水害に悩まされるタイ各地



　2010.10.10以降、タイ国内13県に対して洪水などの水害が起きています。
Nakhon Sawan, Lopburi, Phetchabun, Chaiyaphum,Nakon Ratchasima,Si Sa Ket,Nakohn Nayok, Sa Kaew, Prachin Buri, Trat, Rayong,Saraburi,Suphan Buri.
また今後、
Chai Nat, Ang Thong, Sing Buri, Nonthaburi, Ayutthaya,Pathum Thani 　らも警戒の必要あり。


　ナコーンラチャシャーマ県では主要幹線は水に沈んだ状態がほとんどとのこと。


　ナコーンラチャシャーマの市街部。増水したLam Takhong RiverエリアはDusit Princess Korat Hotel, the V-One Hotel Korat といった観光関連施設にも影響を与えており、タイ東北向けの国内旅行市場にも痛手を与えています。


　カオヤイ国立公園を有するパックチョン地区では　Ban Mai Chai Nam Resort など水害の影響あり。滝などの入場規制も敷かれています。


　被害報告が早かったナコーンラチャシャーマの市街部のMaharat Hospital は１階が水に浸った状態に。これにより緊急処置室はダメージを受け、Khon Kaen Hospital へ患者は搬送されているとのこと。


　今回、ナコーンラチャシャーマの市街部が大きく影響を受けた理由として、
西側のLamtakhong Dam、　南側のLam Phra Plerng Dam の水量増加に伴う、海抜が低い市街部が水害の激しいエリアになったようです。


　
　アユタヤ県内では、12地区に注意が呼びかけられ、アピシット首相筋もこの地区には、避難用のテント500、オボート500隻、簡易トイレ500個が必要ではと推測。
　政府側として、これら水害対策に100 million Baht　の予算をかける構え。



　今週の土曜日に向けて、タイ北部からの水量、およびロッブリー県Pasak Jolasit Dam 、チャイナット県Chai Phya Damなどからの放水により、タイ中部が水害の影響下へ。


　バンコク都にも本日10.20　17：00頃にはダム放水により影響を受け始めるとのこと。
　バンコク都内では、チャオプラヤー川の影響を受けやすい12地区に警報が出ています。
　対象は
Vibhavadi sector (Bang Sue地区)
Chao Phya sector (3地区)
Thon Buri sector (4地区)
Taksin sector (1地区)


　2010.10.19　朝、　バンコク都内オンヌット通りなどでは霧も見られたとのこと。確実に、寒季に入ろうとしていますこの時期の水害は、気持ちにも体にもきついです。



　日曜日から来週の水曜日　10/27にかけてはSamut Prakan, Samut Songkhram, Samut Sakhon らの27地区に水害のリスクが残るとも言われています。


参考

Disaster Prevention and Mitigation Hotlibnne 1784
Flood information Hotline 02-354-6551
Railway information Hotline 1690
Emergency Medical Service 1669