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  • from: consolationsさん

    2012年03月30日 21時42分11秒

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    波乱万丈の一日編 マルティヌー 「胡蝶と極楽鳥」 ピアノ曲 


    今日はいろいろなことがありました。

    ①今日は、午後から、
     【ISO27001(情報マネジメントシステム)】
    簡単にいうと社員証を無くさないようにとか、コンピューターウイルスの防御とかのきまり事 のセミナーに大阪 中之島に上司とともに参加しました。

     経済産業省の方の挨拶から始まり、ISO27001の規格項番の説明・具体的なウイルス対策など4時間ほど聴講してきました。
     
     ウイルス対策の説明は示唆に富んでおり、説明もわかりやすく勉強になりました。

    ② 帰りがけに、梅田に向かっていると福沢諭吉の生誕の地の石碑があり、身近な史跡に驚きました。
     昔、「福翁自伝」を愛読していましたので、少し感動しました。
    あの大学に行きたかったなあ…なんて
    (写真を参照ください)



    ③堂島にある昔のワルツ堂、今の新星堂に立ち寄り、「マルティヌーのピアノ曲集」と 洋楽:マドンナの新譜を買いました。

     クラシック音楽のほかのジャンルには興味があまりありませんが、マドンナだけは、新譜が出るたびに聴いています。
    歌声・発声が美しく、メロディがしぶく、心地よく私には響きます。
    実は大のマドンナ ファンです。

    ④マルティヌーのピアノ曲を聴くのは初めてです。 
    マルティヌーは、
    1923年 まで、チェコ。
    1941年 までパリ住まい。
    1953年 までアメリカ。
    1959年 亡くなるまでスイスと、あちこちにいた作曲家です。

    そもそもマルティヌーは、ヴァイオリニストを夢見ていました。ピアノも達者であったようです。

    マルティヌーのピアノ作曲は「ドゥムカ」から始まり、69年間の生涯にわたり90余りのピアノ曲を作曲しました。

    マルティヌー生誕の地は東ボヘミアです。
    (スメタナの故郷から20キロの距離です)

    その東に、コズロフという村があり、画家「シュワビンスキー」が別荘を持っていました。

    このシュワビンスキーの別荘は、多くの芸術家が集う場所になっていました。

    1920年にマルティヌーもその仲間に入り、そこにあった シュワビンスキーが集めた珍しい蝶や鳥の標本に魅せられたのです。

    この時の感想・印象をもとに作曲されたのが【胡蝶と極楽鳥】です。

    3曲からなり

    1.花の中の蝶
      美しい ちょうちょの羽ばたきをイメージさせる軽やかな舞のような音楽です。

    2.胡蝶と極楽鳥
     フランス印象派のような音楽です。

    3.海辺の極楽鳥
     静かなパッセージで始まりますが徐々に勢いを増し、
    「ffff」まで強く奏でられます。


    はっきりいって、とても聴きやすく美しい曲集です。

    (最近、作曲家 リゲティの曲を買い聴きましたが、けたたましく意味不明な曲であったこととは、大違いです。)


    ⑤スマートフォンのタッチペンを亡くして、がっかり…
     今の時代スマートフォンぐらい持ってなければいけないと思い買ったは良いけど、メールを指で打てず、仕方なく「タッチペン」で使っていました。

     その3センチほどのペンがないことに気づき、セミナー会場と新星堂に電話までしましたが、ありませんでした。あれはあれで、お気に入りというか、あれがないと、私はスマートフォンが使えません。

    私は、スマートでは、なくなってしまったのです。


    ⑥意気消沈し、トボトボ歩く中、目にした宝くじ売り場 編
    ため息の出る中、[スクラッチ宝くじ発売中] の昇り旗がはためいていました。
    普段ギャンブルはあまりしませんが、悪い時があった後は、良いことで、プラス マイナス ゼロのはずと、自然と足は売り場へ。

    スクラッチくじ10枚購入しました。


     帰宅して、「どうせこんなもの」との思いで…と硬貨で削っていきます。ハズレ ハズレ・・・・・ハズレ 残り後一枚、

    当たり」の文字がでました。

    それも1万円 !!!

