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配偶者からの暴力(DV)問題

配偶者からの暴力(DV)問題>掲示板

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  • from: 21世紀さん

    2010年02月15日 19時10分41秒

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    「別れ切り出すたびダンベルで殴られた」宮城3人殺傷

    2010年2月10日23時30分
    宮城県石巻市の住宅で10日朝、押し入った男に男女3人が刺され、この家の長女(20)ら女性2人が死亡した事件で、県警は同日午後、次女(18)を連れ去ったとみられていた同市の解体工の少年(18)ら2人を市内で発見し、未成年者略取と監禁の疑いで現行犯逮捕した。その場で保護された次女は以前、交際していた解体工の少年からのドメスティックバイオレンス(DV)について12回も警察に相談しており、この日、被害届を出すことになっていた。

     石巻署捜査本部によると、事件があったのは同市清水町1丁目の無職南部かつみさん(46)方。連れ去られた次女の沙耶(さや)さんは、左足に軽いけがを負ったが無事だった。

     ほかに逮捕されたのは、同県東松島市の無職少年(17)。監禁などの容疑について解体工の少年は「関係ない」と否認、無職少年は「(解体工の少年と)沙耶さんを無理やり連れ出した」と認めているという。解体工の少年については殺人容疑でも調べる。

     死亡したのは長女美沙さんと、姉妹の友人で石巻市日和が丘2丁目、市立高校3年大森実可子さん(18)。居合わせた建設作業員の男性(20)は胸に大けがを負った。

     捜査本部によると、解体工の少年は沙耶さんの元交際相手。昨年10月には2人の間に娘が生まれたが、少年から暴力を受けたとして、沙耶さんや家族が同署に相談に訪れていたという。事件前日の今月9日夕にも、「少年が南部さん方を訪れた」との110番通報が建設作業員の男性から寄せられたという。同署員が駆けつけた際には、少年はすでに立ち去った後だったという。
     ◇

     この日夜、記者会見した宮城県警の阿部信三郎・刑事部長らによると、最初に沙耶さんからドメスティックバイオレンス(DV)に関する相談が石巻署にあったのは、昨年2月だったという。

     説明によると、事件前日の今月9日までに家族からのものを含めて計12回の相談があったという。内容は「交際相手から言葉遣いなどで文句を言われたり、殴るなどの暴力を加えられる」というものだった。同署は昨年2月と今年1月に少年に警告した。さらに、暴行や傷害事件として被害届を出すように沙耶さん側に強く勧めたが、応じなかったという。その後、9日夕の110番通報を受け、同署で約1時間にわたって沙耶さんらから事情を聴き、10日に被害届を出すことを決めたという。阿部刑事部長は「対応に不適切なところはなかった」と話した。

     沙耶さんと少年を知る男性によると、2人は一昨年夏に友人を通じて知り合い、交際を始めた。昨年10月には娘が生まれたが、その前から沙耶さんは少年によるDVに悩まされていたようだったという。沙耶さんは男性に「別れを切り出すたびにダンベルで殴られたり首を絞められたり、たばこの火を押しつけられたりした」と話していたという。この男性によると、最近は沙耶さんの実家に少年が押し入って娘を連れ去ろうとすることもあったという。

     死亡した大森さんの知人によると、大森さんは美沙さんの友人で、今月に入って少年が南部さん方に押しかけるようになったため、姉妹に頼まれて南部さん方に泊まっていて被害に遭ったという。大森さんの親類の男性(49)は「友だち思いの良い子だった。あんな子を刺し殺すなんて許せない」と目を潤ませた。
    朝日新聞

