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  • from: consolationsさん

    2009年09月19日 15時31分04秒

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    ゴルドベルク変奏曲 …カール・リヒター 気品ある演奏

     バッハ(1685-1750)晩年の作品で、パルティータ集に始まる「クラヴィーア練習曲」の最後に位置する作品です。

     「ゴルドベルク」は、14歳の器楽演奏者の少年の名前で、話の流れはこうです。

    バッハは、1741年、宮廷音楽家の任地ライプツィヒから、ドレスデンに旅をしました。
     そこで、宮廷音楽家の名称を授与されるのに力添えしてくれたロシア公使カイザーリンク伯爵を訪問します。
     カイザーリンクが鍵盤奏者として雇っていたのが、ゴルドべルクという少年でした。
     この伯爵は、不眠症にかかっており、眠れない日は、少年にチェンバロを弾かせて、眠れないうつうつとした気分を晴らしていたのです。
     
     そこで、伯爵は、眠れないときに聴く「穏やかで、多少の快活さを持った、眠れぬ日にも気分が晴れる」曲をバッハに委託し、バッハが「ゴルドベルク変奏曲」を書いたのです。

     これは有名な逸話です。

    ライナーノーツの分析では、疑問を呈しています。
    ①この難曲を弾くにはゴルドベルク少年は若すぎる
    ②作曲依頼があったのであれば、楽譜出版の序文に、そうした話の記載があるはずだが、ない
    ③バッハがカイザーリンク伯爵訪問の際に、楽譜を贈呈した

    私の意見は、このゴルドベルク変奏曲は、逸話どおりだと思います。
    ①ゴルドベルク変奏曲は、弾くには、かなりの難曲ですが、10歳のときにスカウトされたというゴルドベルク少年なら、練習すれば、弾けたと思います。
    ②作曲依頼に応えたバッハは、礼金として金貨100枚もらっており、そこで、契約は成立。楽譜出版の際に事の仔細を書く必要がない
    ③当時、著作権概念が多少あったにせよ、まだ未成熟という事情で、「バッハ - カイザーリンク伯爵間の契約」終了後も、バッハは、楽譜出版社にかけあったのではないか。

    まあ、いまから250年以上の話で、どうこう言ってもだれも分からず、面白ければ、いいのではないでしょうか。

    ただ、ゴルドベルク変奏曲という楽譜が今に残っているだけで十分です。

    ――
    このCD、リヒターは生涯をかけて、バッハ研究・演奏に捧げた人です。ハープシコードによる演奏です。

    楽譜を読みこむするどい洞察力、分析力から来る演奏の説得力、気高い精神性(演奏が物語っています)。すばらしい演奏です。

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