナードという犯罪小説の名手である。

    登場するルイス・ガラの人物像は、特にリアリティを持って描かれている。40台半ば。強盗の前科持ちで刑務所帰り。武器ディーラーに見込まれ、パートナーとして働く。しかしどうも調子が出ない。マヌケな行動を繰り返す。

    刑務所って入ったことないけど、脳ミソ、錆びつきそうだ。
    確かに生存のために気を張って過ごすんだろうけど、そこにある危機はおそらく単純明白で、取るべき手段は限定されている。あとはさ、タフな世界の単純な論理。やるべきことをやるだけだ。

    ルイス当人はシャバが緩いせいで、緊張感が保てないと感じているが、違う。世間は複雑でルイスには目の前にある危機が認識出来ない。取るべき手段が限定されていないので、「やるべきこと」を選ぶことができない。彼の脳ミソはすでに刑務所仕様にチューンされていて、ゆえに塀の外では役に立たない。

    刑務所って入ったことないけど、ぼくは、司法試験の受験を長く続けていて、同じように脳ミソが錆びつくんじゃねーか、という感覚に怯えることがある。

    試験はけっこう過酷だけど、受験生に対する要求はかなり単純明白と言っていい。取りうる選択肢も極めて限定されている。そう、あとは、やるべきことをやるだけ。

    困るのは、試験では、チューンされた脳ミソがある程度要求されるということ。少なくともぼくはその過程を踏む必要があった。問題は、そこを通り抜けられたか、なんだな。チューンした脳ミソが、試験以外の局面で、あるいは専門分野以外の局面で、どの程度役に立つのか、だ。繊細にチューンし過ぎた脳ミソが世間に通用するわけないじゃん。何より自分が目標としていた法律家というのとは、随分と違う。

    他の人がどうか知らないし、そうならないように注意してるが、そういうことがなにより恐ろしい。

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