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  • from: consolationsさん

    2009年10月10日 15時54分25秒

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    マーラー 交響曲第2番 「復活」・・・マーラーの野望曲

     マーラーの音楽、交響曲について語る時、重要なことは、マーラー自身、「指揮者」であったことだと思います。 
    オーケストラの響きを知り尽くしている人なのです。
     この交響曲においても、管弦楽の一部は、舞台裏におかれ、遠くから響く効果を出すようにも工夫しています。

     特に、「復活」を聴くと、彼が指揮者であったことを強く意識しますし、曲のあまりの壮大さに、ただ、驚くしかありません。

     1894年、34歳に、この交響曲を完成させました。第1番交響曲から6年かかっています。
     曲中に声楽を導入することに、ヴェートーベンの第9番を、かなり意識していたのかもしれません。マーラーの野心的な対抗意欲も感じます。


     この第2番交響曲は、続く、第3番、4番の交響曲とともに、
    歌曲集「少年の不思議な角笛」のよる三部作と捉えられています。3曲とも、この歌曲集からの旋律を主題としているからです。

    第4楽章 「原光」も角笛からの引用です。 
    「原光」は、アルトが、「くれないのバラよ、人は大いなる苦悩の中にある。」というような歌詞を歌いあげます。

    第1楽章は、葬送行進曲です。ここで、葬られているのは、前作の「巨人」という意見もありますが、今の私は、分かりません。
    スコアには、この楽章のあと、5分以上の休みを置くことが指示されています。

    要は、「余韻にひたってくださいよ」ということではないでしょうか。

    第2楽章
    オーストリアの民俗舞曲レントラーのリズムで書かれた素朴な舞曲形式の曲です。

    第3楽章
    歌曲集「少年の不思議な角笛」の「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」の旋律が引用されています。
     聖アントニウスが子供に説教するが誰も聴こうとしない、仕方なしに、魚に話をすると、魚は神妙に話を聞くが、説教後すぐ忘れてしまった という内容です。

    第5楽章
    1894年、親交のあった、ハンス・フォン・ビューローの葬儀に参列した際、児童合唱が歌う曲からヒントを得たといわれています。
    結構、いやかなり 聴きごたえのある音楽です。

    ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 サンフランシスコ交響楽団の指揮を聴きながら、コメントを書きました。冷静に分析されながらも、熱く語るところは熱く、音が明確なので、愛聴しています。

    これを機会に歌曲集も、聴いてみてはいかがでしょうか?

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