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  • from: consolationsさん

    2010年08月11日 15時28分09秒

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    ラフマニノフ 第1交響曲の初演失敗から

    1897年第1交響曲の初演失敗は、ラフマニノフにとり、渾身の力作であっただけに、大いに打撃を受けます。

    意気消沈した彼は、作曲を休み、オペラ指揮者として活動します。1899年には、ロンドンで演奏を行い、自作を演奏します。中でも、嬰ハ短調の前奏曲が人気を博しますが、ラフマニノフの心を癒しはしませんでした。

    ロシアに帰国後の1900年シャリアピンという歌手のために書いた「運命」という歌曲をトルストイに酷評された彼は、自信を完全に失い、過度の神経症になってしまうのです。

    このラフマニノフの病状を救ったのが、当時 有名な催眠療法のダーリ博士で、治療により創作意欲を盛り返してきたラフマニノフは、1901年にピアノ協奏曲第2番を書きあげ、その大成功により、作曲家としての自信と地位を固めたのでした。

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