     これで明日、再度タッチペンを購入する資金が出来ました。

    宝くじって、当たらないモノと決め込んでいましたが、当たるときもあるのですね、驚きです。


    ⑦ブログ村のブログランキングサイトで第3位となるなど、
    オリンピックでいうなら、銅メダルですよ。

     http://classic.blogmura.com/listening/
    どうか、一度、訪問してみてください。私の勇士・健闘ぶりを見てください。


    「福沢諭吉の石碑に出会って、福沢諭吉の一万円が当たる」
    ちょっと人生運気が上向きかもしれません。

     でも、今から、痔の座薬をいれます。情けないです。

    おごらず謙虚に生きます。

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  • from: consolationsさん

    2012年03月30日 05時30分27秒

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    ハイドン ピアノ・ソナタ リヒテルの演奏 紡ぎだす美音

     リヒテルは、しっかりと音の明暗・輪郭を際立たせ、激しい抑揚と聴き手を音楽に引きずり込むタイプのピアニストです。

     リスト・ラフマニノフ・プロコフィエフのピアノソナタでは遺憾なくその魅力が発揮されています。

     一方、1980年代にはいてからは、それまでの剛腕ぶりに少し変化がおき、バッハの平均律クラヴィーア全集では、しなやかに、抒情性たっぷりに淡々と弾いているのが印象的です。

     モーツアルトのピアノソナタやハイドンのピアノソナタもそのころからレパートリーに取り組みだしました。

     ハイドンは鍵盤音楽があまり上手ではなかったようで、
    ハイドンが活躍した時代はチェンバロからフォルテピアノに移行する過度期で、現代ピアノのように華麗な機能を発揮するようには書かれていません。
     純粋な音の響き、構成の巧みさを求めてのソナタ作曲でした。

    リヒテルのハイドンを聴くと、音の響きは純粋で、古典性を意識した演奏となっています。

    http://www.youtube.com/watch?v=xaQ6v6kLJR4
    リヒテルによる第59番ピアノソナタです

     ハイドンのピアノソナタといえばあまり聞かれはしませんが、こうして聴くと、いかにも古典らしさのしっかりとした構成の上に美しい旋律が響き渡ります。


    リヒテルはプロコフィエフの束の間の幻影をピースとして演奏会でも取り上げていますが、「全曲版を残してくれていたらなあ」と思います。

    近況ーーー
    昨日病院に行き診察を受けたところ、「痔」でした。それも3か所も
    激痛はありませんが、違和感があり、注入くすりで治ってほしいものです。

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  • from: consolationsさん

    2012年03月29日 07時22分18秒

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    バーンスタイン 【キャンディード序曲】 元気溌剌

    「キャンディード序曲」は、
    18世紀のフランス文学者ヴォルテールの小説に基づき、女流劇作家リリアン・ヘルマンが書いた台本に作曲されたミュージカルです。

     元気あふれる、華麗な音楽は指揮者バーンスタインの作曲家としての一面が前面にでた作品で、

     とにかく明るく、気力の湧いてくる音楽です。
    http://www.youtube.com/watch?v=422-yb8TXj8
    バーンスタインの自作自演でどうぞ


    近況ーーー
    今日は朝から、尻にできものが出来たので、病院に行きます。
    患部が患部だけに行くのが嫌です。
    痛い治療でなければいいのに…

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  • from: consolationsさん

    2012年03月28日 22時42分24秒

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    ショパン 【24のプレリュード】 シューマンの賛辞

