(12月9日 05:00)
　【那須塩原】定例市議会一般質問初日の８日、４人が質問した。市執行部は(1)本年度内に異業種連携の協議会を立ち上げる(2)ドメスティック・バイオレンス（ＤＶ）対策基本計画の策定や庁内体制などを研究、検討する－などと答弁した。質問者は鈴木紀（公明クラブ）山本はるひ（敬清会）若松東征（真心会）早乙女順子（市民ネット）の各氏。

　■異業種連携

　栗川仁市長は産業活性化を図るため、本年度内に農業、観光、商業、工業の異業種連携を推進する「農・観・商・工連携推進協議会」（仮称）を立ち上げる考えを示した。

　栗川市長は「市内の経済団体各位に働き掛け、本年度内に設立したい」とした上で「来年度は那須塩原ブランドづくりに取り組みたいと考えており、その役割を協議会に担ってもらいたい」と述べた。異業種連携の推進は２月に再選した栗川市長が、２期目の公約の一つに掲げていた。

　鈴木氏が質問した。

　■ＤＶ対策

　夫などからの暴力、ＤＶ対策について栗川市長は「今後ともＤＶ問題は人権問題であるとの認識の下、関係部署が連携して問題意識啓発や被害者支援に取り組む」と強調。ＤＶ対策基本計画策定や庁内体制を研究検討する考えを表明した。

　市によると、市内のＤＶ関係相談件数は、一昨年度が１９６件、昨年度は１７０件、本年度上半期で94件。

　早乙女氏の質問に答えた。
下野新聞