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  • from: consolationsさん

    2012年08月27日 22時03分17秒

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    純朴なシューベルトの野心作:交響曲第9番「ザ・グレイト」

     シューベルトの音楽のピアノ曲であったり、室内楽曲を聴いていて思うのは、身内で楽しむ音楽という印象を強く持ちます。自分の音楽について分かってくれる人にだけ、楽しんでもらいたいという、実に素朴な人柄であったように思います。

     ただ、そんなシューベルトもシューベルトも1827年にベートーベンが世を去ったことは、打撃が大きく、自分自身の死もおぼろげに予感したのでしょう。

     シューベルトが亡くなる8か月前の1828年に交響曲第9番を書き上げました。
    最期を予感してか、規模の大きな作品にとりかかりたい、ベートーベンに近づきたいという野心がメラメラと燃えたことだと推測します。

     シューベルトは、ピアノ・スコアを書き上げ、それを管弦楽化するというのが作曲の主な方法でしたが、珍しく、いきなり総譜に交響曲第9番を書き込んでいったのです。
    やはり、大作を作りたかったのでしょう。それも自信を持って。

    また、ウィーン楽友協会から演奏をするという約束も果たされず、出来上がった作品について、シューベルト自身、音楽を聴くことはありませんでした。

    この曲は、メンデルスゾーンにより初演されますが、19世紀の音楽界で取り上げられなかった理由は、低弦のチェロが100小節以上も同じ音型を演奏する必要があったり、管楽器がずっと休みの箇所があるというのも理由かもしれません。

    「ザ・グレイト」という呼び名は、長大な作品であることから付いた標題で、シューベルトが付けたのではありません。

    小規模な歌曲は、とても魅力的です。しかしこの「グレイト」交響曲も最初のメロディから歌心にあふれ、どの部分を聴いても旋律があります。


    ルドルフ・ケンペ指揮 ミュンヘンフィル管弦楽団で聴いています。
    いわゆるウィーン風というより、ドイツドイツした感じの曲作りです。

    大きく作品をとらえて、オーケストラを鳴らすというより、歌曲風に、歌の要素を重視した指揮ぶりであると思います。

    やっぱりシューベルトの音楽は魅力的です。

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