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  • from: consolationsさん

    2009年09月29日 06時21分15秒

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    ブラームス 交響曲第1番 …名演奏ミュンシュで聴く

     このブラームスの交響曲は、ハンス・フォン・ビューローによって、「ヴェートーべンの第10番交響曲」と言わしめたほどの、名作です。

     一般的に、ブラームスの音楽は、どこか内向的で、くすんだ、いぶし銀が魅力ではありますが、この曲は、大変積極的な曲です。
     有名な曲だけに、多くの指揮者、オーケストラが録音していますが、なかでも、名盤中の名盤というものが存在します。

    ドイツ系の音楽でありながら、フランスのオーケストラが演奏した当盤は、聴きごたえ十分です。
        シャルル・ミュンシュ指揮 パリ管弦楽団

     ミュンシュは、ドイツ系のフランス人で、1938年から46年までパリ音楽院管弦楽団をつとめ、
     1849年から62年まで、ボストン交響楽団の常任指揮者をつとめました。そこでいったん引退しますが、

     1967年に当時のフランス政府の「諸外国にパリ及びフランスの音楽的威信を輝かすこと」を目的に作られた、パリ管弦楽団。その指揮者として任命されたのが、シャルル・ミュンシュです。

     そして、初めての演奏会で取り上げたのが、「幻想交響曲」で、1968年の1月に当盤「ブラームスの交響曲第1番」です。

    「幻想交響曲」はフランスもので、名演奏は、もちろんですが、
    「ブラームスの交響曲第1番」は、これが、「パリ管弦楽団」の実力かと聴き入ってしまします。
     
     気合は、入っていますが、ドイツ系の重要なレパートリーを取り上げるといった過度な力みはなく、自分たちの実力を発揮すれば、自然とこの名演奏が出来るという自信あふれる演奏です。何度聞いても、魅力に取りつかれます。

     少しゆったり目のテンポの音楽づくり、何より、幻想交響曲でも発揮されていた情熱、
     
     カラヤン、ヴァントは、構成力に重点を置いていますが、決定的に違うのは、音楽にいい意味での「ゆれ」があることです。これは、何にも勝る歌心につながります。

     オーケストラの歌心とは、機械的でない人間の演奏した音楽であること。
     具体的には、弱音の美しさや、微妙な間、盛り上がるところは全身全霊で情熱を傾ける。それがミュンシュのパリ管弦楽団にはあります。
     そして何より、それらを可能ならしめているのは、彼らにその力量が十分にあり、余裕があるからだと思います。

    これは、ぜひ聴いてみてください。

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