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  • from: jun_zoさん

    2007年03月06日 07時19分35秒

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    女性観(第3回)

    拙文の続き・・。第3回です。調べたいことが山のようにあるのですが、手が回らずにいます。

    (以下、続き)
     ここで、キリスト教と絵画の関係を別な視点からもう少し見てみよう。
     中世のヨーロッパでは、キリスト教の普及とともにゴシック様式の大聖堂が各地に建設された。ゴシック建築の発祥はフランスで、12世紀後半から盛んになったとされる。建築技術の進歩とともに、より高く大きな大聖堂が造られるようになった。
     柱に強度を持たせることにより、採光部を大きくし、室内を明るくできるようになったが、そこで大いに発展したのがステンドグラスによる表現である。

     一方、イタリアの諸都市では、ゴシック建築は普及しなかった。その代わり、開口部の少ない教会堂が建てられ、壁に盛んに壁画が描かれるようになった。少し乱暴な言い方をすれば、窓をつくらなかった分、絵を描くスペースがたくさんできたわけだ。
     ちなみに、芸術家列伝の作者として知られるヴァザーリなどが野蛮な様式とみなして「ゴート族の」と呼んだことが「ゴシック」の由来だとされる。

     中世からルネサンスへ。壁画で、もっとも重要となるのが旧約、新約聖書に登場する人物の表現だ。ルネサンス期よりも前の時代に描かれた人物は、図式的で様式的だったが、文字の読めない人たちにどう聖書の世界を伝えるか、表現は次第に変化していく。立体感や奥行きの表現が巧みになり、遠近法が発達していく。
     
     ルネサンス期、ギリシャ語で書かれた古典がラテン語やイタリア語に翻訳され、ギリシャの哲学や文学に対する理解が深まった。絵画の世界にもギリシャ神話などの場面が描かれるようになる。この時期、古代彫刻や絵画に対する関心も高まり、発掘ブームが起きる。古代ローマの彫刻などが高値で売られるようになり、贋作まで出回るほどだった。ラオコーンもこうした発掘ブームの中で発見された彫刻だ。

         (次回に続く)

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