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コメント: 全4件

from: 21世紀さん

2010年02月22日 23時15分23秒

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「Re:「別れ切り出すたびダンベルで殴られた」宮城3人殺傷」
石巻2人刺殺:宮城県警がDVとストーカー被害再度検証へ
 宮城県石巻市の南部かつみさん(46)方で長女美沙さん(20)ら2人が刺殺され、次女(18)が一時連れ去られた事件を受け、竹内直人県警本部長は22日、09年に各署に相談が寄せられた配偶者暴力(DV)とストーカー被害について、再度検証するよう指示したことを明らかにした。計約1200件の相談があり、事件に発展する可能性があるものについては、警告などの措置を積極的に取るよう文書で指示した。

 石巻の事件では、次女が元交際相手の解体工の少年(18)=未成年者略取と監禁容疑で逮捕=から度々暴力をふるわれ、石巻署に09年2月から計12回相談していた。同署は少年に2回警告しており、次女は事件当日の2月10日、被害届を出す予定だった。竹内本部長は「警察として考えられる措置は取ったが、さらに取りうる措置があったのか検証したい」としている。【鈴木一也】

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毎日新聞 2010年2月22日 19時46分

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from: 21世紀さん

2010年02月17日 22時56分28秒

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「Re:「別れ切り出すたびダンベルで殴られた」宮城3人殺傷」
石巻の2女性刺殺:背景に少年のDV 親族男性「警察の対応遅れた」 /宮城
 石巻市の南部かつみさん(46)方で長女美沙さん(20)ら2人が刺殺され、次女(18)が連れ去られた事件で、南部さんの親族や知人らの証言で、次女に対する元交際相手の少年(18)=未成年者略取、監禁容疑で逮捕=のドメスティックバイオレンス(DV)の様子が浮かび上がった。事件の根底にあるとみられるDV。親族の男性(74)は「(警察への相談は)一度や二度じゃない。適切に対応してくれたら、こういうことにはならなかった」とつぶやいた。

 親族の男性によると、次女と少年(18)の交際は約3年前から始まったが、2人は一緒に暮らしたり、別居を繰り返した。原因は少年の暴力。「少年が暴力を振るって、次女がアルバイトで稼いだお金を奪う構図」と説明する。

 男性は「次女は昨夏から頻繁に暴力を受けていた。腕にたばこの火を押し付けられた跡があったと聞いた」と証言。少年の友人も「あいつと遊ぶ時は大抵、次女と一緒。今月上旬にも次女が眼帯をしていて、『あれ』と思った」と話した。

 知人によると、次女は暴力に耐えられなくなると実家に戻った。次女と離れた少年は「どこに出掛けるにもまず、南部さんの家の前に行った」。南部さんの家に上がり込み、暴力を振るうこともあったという。

 次女らは09年2月に4回、石巻署にDVの相談をしていた。次女はその後、数日だけDV被害者の保護施設に身を寄せたが「仲直りした」と普段の生活に戻ったという。だが、少年の暴力は続き、県警は09年2月と今年1月の2度、次女に傷害の被害届を出すよう説得する一方、少年に口頭による警告を与えた。ただ、次女は被害届を出さなかった。

 県警や親族への取材で、少年は事件前日の9日夜に南部さん方に押しかけ、次女の毛髪を引っ張って振り回したり、次女をかばった美沙さんとつかみ合いになったことも判明した。家族は石巻署に通報したが、署員が到着した時には少年は立ち去っていた。次女は10日に被害届を提出することを決めた。

 石巻署捜査本部は、DVへの対応は「適切だった」(捜査本部長・阿部信三郎・県警刑事部長)との姿勢だが、親族の男性は不満を隠せない。「警察の対応は遅れたと思う」【宍戸護、浅妻博之、垂水友里香】

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毎日新聞 2010年2月15日 地方版

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from: 21世紀さん

2010年02月16日 21時30分58秒

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「Re:「別れ切り出すたびダンベルで殴られた」宮城3人殺傷」
DV、ストーカー防止強化
県警、3人殺傷事件受け