     ショパンの24の調性からなる前奏曲については、バッハの「平均律クラヴィーア曲集Ⅰ巻・Ⅱ巻」の48曲の前奏曲から大きな影響をうけているといえます。

     彼の伝記を読むと、いつも「平均律クラヴィーア曲集」を暗譜で弾いていたそうで、弟子にも薦めていたようです。

     バッハは鍵盤に音が並んでいる順序で作曲しました。
    (ハ長調、ハ短調、嬰ハ長調、嬰ハ短調…)

    一方、ショパンは5度圏を関係長調と関係短調を追いながら作っています。
    (ハ長調からイ短調 ト長調からホ短調…)

     第1番 ハ長調から始まり、2曲目は、同譜表上の短調である イ短調、
    第3曲目はハ長調の5度上のト長調、第4曲目は、同様に、ホ短調と、奇数曲が長調で、5度循環で変わる形を採用しています。この循環方式を用いたのは、24曲集を、まとまりある作品としようとしたからです。

    同時代の作曲家、ロベルト・シューマンは、当初、ショパンを単なる作曲家としてみていました。
    前奏曲も「壮大で、エチュード風な曲だと思っていた」と言っています。

    しかし、その独創的な作品を聴いて、、
    「二人といない誇り高い詩人」であると、しいては【ピアノの詩人】であると認めたのです。

    【24曲のプレリュード】は、変幻自在な24曲でありながらも、まとまった一つの作品としてとらえることもでき、

     心の喜び、悲しみ、孤独感、あせりといった感情を、音として結晶化させた・・・

    ショパンは、まさに詩人であったと思います。

    特に雨だれは、マジョルカ島での廃墟での僧院暮らしの孤独感がにじみ出ていると思います。

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  • from: consolationsさん

    2012年03月28日 21時24分31秒

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    リスト ハンガリー狂詩曲第2番 ゆるやかさ と 情熱と

    リストはハンガリー出身ですが10歳の時に一家でウィーンに移住しました。6歳でピアノを習い始めた幼少のころから、ハンガリーのジプシー音楽になじんでいたのです。

    ピアニストとして欧州中をめぐる中、ハンガリーでも演奏会を開催する中で、ジプシー音楽への愛着がわき起こり、ジプシーのメロディを集め全19曲からなるピアノ曲集「ハンガリー狂詩曲」を作曲します。

     ジプシーダンスの「チャールダッシュ」で書かれていて、
    穏やかな展開部「ラッシュー」とパッセージの速い熱のこもった「フリスカ」の二部構成となっています。

    http://www.youtube.com/watch?v=02YpEen_m1k
    辻井伸行さんのピアノで聴いてみましょう。


     19曲のピアノ曲のうち6曲が、弟子のドップラーにより管弦楽に編曲されました。

     このメロディは、切なく、なおかつ、情熱的でリストがハンガリー音楽の原点に立ち返った様子を沸騰とさせます。

     しかしリストは、「愛の夢」のような旋律を作るかと思えば、後の僧籍に入ったころの作品では、一音一音に意味を持たせる曲へと変貌を遂げるなど不思議な作曲家であったと思います。

    19世紀後半から20世紀前半にかけての作曲家であり演奏家であった時代の一人です。
    ラフマニノフ、プロコフィエフがそれにあたりますね。

     今は、作曲家は作曲家。演奏家は演奏家です。

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  • from: consolationsさん

    2012年03月28日 18時56分14秒

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    ブラームス ヴィオラ・ソナタ第1番 深井硯章氏の演奏を聴く

    ちょっと話はややこしいですが…

    ブラームスは1894年、61歳の時に、2曲のクラリネット・ソナタを作曲しました。

    まず、クラリネット・ソナタが作られ、ブラームス自身により、ヴィオラのために編曲されたのです。

     クラリネットにブラームスが惹かれたのは、ミュールフェルトというクラリネット奏者に出会った(この時ブラームス57歳)ことで、

     楽器表現の幅の豊かさに驚嘆したからです。ミュールフェルトのために2曲のクラリネット・ソナタを作曲したのです。

     そしてクラリネット・ソナタから派生して編曲したヴィオラ・ソナタが真の意味での室内楽の最後の曲になりました。

     
    クラリネットとヴィオラ。 二つの楽器の音域はほぼ同じです。

     弦楽器においても、やや低音域で、落ち着いた感じのある「ヴィオラ」にブラームスは創作活動の最晩年の心境を反映させたのでしょう。

     ヴィオラ編曲版では、弦楽器特有の重音、分散和音による装飾が付け加えられました。

     

