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  • from: 21世紀さん

    2010年02月08日 18時55分02秒

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    【働く 生活を変える】

    (1)足踏みする「男女共同参画」
    2010.2.3 21:52

    このニュースのトピックス:環境・エコ・捕鯨
     昨年5月、その前年春に26年間勤めた岡山県内の短大を辞めた沢山美果子(59)=同県倉敷市=は、岡山大学での講座「ジェンダーと生きること〜働く未来に向けて」の講師として教壇に立った。

     「女性がキャリアを、働くことをつなぐことは想像以上に難しい…」

     約100人の学生を前に、沢山は離職した理由やいまなお研究者でいたいのはなぜか、そして働く女性の現状を語った。45分の講義はあっという間に過ぎた。

     沢山はお茶の水女子大学大学院を修了後、研究者の道を志した。夫とともに岡山県内に移住し、短大で幼児教育を教えた。「学生を教えながら研究を続けたい」と思っていたが、少子化時代を迎え状況が変わった。

     大学間の競争が増し、学生確保のため「自身の考えに反することまで強いられた」(沢山)。職場にこだわるより残りの人生を考えて退職したが、何よりも「学生と接する場」を失ったことはつらかった。

     講座は、岡山大文学部教授の倉地克直(60)らと約20年前に立ち上げ、ジェンダー(文化的・社会的性差)という視点から社会や家族、働くことなどを幅広く考える内容だ。沢山は退職後に計8度、教壇に立っている。

     「退職によって、自分にとって価値ある生とは何かを考えさせられ、いま学生と再び接し、働くこととは何かを考えさせられている」


     内閣府の「女性の政策・方針決定参画状況」によると、平成21年の国家公務員(I種、事務系)への女性の採用・登用は30・6%。17年に比べ9ポイント上昇した。ただ、別の結果もある。企業で、部長や課長などの管理職に占める女性の割合は20年が9・8%で、17年の10・7%から減った。沢山のような研究者は短大講師以上が45・7%(21年)だが、大学講師以上だと16・7%(同)、教授などを含む研究者全体では13%(20年)に過ぎない。

     男女共同参画基本法に基づく基本計画(第2次)では、「指導的地位に女性が占める割合が30%」となる時期のめどを「2020(平成32)年」とするが、内閣府男女共同参画局は「国家公務員の登用など入り口部分では進んだが、全体的にまだ低いと言わざるを得ない」とみている。

     国連開発計画の2009(平成21)年のリポートの指摘はさらに厳しい。日本は、生活の質などを示す人間開発指数は10位と高いが、女性の社会進出の達成度を示す指数は57位、男女間格差解消を示す指数は75位にとどまる。

     それは、女性が働き続けることの難しさを示すデータでもある。

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コメント: 全1件

from: 21世紀さん

2010年02月08日 18時56分07秒

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「Re:【働く 生活を変える】」
> (1)足踏みする「男女共同参画」
> 2010.2.3 21:52
 ◇

 倉地らが講座を立ち上げた約20年前、男子学生の中には「所詮(しょせん)、男と女は…」と現実の問題に踏み込んでみようとしない学生がいた。沢山らが「所詮派」と呼んだ学生だが、いまはほぼ皆無だ。

 21年度の受講生約110人のうち男子学生は半分以上。関心も高い。沢山は、昭和60年の男女雇用機会均等法公布以降、母親が働く姿をみている世代が増えたことをその理由に挙げ、「家庭、育児への認識が変わり始めた」と指摘する。ただ、実際はどうだろうか。

 沢山は数年前、委員を務めている男女共同参画にかかわる行政の審議会の中で、男性委員の「女性は管理職になりたがらない」という発言に驚いた。「管理職と家庭の両立は難しく、仕事を犠牲にする人は多いのに…」と反論したくなった。

 社会に潜む、男女間の考え方のズレ…。倉地は「2000年代は結局、勝ち負けが問われた10年で、学生の就職も勝ち負けのゴールでしかなかった」と前置きし、こう続けた。

 「男と女はそれぞれを映す鏡のようなもの。一方が変われば他方も変わる。男女の働き方を考え直せば、次の10年は変わるのではないか。次の10年を変え、また明日を生きる力を、若者たちに養ってほしい」(敬称略)

     ◇

 昨年、男女の完全な平等をうたった国連の「女子差別撤廃条約」採択から30年を迎え、国内では今年、男女共同参画基本法に基づく計画が見直される。節目を迎えた、働く女性をめぐる環境に、生活を変えるヒントを見いだせないか。

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