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  • from: jun_zoさん

    2008年07月02日 22時52分48秒

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    ムンク伝

    スー・プリドー著「ムンク伝」。訳者後書きまで入れて422頁。2段組み。かなり文章量があり、まだ読み終わりません。途中、印象に残ったカ所をまたご紹介します。以下、抜粋です。

     絵の具が非常に薄いためにところどころに滴も見えるが、ムンクは敢えてこうした偶然を否定せず、あたかも情熱の赴くまま、下絵や構想抜きにこれを描いた印象を与えている。嫉妬のような激しい感情は「粗い下書き、記録、主題」の形で提示するほうがより力強く見えるとムンクは考えた。この形容自体が美術、文学、音楽の境界を超えているのも注目に値する。しかしこうした即興性はみかけにすぎない。構図を決めるのに迷いがあれば、様々なメディアで数多くの習作を描いた。

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コメント: 全4件

from: jun_zoさん

2008年07月04日 22時59分32秒

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「Re:Re:Re:Re:ムンク伝」
> ***サティの「ジムノペディ」を聴いてどんな映像を思い浮かべるかなんていう話もおもしろいと思います。

 音楽を絵にするとか、味を絵にするとか・・。
 子供のときに、画塾に通っていました。

 『「味」を絵にしてごらん』と先生。
 みかんの味を描いた記憶があります。

> ***そうでしたね。響かあ、いいテーマだなあ。どうしようかなあ。

 「音」にしようか・・という案もありました。
 「響」というと、「音」よりも
 解釈がだいぶ狭くなるようでやや難しさを感じています。

 深酒が響いて・・・なんてね。
 

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from: kanariさん

2008年07月04日 18時04分28秒

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「Re:Re:Re:ムンク伝」
>上演中のメーテルリンク作『闖入者』に合わせて、劇場のロビーにゴーガンの作品が展示された。絵画と戯曲が共鳴し、両者あいまって鑑賞者の心に筆舌に尽くしがたい感銘をあたえ、「夢と現実の世界の間に横たわる逆説の領域に到達する」よう意図してのことである。

***時間芸術である戯曲や映画はその中に音楽を取り込んでしまう事もできますね。
その点、絵画は映画や戯曲に背景として、あるいは舞台美術として取り込まれる事はありますが、戯曲や映画や音楽と完全に融合する事はむずかしいように思われます。絵画鑑賞にBGMを流すことは可能ですが、いずれかが主でいずれかが従という関係になりがちです。

それと音楽と美術はどちらも言葉を使わずに成り立つという意味で映画や戯曲より根源的で純粋な芸術ともいえるでしょう。言葉を使わないのに文学的になりうるという点も面白いと思います。
「美術と音楽」の同等なレベルでの関係性、むしろ対立を含めた考察は、意外と見過ごされてきた問題かもしれません。
ドビュッシーなどは絵でも表せる感情や情景を音楽で表そうとしたといえるかもしれません。非常にビジュアルな音楽ですね。

絵画に時間軸や言葉を持ち込むと絵巻とか絵本といった表現になることも指摘したいと思います

>  ここから先は私の勝手な考えが入りますが、「主題」の持ち方という点で、絵画と音楽に共通性が考えられるかもしれません。

***主題の設定とかその展開とか確かに両者に共通する要素ですね。
 音楽でも絵画でも表しうる何かがあるのですね。

>  「音楽と絵画」といえば、印象派との関係でDEBUSSYや、彼と親交の深かったサティについても触れないわけにはいかない気がします。とくに、サティはダダの中核的な存在でした。その話は、またいずれ・・。

***サティの「ジムノペディ」を聴いてどんな映像を思い浮かべるかなんていう話もおもしろいと思います。


>  次回、グループ展のテーマが「響」となりました。何となく音楽との関係が気になるかもしれません。ここで、少し掘り下げて情報交換させていただくのもいいかもしれませんね。

***そうでしたね。響かあ、いいテーマだなあ。どうしようかなあ。

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from: jun_zoさん

2008年07月03日 22時07分57秒

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「Re:Re:ムンク伝」
> ***美術と文学はよくわかりますが 音楽との境界を超えているというあたり、もう少し解りやすく説明していただけると うれしいです。

