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from: 泥詩さん
2011/11/28 10:41:20
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ねりま遊遊スクール「まるで宝石! どろだんごづくり」
あそボラネット主催、練馬区教育委員会補助事業の「光る泥団子」WSが二日間の日程で無事終わった。
最近は、この地域での「泥団子」WSが多くなっている。
町おこしの一助にでもなればうれしい。
今回は、区民館での泥コネから仕上げまでの全工程である。
25名ほどの主に低学年の子供たち。
ほぼ全員に父母が付き添っていた。
まず最初の説明で、机の上に50センチほどの高さから泥団子を落とす。
すごい音とともに、みな「ギョ!」として「すげぇー、割れない!」の声が上がる。
子供たちに聞いてみる。
「いいまで泥団子を作ったことがある人?」
半数以上が手をあげる。
「うまくできた?」
首を横に振りながら、「すぐ割れちゃった」
ここでなぜこの団子が割れなかったのかを、日本の土壁との関連で話をする。時に「三匹の子豚」の家づくりのことも。
「じゃ、これから土をこねて、この団子と同じような丈夫な団子をみんなでつくろう!」と、土と砂(時にはスサを入れるのであるが、今回は低学年が主なので省略)。
泥遊びをほとんどしなくなった子供たちは、泥コネが実に楽しそう。
一日目はここまで。
家に持ち帰って、一週間で乾燥させ、できるだけ真球に近い形にして持ってくる宿題。
二日目
各自作ってきた団子を机の上に。
ほぼ真球のものから、ジャガイモのようなものまで、同じ説明を聞きながらも、わかったことと、出来ることはこんなにも違う。
でも、真球が正解でもなんでもないので、これで「よし」。
事前に作っておいた仕上げ土(出石白土+石灰+日本画用顔料)を思い思いに塗りこんでもらう。
仕上げはできるだけ薄くぬりむらのないようにと注意するも、どうしても厚塗りになりがち。
まあ、どんなになってしまっても最終的には、どうにかなるので、あまり気にもせず、好き勝手にやらせてみる。
約3時間の工程は、低学年の子供にとっては大変なこと。
中には、母親の膝に寝入ってしまい、母親の手が一生懸命磨いている。(笑)
思い思いに出来上がった団子を手に満足そう。
「初めて作ったのによくできたね。」
「今度作るときには、芯になる団子をもっと真ん丸にきれいに作っておくと、出来上がりも今日よりいいものになるから、機会があったら挑戦してみて。」
モノづくりの場では、めげない程度の失敗の連続が次の作品つくりに反映されいいものになっていく。
大学生くらいを相手にするときは、「失敗してよかったねー。初めから成功して満足してたら、次がないよね」というところだ。
全くお金をかけず、素材から材料を作り形を作る。
その形も、子供から大人まで「宝物ができた!」と言わしめる、こんな夢のような場を与えてくれるのが、「土の力」だ。
土を大切にしよう。汚さないようにしよう。土は万物の母でもあるのだ。-
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