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  • from: consolationsさん

    2009年10月05日 00時08分33秒

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    ブルックナー 交響曲第1番 …すでに作曲技法は確立

     ブルックナーの交響曲は、後期の7番以降はともかく、初期の交響曲でも、一定の水準をすでに超えていて、円熟さを感じます。

     この第1番は、作曲時点で、もう40歳を超えているわけですし、第1楽章の、初めのヴァイオリンが勢いよく出る時点で、ああこの曲は、いいなあ と思うのです。

     ブルックナーの交響曲は、宗教性とオルガン的な有機性にあると思います。
     宗教性といっても、そんな難しいものでなく、自然の美しさ、そういったものが、最終的に宗教?の最終目的だと思います。ああ、自然は美しいなあ、川のせせらぎは心地よいなあ そういう感情は、平和だから実感できるのであって、熱心なカトリック信者であった彼も、そういうところから音楽を創作したと思います。(かなり推測)

     だから、マーラーのような人間臭さは、ありません。生きる闘争・抗いを音楽にする必要がなかったからです。自分も自然の一部と彼は受け止めていたのでしょう。
     
     ヴェートーベンのように、人間賛歌でもないし、モーツアルトのように湧きでた音楽ともちがう、ブラームスのように、緻密ではあるけれども、緻密の意味合いが異なる。

     音楽が、有機的なオルガンと先ほど書きましたが、すごく透明で、音楽の響きがどこから来て、どこへ行くのかは、分かりませんが、その宇宙にある鐘を鳴らしている音楽のようです。

    1845年から、10年間、聖フロリアン教会オルガニストとして務めたのち、1856年リンツ大聖堂の奏者に任ぜられます。
    ブルックナーが、本格的に作曲活動を開始したのは、この時期であり、1863年、習作のヘ短調交響曲を作ります。
    そして1865年から66年にかけ、この第1番を作曲しました。41歳の時です。

    第2楽章以降も、聴いていて、いい感じです。サラサラとしています。

    第3楽章 トランペットが急速に音を奏でます。でも細やかな作りです。

    第4楽章 大きな躍動感はないですが、多少動きのある音楽です。

    教会のオルガン奏者が、音楽を創るとこういう音楽になるのだと実感します。

    指揮者 マーラーとは、方向が全く違います。

    スクロヴァチェフスキ指揮 ザールブリュッケン放送交響楽団の演奏で聴いています。
    丁寧な作りこみで、緻密です。でも神経質な緻密でなく、おおらかさも感じます。

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