 これには、「芸術の共鳴」という考え方があるようです。以下、再び「ムンク伝」からの抜粋です。

 「・・病に伏し貧しさに苦しむ象徴派詩人ポーレル・ヴェルレーヌのための慈善興業が行われていた。演目は、芸術は他の芸術と共鳴しうるという象徴派の思想を実践する初期の試みである。音楽を描くこともできれば、特定の単語が色彩を帯びると体験から知っているムンクにとっては、すでに馴染みの深いものといえる。上演中のメーテルリンク作『闖入者』に合わせて、劇場のロビーにゴーガンの作品が展示された。絵画と戯曲が共鳴し、両者あいまって鑑賞者の心に筆舌に尽くしがたい感銘をあたえ、「夢と現実の世界の間に横たわる逆説の領域に到達する」よう意図してのことである。
 自分の考えが公に認められたことを知り、ムンクは「きれいなバルコニー」からの眺めを二点の作品に描き、いよいよ「印象派に別れ」を告げる。

 以上、ムンクは早くから美術と音楽の関係、親和性をあれこれ考えていたようです。これは、マンドリンの演奏が得意だったゴーガンも共通で、同著では次のようなゴーガンの言葉も紹介しています。

 「わたしは以前から絵と音楽を関連づけたいと強く願ってきたが、音楽を科学的に理解することのできない私にも、両者の間に見出した関係性を手がかりにすると、これがいくらかわかりやすくなる」

 では、音楽と絵画の関係について考えたことを、どう芸術表現として具体化してくか。・・これについてはムンクもゴーガンも正解を持っていたわけではないのかもしれません。

 ここから先は私の勝手な考えが入りますが、「主題」の持ち方という点で、絵画と音楽に共通性が考えられるかもしれません。
 ソナタ形式が、ベートーヴェンの「運命」をはじめ、多くの曲に取り入れられています。この形式は、「第1主題」「第2主題」という二つの異なる主題を提起し、次のように展開していきます。

 ①提示部 『第1主題』→『第2主題』
   ↓
 ②展開部
   ↓
 ③再現部 『第1主題』→『第2主題』
   ↓
 ④コーダ
 
 この四つの大きな流れを持つことで、聴衆を飽きさせずにスケールの大きな曲を構成できるようになったといいます。

 絵画の場合、提示部と再現部という時間の流れに沿った組み立ては難しい気がしますが、例えば二つの対立主題を一つの画面に持ち込むことは可能だし、二つの対立する概念、例えば「昼」「夜」というテーマで2枚に描き分けて一つの空間に展示することで鑑賞者にテーマをより深く汲み取ってもらうこともできるのではないでしょうか。

 また、絵画の制作を進める段階を、「ここまでは第一楽章」、「ここまでは第二楽章」と自分なりに考えてみるのも面白い気がします。で、最後に「第四楽章」で締めると・・。

 「音楽と絵画」といえば、印象派との関係でDEBUSSYや、彼と親交の深かったサティについても触れないわけにはいかない気がします。とくに、サティはダダの中核的な存在でした。その話は、またいずれ・・。

 次回、グループ展のテーマが「響」となりました。何となく音楽との関係が気になるかもしれません。ここで、少し掘り下げて情報交換させていただくのもいいかもしれませんね。

 「絵画と音楽」について、皆さんはどのようにお考えになるでしょうか。

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from: kanariさん

2008年07月03日 11時20分26秒

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「Re:ムンク伝」

嫉妬のような激しい感情は「粗い下書き、記録、主題」の形で提示するほうがより力強く見えるとムンクは考えた。この形容自体が美術、文学、音楽の境界を超えているのも注目に値する。
 
***美術と文学はよくわかりますが 音楽との境界を超えているというあたり、もう少し解りやすく説明していただけると うれしいです。

「ムンクあるかよ ある筈ア ない!」という植木等の唄が頭に浮かぶおバカな私をお許し下さい。

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