政府は南ス－ダンに派遣している自衛隊が来年５月の交代部隊から「駆け付け警護」を実施する予定を参院選後に先送りするという決定をした。
　世界に対する日本の平和貢献を強化するためだとして、先の安保法制審議の際に、多数の国民の反対を押し切って遮二無二強行した法案なのに、これを参院選後まで延期する大義はない。
　「訓練に時間が掛かる」「準備がまだ出来ていない」などと言い訳しているが、真っ赤なウソだと思う。そんな面倒なことではないし、準備の時間は充分あったはずである。
　もし、駆け付け警護をやって、死者デモ出たら、参院選はボロ負けになることを懸念して、参院選後に先おくりしたものに違いない。姑息きわまる愚行である。これが阿倍政治の本音なのであろう。
　村上新八