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  • from: consolationsさん

    2009年08月16日 02時05分15秒

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    ブルックナー交響曲第8番 … 人がいいのか 改訂に次ぐ改訂

    今回は、ブルックナーの創作と改訂作業、しいては、版の問題について重点をおいて書きます。

    ーー
    - なお記載はライナーノーツの資料を参考にしています。

    普通ライナーノーツは、結構おざなりですが、このCDに添付されていたものは、説明が非常に解り易安く、内容も、中身があり、丁寧なつくりだったため、参考にしました。

    ーー

    ブルックナーは、交響曲第8番を1884年に着手し、1887年に完成させました。3年かかったわけです。
     この間、前作の第7番交響曲が、アルトゥール・ニキシュらに取り上げられ、つまり評判が良かった状況だったので、第8番も自信を持って創作していたと伝えられています。

     そして完成したところで、指揮者ヘルマン・レヴィに示したところ、その人は、演奏困難と告げるのです。自信満々だっただけに、がっかりすると同時に、このブルックナーは、人がいいのか、これで突き進むという頑固なタイプでなく、自作を改訂するのです。これがブルックナーの「第2稿」です。

     改訂だけなら、本人の考えなので良いのですが、問題は、ヨーゼフ・シュルクという人が、手を加えた版が、出回るのです。

    1939年、ブルックナー協会の会長、ロベルト・ハースがブルックナーによる第2稿に基づきながら、部分的に第1稿の内容も取り入れた①「ハース版」を発表します。
     その後、ノーバァクが1955年に初演時の第2稿から、他人の手が入っている部分をなくし、第2稿のもとの姿といえる、②「ノーバァク版」を出版し、
    今日2つの楽譜が使用されています。

    ――
    全体的に良いのはもちろんですが、この曲の聴きどころは
    第2楽章です。作曲者自身が「ドイツの野人」と呼びました。めずらしく、有機的オルガンの響きでなく、むき出しで、メロディが出てきます。

    第3楽章は、一転美しい曲調になります。この楽章は、確かに美しいです。

    第4楽章は (表現が陳腐ですが)かっこいい音楽です。
    ――
    ブーレーズ指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 
     ブーレーズの楽譜の読み込みが深く、それでは、多少、角が立ちますが、ウィーンフィルが、まろやかに包み込んでいる印象の演奏です。 ①ハース版使用
    ――
    私自身、ブルックナーは、マーラーほど聴き込んでいなくて、コメントは、すいすいとは出てきません。マーラーのコメントでは、一通りさっと書くと、長すぎるので、削るほどでしたが、さすがに、ブルックナーは、まだ自分の中で、ある程度のレベルまで、理解していないと思われ、
    純粋に聴く分には、いいなあで、完結していましたが、いざ文字に起こすには苦労しました。

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