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  • from: consolationsさん

    2012年01月15日 23時10分42秒

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    ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲 第1楽章:陰鬱なノクターン

     この曲を初めて聴いたのは、ごく最近(半年ほど前)で、ボリス・ベルキンのヴァイオリン広上淳一指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏CDでした。第1楽章のあまりの暗さに、作品を理解できず、ライナーノーツ記載の時代背景を読んでも難しすぎ、しばらく聴いていませんでした。

     続いて聞いたのが、マキシム・ヴェンゲーロフの演奏 ロストロポーヴィッチ指揮 ロンドン交響楽団 このCDではカップリングのプロコフィエフのVn協奏曲を聴くのが目的であったので、流す程度で、これまた作品の良さには触れられずにいました。


     そこで、作品を聴くきっかけとなったのが、バティアシュヴィリのヴァイオリンが、「時のこだま」という題名で、レコード芸術のレコードアカデミー年間大賞で、協奏曲部門で一等となっていたことです。私は、世の中の聴き手が良いというには、訳があると信じるほうのたちで、それを聴いていないのは何かもったいない、チャンスを逃しているように思えました。

     タワーレコードでもなかなか手に入らず、ネットで、年始に入手し、それとなくかけていたら、第1楽章の「夜の歌 ノクターン」の響きがなにやら身に染みてきて、ようやく作品の一端に触れた気がしました。


     続いて、お金もないのに、凝り性の病気が出て、またほかの演奏が聴きたくなり、今度は、ヴィクトリア・ムローヴァのヴァイオリン プレヴィン指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 を聴きました。

     以上、今4CDの紹介をしましたが、どれを聴いても、第1楽章の、ほの暗さ漂うノクターンの魅力に完全にはまってしまいました。


    この作品は、1947年から48年にかけ作曲されましたが、完成後、発表を控えていた経緯があります。

     時代背景として、1948年2月にソ連共産党が行った芸術家批判があります。ショスタコーヴィチやプロコフィエフなどが、当局から批判されたのです。

     そうした時を経て、2年後には作品が初演されました。

     第1楽章 「ノクターン モデラート」無限旋律のようにいつ終わるともないように悲痛なうめきのような 夜の歌が奏でられます。
     
     この曲は私は本当に、最初聴いたときは、なんとつまらない曲だと思っていましたが、聴くにつれ、実に味わい深い曲です。

     今後、第2章以降もまたじっくり聴いて紹介します。まずは予告編でした。

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