     私は、新しいモノ好きというか珍しいモノが好きで、深井硯章 氏によるヴィオラ演奏がドイツ・グラモフォンから発売されるや、すぐ聴きました。 

    深井氏は江藤俊哉氏に、 ジュリアード音楽院では、ガラミアン教授に習い、スイスでは、シゲティにヴァイオリンを師事しました。

     シゲティに習っているときにヴィオラに転向する決意をし、スイスのバーゼル音楽院にヴィオラ奏者として入学します。

     1974年からハンブルク国立大学の教授に就き、後進の指導にあたりました。

     使用しているのはヒンデミットが愛用したF.ルジェリだそうです。

      
    深井氏の演奏は、曲ならではというか、季節でいえば「秋」が頭に思い浮かぶ、秋 独特の郷愁感というのか、深みある響きです。

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  • from: consolationsさん

    2012年03月28日 00時09分51秒

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    バッハ フランス組曲 第5番 簡素な書法の優美な音楽

     前のコメントで、「フランス風・バロック」と書いたら急に、バッハのフランス組曲が、それも「第5番」が無性に聴きたくなり、戸棚から取り出して聞いています。

     バッハの書物をこれまで、何冊か読む中で、私の記憶ではたしか…、
    バッハ自身は、自国、ドイツから近隣の諸外国(イタリアやフランス)へは、行っていないはずで、自分の国の伝統文化を身に着けたうえで、フランス的、イギリス的、イタリア的な音楽書式(主に舞曲)を吸収して、

    それぞれ、「フランス組曲」「イギリス組曲」「イタリア協奏曲」また「パルティータ(イタリア語で組曲という意味)」を作曲しました。


     --フランス組曲が創作された時期背景について--
    バッハは1717年から6年程度、アンハルト・ケーテン公・レオポルド伯爵の宮廷楽長の職にありました。

     ケーテン時代といわれるこの6年間は、バッハがカンタータやオルガン曲を作曲する仕事(義務)から離れることができ、
     ケーテン公から器楽曲(クラヴィコードやハープシコード)を作るよう依頼されたため、6曲からなる「フランス組曲」がこの時期に作られました。 

     第5番の特徴は、音楽構成が明快で、典雅な美しさに満ちていることです。

     それもそのはずで、実は妻であるアンナのために作曲した曲だからです。
    舞曲リズムを背景に流れるような旋律が響きます。


    聴いている演奏は、フリードリッヒ・ヴィルヘルム・シュヌアーによるピアノです。

     1993年まで デットモルト音楽大学 学長を勤めていましたが、それ以降、演奏家として活躍しているピアニストです。
     
     教授であったためか、学究肌の一面はありますが、それゆえに洞察力、作品への接し方が自然に身についているという感じの弾き方をする人です。
     際立ってテクニックが、どうこうというより、肩の力を抜いて、隣のおじいさんが横で弾いているというか、「味わいがある」のですね。

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  • from: consolationsさん

    2012年03月27日 21時48分25秒

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    ストラヴィンスキー 【ミューズの神を率いるアポロ】 フランスバロック風

