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  • from: consolationsさん

    2012年10月07日 21時06分55秒

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    チャイコフスキー ピアノ三重奏曲 「ある偉大な芸術家の想い出のために」 情熱をこめて奏でるか 謙虚に奏でるか…

    親しくしている仲間が亡くなると悼んで、
    チャイコフスキーと同様にショスタコーヴィチもピアノ三重奏曲を作曲しました。

     ロシアでは、そうした習慣があるのかもしれませんし、
    ピアノ・ヴァイオリン・チェロによる三重奏の重なり合った音色は悲痛な心情を表現できるのかもしれません。

     ある偉大な芸術家とは1881年に亡くなった、ピアノ奏者であり、モスクワ音楽院長でもあった【ニコライ・ルービンシュテイン】のことです。

    (19世紀後半のロシア音楽の推進者ともなった兄のアントン・ルービンシュテインは、ロシア随一のピアニストでした)

     ここに登場する、弟のニコライ・ルービンシュテインは、1859年にロシア音楽協会の設立にまい進し、1864年には、モスクワ音楽院を設立しました、そこで、音楽教育に尽力したのです。

    ニコライ・ルービンシュテインは、チャイコフスキーにとって、親友でもあり、指導者でもあったのです。


     ニコライ・ルービンシュテインは、チャイコフスキーの、かの名曲「ピアノ協奏曲第1番」を当初、批判しましたが、後に作品の真価を認め、すすんで演奏することで仲は一層良くなりました。

     尊敬するルービンシュテインが1881年、パリで客死したことにチャイコフスキーは、悲しみ、追悼の意を込めて、この曲を1882年に作曲しました。

    1882年のチャイコフスキー42歳の時の作品であり、モスクワ音楽院の初代院長のルービンスシュテインの後任に、チャイコフスキーは、推薦されましたが、
    わずらわしい職務を嫌って、固く辞退し、これを、タネエフに譲り、

    自身は、作曲の教授にとどまりました。
    そして、
    先輩の魂に捧げるべく、ピアノ・トリオの作曲に着手したのです。



     チャイコフスキーは、元来(親しみやすい)感傷的なメロディを生み出す作曲家ですが、このピアノ三重奏曲についても、美しい旋律ではあるのですが、
     曲想のすべてに真実があるためか、感傷的な気持ちが見事なまでに昇華され、作品技巧の緻密さでは、チャイコフスキー全作品の中でも、ずば抜けた魅力ある作品になりました。


     悲痛な悲しみ・深い嘆きの感情を音楽という手段で表現した芸術だと思います。

    曲は第2楽章だけから成立していますが、第2楽章が、二つの部分に分かれているので、3楽章形式とみることもできます。

    ピアノの名手であった、ニコライ・ルービンシュテインを偲んでの曲だけに、ピアノパートに主導的な役割を担った曲となっています。


    スーク・トリオのCDで聴いています。

    ヤン・パネンカの ピアノ
    ヨセフ・スークの ヴァイオリン
    ヨセフ・フッフロの チェロ

    澄み切って、また洗練された音色ですが、誇示しようとしない、謙虚なまでにひたむきな演奏です。

    ----------
    今日は、午前部屋の本を2時間片付けた後、くたびれ、
    体もコリかたまっているので、マッサージに行ってきました。
    足裏から、体全体をほぐし、ようやく生気を取り戻しました。

    多少値が張りますが、たまに行くのは、いいことだと思います。

     今日するはずだった、家具の組み立ては結局できずじまいでした。
    明日の朝から行う予定にしています。

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コメント: 全1件

from: マジックバトンさん

2012年10月08日 09時31分31秒

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「Re:チャイコフスキー ピアノ三重奏曲 「ある偉大な芸術家の想い出のために」 情熱をこめて奏でるか 謙虚に奏でるか…」
おはようございます。

チャイコフスキーのピアノトリオ、聴きました。
悲しみを内包していますが強く、美しく惹きこまれるメロディがいくつも、何度も現れます。
メロディを作るのは天賦の才能ですね。僕は作曲しているわけではありませんが、率直に『すげぇ、かなわないや』と思わされました。

私はバレンボイムの演奏を聴いたのですが、ピアノ、弦楽器の奏法を合わせるということが大変だなあと。弦楽器はかなり激しく拍一杯まで音の詰まった鳴らし方をしなければなりません。強いアタックも必要です。
弦楽器は優雅なメロディを美しく奏でるのが最も似合うのかなと逆に思ってしまいました。(演奏はピアノの奏法に合わせた演奏をしっかりとしているのです。)

トリオでの演奏なので個の存在が非常に大きく、演じる一つ一つの役割も明確に演じる必要があります。曲の構成、個々の役割についてはわかりやすい曲だと思います。

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