「Re:Re:Re:Re:Re:従姉妹同士」
昔、国の某広報誌の写真を撮り続けていました。
インタビューなどの人物専門。

　小説家、音楽家、画家、俳優、スポーツ選手、歌手・・等々。

　ニコンのＦＭ２というほぼマニュアルのカメラ。
　室内で、たいていアンブレラ使用。

　写真は写真でたいへん・・・。

　話の展開を読みながら、
　次にどのような表情をするか予測します。

　「よし、次に笑うぞ！」てな感じで、一瞬を逃さないように
　しなくてはなりませんね〜。

　テレビでは、いつもニコニコ笑顔の人が、
　リアルでは疲れ切った顔のときもあります。
　まるで別人みたいに・・。そんなときは、困ります。

　女優さんのときは、メイクの人もついてくるし・・。
　あとのチェックが厳しいので気合いが入りますね。

　今はやりたくないというか、
　集中力も体力も続かないし、できないです。

　で、話は変わりますが、
　写真家の平田実さんがケータイカメラについて
　書いたエッセイで、風景などを逆光で撮ることをすすめています。
　確かに、光がおもしろくなります。

　あとは、被写界深度ですね〜。
　同じものを撮る場合にも被写界深度でずいぶん
　表現が変わります。
　カメラ任せではなく、
　ある程度は自分の意図したとおりに撮りたいですね。

　ところで、写真が芸術として通用するようになったのは
　アメリカだと何かの本で読みました。
　オキーフと結婚していたスティーグリッツが貢献したとか・・。
　絵画よりも格安で市場を広げたようですね。

　アメリカでは写真が美術品としての地位を得ていると
　平田さんからも伺ったように思います。

　印象派以前、ファンタン・ラトゥールが集団肖像画を
　描いたときに写真を使っていたとか。

　ムンクは写真をよく撮ったけれど、絵画には使わなかった。
　写真がいくら普及しても、絵画は別と考えていたようです。

　さて・・。写真と絵画の話をしだすと
　やはり、フェルメールやそれより以前の光学装置の
　話にまで遡らなくてはなりません。


　　おっと、・・長くなりました。
　　「理屈っぽい話をしている間に、描いたらどうか」と
　　叱られそうなので、いまはここまでに・・・。

　　雑駁な話でスミマセン。ちゃんと出典を明らかにして
　　議論を進めなくては、本当は違反ですね。
　　出典をすべて明らかにしたうえで、自分の主張なり
　　新規の発見なりを述べなくては・・。

　確かに、絵は描かなくては始まりませね。
　
　しかし、ただ描けばいいというわけにも、なかなかいかない。

　いろいろ考えながら、悩みながらやっとこさ描くという
　態度も否定することはできないのではないかと思います。
　
　ご機嫌で自信満々、スラスラ描ける人も
　もちろんいていいわけですが・・。

　私の場合、ついつい考えてしまいます。
　皆さんは、いかがでしょうか？　　
　
　
　
　
　
　

「Re:Re:Re:Re:従姉妹同士」
写真を利用して絵を描く場合、写真のテクニックも磨く必要が当然ありますね。

写真そのものが目的でないとしても　絵にする事を前提にしてどのように写したらいいのか、　例えば動きの速い被写体をとらえるのは　写真の得意とする分野であり、難しい技術でもありますね。　

そう言えばモネの「日傘」とか、逆光で人物をうまくとらえた作品がありますね。　彼は肉眼でとらえているところがすごいわけですが。

まさに一瞬の印象　を大事にして　その感動をいかに伝えるのか、　光をどう扱うのか、その為の　手段としての写真、カメラの使いこなし、等等。

今のカメラの進歩はすごいです。　昨年からパナソニックのミラーレスカメラを使っていますが、まだまだ自分の思うように撮れません。

jun_zoさんは仕事でも　長い事　撮影経験があるのでしたね。　ご教示ください。

「Re:Re:Re:従姉妹同士」
夏の強い日差し・・。
写真を撮るときレフがあるといいですね。
ストロボをたく手もあるけれど、
不自然な影が強く出過ぎる場合も・・。

　屋外の撮影で
　日射が強すぎる場合は日陰を探したほうがいいかな・・。
　日差しが高ければ逆光にして
　顔に露光を合わせてもきれいに撮れるかもしれないですね。

　日陰のない砂浜で
　真っ黒に日に焼けた漁師さんを撮るとか、
　雪景色で黒い服の人を撮るとか・・。
　
　写真は心で感じたようにはなかなか撮れないです。
　取材で、「外輪船とあの川面のキラキラを撮ってほしい」と頼まれました。
　ところが、実際には夕方でそんなに輝いてはいない。
　その人の心にはキラキラ見えていたのでしょう。
　満足してもらえるようには、撮れませんでした。
　
　心の眼とカメラの眼・・とでもいうのでしょうか。
　カメラはカメラで難しいですね〜〜。

「Re:Re:従姉妹同士」
向かって左側の少女がM、右側が Nだとします。　MはNより半年後の産まれで学年も1つ下なのですが、身体は一回り大きい。
性格も　どちらかというと引っ込み思案でおとなしいNより　Mの方が活発でじっとしていないタイプ。

でも半年に1度くらい　おじいちゃんの家で再会する2人はとても仲良しで　しっかり手をつないでいる。　手の握り方もMのほうが　積極的。性格の違いは　そんなところです。

真夏の強烈な陽光と帽子の影で顔は半分真っ黒、　なかなか　きれいで健康的な肌の色が出せずに　悪戦苦闘しました。　洋服の模様も処理に手を焼きました。

下地に暗い茶色（バーント・アンバー）を敷いたので　それが　最後までちらちらしています、とくに指の間などは　もう少し明るい色で　処理した方がよさそうです。

背景の緑、空も　ありきたりで　全然　生きていません。

課題は山積みですね。

「Re:従姉妹同士」
> 最後に　小生の作品をアップします。　2人の少女を描くというのは　結構　難しかったです。　性格の違いが　出ていればとおもうのですが。
>
> 率直なご意見をお願いします。

　いや〜、本当に難しそうです。
　見た人たちが性格の違い・・というところまで
　感じるかどうか・・。
　見る人の感度にもよるかもしれませんね。

　画面の中で2人の関係に主演、助演というような
　関係がどうしても出てくると思います。
　その配分ですね。

　太陽の光や空気の流れ、
　顔の表情や体の動き、服の処理・・。
　どれ一つとっても、研究課題になり得ると思います。

　スナップショットのおもしろさで行くか、
　何か普遍的な意味合いを強調していくのか・・。
　
　
　「難しい」と問題意識を持ち続けることが、
　次の跳躍につながると信じたい。
　楽しみにしています。