    ストラヴィンスキーの作品の中で私は、「ペトルーシュカ」が一番好きです。
    いろいろな作曲家の管弦楽曲の中でも1番好きなくらいです。

    弾むようにリズムに富んでいて、音色は豊かですし、なおかつ音楽が流麗な印象がその理由です。

     一方、「春の祭典」は、音楽史に残る金字塔であるのは大いに認めますが、少々やかまかしいというか、けばけばしさ、野蛮な感じがどうも性に合っていません。

     今回取り上げる ストラヴィンスキー作曲【ミューズの神を率いるアポロ】は、弦楽のための曲で、
    なおかつフランス・バロックのリュリの作品を摸して作られただけあって、
    とてもやさしく柔らかな雰囲気の曲で、聴いていて心地よく、読書をしながら聴くもよし、空間に溶け込む音楽です。

    1928年に作曲されたこのバレエ音楽はワシントンで上演するため、「エリザベス・スクレイグ・クーリッジ財団」の委嘱により作曲されました。

     あれがこうなって、誰がこうしてといった話、題材はなく、
    「アポロ」と3人のミューズ「カリオペ」「ポリュムニア」「テルプシコーレ」が出てくる情景を音楽にしたものです。

     知らずに一聴すると、ストラヴィンスキーの作品とは思えないほど、柔和かつ典雅な曲で、ストラヴィンスキーが苦手な人にこそ、聴いて欲しい曲です。

     20世紀に作られたとは思えない、まさにバロック時代の、それもフランスの雰囲気漂う素敵な曲です。
     
     弦だけで合奏しているので、ゆるやかで、けたたましくないのも、おおいにあるでしょう。
     
     イゴール・マルケヴィチ指揮 ロンドン交響楽団による演奏を聴いています。
     柔軟で奥深い演奏でありながらも、サラサラしていて、作曲者の意図と演奏があっていると思います。

    近況ーーー
     昨夜また眠れず、今朝とてもしんどかったですが、上司が有給休暇であったため、こういうときこそ踏んばらねばと、立ち上がるように会社に行きました。

     午前と昼の3時までは、資料の分析や、これから4月以降の仕事の段取りを立てて獅子奮闘しましたが、

    3時に体の電池がスーと切れて、頭痛がとまらず、何も考えられなくなり、ボーと3時間ほど過ごしてしまいました。

    定時時間きっかりに、席を立つと先輩社員に「もう帰るのか?」といわれました。

     明日は、この無為に過ごした3時間を取り返すつもりで頑張ります。

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    2012年03月26日 20時33分22秒

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    シェーンベルク 交響詩【ペリアスとメリザンド】 対位法的な複雑を極めたスコア

     シェーンベルクの最初のオーケストラの曲である交響詩「ペリアスとメリザンド」は、
    R.シュトラウスからメーテルリンク作の戯曲の歌劇を作ることを薦められたことがきっかけで、1902年に作曲にとりかかりました。

     シェーンベルクは結局、オペラ作品にはせず、交響詩としてこの戯曲を音楽にしました。

     シェーンベルクは、後にオペラにしなかったことを後悔する、一方、交響詩という形で作曲したことで、登場人物や情景をモチィーフで表現することが出来たとして、よかった点も自己評価しています。

     初演は1905年ウィーンで作曲者自身の指揮でとり行われました。

    金管18・木管17・打楽器7種、2台のハープ、弦合奏64の大編成で演奏されます。

     曲は連続して演奏される4つのパートから構成されてます。


    ペリアスとメリザンドの舞台は、空想の時代の遠い国、アルモンド王国。



    第1部 森の泉のほとりで泣いている「メリザンド」とアルモンド王の孫「ゴロー」との出会いの場面です。
     ゴローは、メリザンドを連れ帰り、妻とします。しかしメリザンドは義兄弟のペレアスを愛し始めます。

    第2部 庭園の泉のほとりの情景
     メリザンドの指輪が池に落ちて、ゴローがペレアスとメリザンド二人の仲を疑い始めます。

    第3部 ペレアスとメリザンドの別れと愛の場面です。
    嫉妬によってゴローはペレアスを刺し、ペレアスは亡くなってしまいます。

    第4部 死の床にあるメリザンドと苦悩するゴローが、描かれています。

    この曲を聴いて感じるのは耽美なのだけれど難解、聴き手にとってさえ難しいのです。

     その尋常でないポリフォニーを演奏する方は、もっと難しい曲でしょう。マーラーですら「恐ろしく複雑」と述べたほどです。


     あまたのさまざまなメロディ、音楽を単に聴くというのではなく、「シェーンベルクのペリアスとメリザンドを聴く」という向き合う気持ちがないと聴けない曲です。
    難解でも「ある種の美しさ」は感じます。


    最近発売された、ブーレーズ指揮 グスタフ・マーラーユーゲントオーケストラで聴いています。 
    興味を持たれた方は一度聴いてみては、いかがですか。
    「後期ロマン派の半音階の始まりから、12音技法の体系」とは、こういうモノかと、感じることが出来るでしょう。

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    2012年03月25日 22時17分49秒

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    デュカス 交響曲ハ長調 生粋のパリジャン


     ポール・デュカス(1865-1935)は、フランスの作曲家で、パリ音楽院ではドビュッシーより3歳後輩ですが、学生時代から
    カンタータ「ヴェレダ」を作り、ローマ賞2位を受賞したりと若くから才能を認められていました。

     それから、ピアノ曲、管弦楽曲、オペラを作曲し、洗練された作風は衆目を集めましたが、

    1924年にパリ音楽院教授に就任以降は、生徒の指導に専念し、作曲活動からは、遠ざかってしまいます。
     オリヴェ・メシアンは彼の生徒の一人でした。

     デュカスは亡くなる前に、創作途中、納得のいかない作品を破棄したこともあり、現存する作品は少ないですが、とてもメロディラインに富んだ、色彩感のある作品を今でも聴くことが出来ます。

     「交響曲ハ長調」は1986年に完成した作品です。

    聴いていて、旋律メロディが美しく、
    特に、第1楽章は構成力のしっかりした曲です。

    第2楽章は、荘厳な感じを受け、またやや寂しげなたたずまいを見せます。

    第3楽章 金管楽器がはつらつとした主題を奏でます。

     
     あまり知られていない曲だとは思いますが、とても親しみやすい作品です。

     デュカスはこの後、第2交響曲も作曲しましたが、前述のとおり破棄してしまったため、今では聴くことはできません。

     
     交響曲ハ長調も私はとても気に入りましたが、
    デュカスには、「魔法使いの弟子」というコメディタッチの曲があり、まず、デュカスを聴いてみようと思ったら、この曲を聴いてみることをお薦めします。
    http://www.youtube.com/watch?v=vagV1iDpfSQ
    [魔法で水びたしの様子がうまく表現されています]


    近況ーー
    今日は、大阪梅田で、まず枕元に置いて聴いているBOSEのコンポが故障したので、阪急メンズ館にある直営店に修理に出しに行き、

    それから ルクアにある「ポンテ・ヴェッキオ」に行き、サーモンののったピザと海の幸のパスタを食べました。デザートは、ピスタチオのジェラート、とてもおいしかったです。
     (写真はポンテ・ヴェッキオから撮ったJR大阪駅の風景です)

     それから、難波に出向き、タワーレコードへ行き、今書いているデュカスの交響曲を買いました。

     また難波近くに時計店があり、初めて行く店でしたので、数日前に買ったスマートフォンのナビ機能を使って、たどり着きました。携帯電話のGPSで目的地に着く。便利な世の中になったものです。

     小さな店でしたが品ぞろえがしっかりしていて、普段雑誌で眺めている機械式時計の数々を見ることが出来ました。
     サンタさんでも来てくれて朝起きたら、枕元に時計があればなあと夢を見ています。

     機械式時計は中身の構造もですが、内部構造を反映してか、外見が美しく、どの時計を見ても欲しくなりました。

     その後、梅田に再度戻りお茶を飲んで帰宅し、バッハのイギリス組曲を聴いて、それからこのコメントを書いています。
      

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