 石巻市で3人が死傷し、18歳少女が連れ去られた事件を受け、県警が、配偶者や恋人からの暴力(DV=ドメスティック・バイオレンス)やストーカー行為の未然防止を強化する方針を固めたことが分かった。事件の背景には、DV行為があったとみられ、県警は3月にも、重大犯罪を未然に防ぐため、情報収集と報告の徹底を促す通知文書を県内全署に配布する。

 県警幹部によると、県警にはここ数年、年間1000件以上のストーカーやDVに関する相談が寄せられている。このほかに、各署には「夫婦げんか」「騒音駆除」として相談が寄せられており、背後にDVやストーカー行為が潜むケースもあるとみられる。全国的には深刻な事件に発展したケースもある。

 担当の県警生活安全部は以前から、口頭で情報収集などを指示していたが、今回の事件でさらに強化し、文書で通知することを決めた。

 捜査関係者や友人によると、石巻市、解体工少年(18)(監禁容疑で逮捕)は元交際相手のアルバイト店員、南部沙耶さん(18)に対し、拳や平手で殴る、ける、たばこの火を押しつけるなどの暴行を加えていたという。

 沙耶さんらは昨年2月から今月9日までに計13回、石巻署を訪れたり電話をかけたりして相談。うち9日夜には、数日前に沙耶さんが暴行を受けたなどとして同署を訪れ、翌10日に被害届を出すことにしていた。県警の阿部信三郎刑事部長は10日夜の記者会見で、「対応に不適切な点はなかった」と語った。

 10日起きた3人殺傷事件では、沙耶さんの姉の美沙さん(20)と、知人で市立高3年大森実可子さん(18)が胸などを刃物で刺されて殺害され、美沙さんの知人男性(20)も胸などを刺され重傷を負った。

 県警幹部は「今回の事件を真摯に受け止め、出来ることを考えている。県民の協力も得て、DVなどを防止したい」としている。

■悲しみの中、大森さん通夜

 事件に巻き込まれ、死亡した大森さんの通夜が13日夜、石巻市内の斎場で営まれた。突然の凶行で奪われた若い命を悼み、「悔しい」「無念さを晴らしてやりたい」など悲嘆の声が会場を埋めた。

 通夜の参列者たちは皆うつむきがちで、足早に会場に入っていった。参列者によると、大森さんが通っていた同市立女子商業高3年の同級生らがすすり泣く声が響き、大森さんの遺族はハンカチで涙をぬぐいながら、気丈に振る舞っていたという。

 息子が大森さんと同級生という女性(46)は、「関係のない子が犠牲になるなんて犯人に憤りを感じる」と話した。幼い頃から大森さんをよく知っているという60歳の夫婦は「孫や町内の子供たちの面倒見が良く非常に優しい子。悔しくてたまらない」と悲しんでいた。

 県警や友人らの話によると、大森さんは、沙耶さんの相談にのるため、10日朝、事件が起きた南部さん宅にいたとみられている。

 同高によると、大森さんは学級委員を務めるなど活発な生徒。小学生と遊ぶ地域のボランティア活動にも参加するなど、面倒見がよかったという。

(2010年2月14日 読売新聞)

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from: 21世紀さん

2010年02月16日 21時27分26秒

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「Re:「別れ切り出すたびダンベルで殴られた」宮城3人殺傷」
社説:宮城連れ去り 警察対応の検証必要だ
 痛ましい事件が起きた。宮城県石巻市で、男女3人が刃物で殺傷され、18歳の少女が一時、連れ去られた。

 宮城県警は、少女の元交際相手の解体工の少年(18)と、一緒にいた無職の少年(17)を未成年者略取と監禁容疑で逮捕した。殺人容疑でも追及する方針だ。

 少女は、元交際相手の少年からたびたび暴力を振るわれ、昨年2月以後、地元署に12回も相談していた。事件当日に被害届を出す段取りになっていたというから、まことに残念と言うほかない。

 男女間のトラブルが周囲を巻き込む形で事件化するケースが昨年来、相次いでいる。

 千葉市で昨年7月、無職男(28)が以前交際していた女性(22)の自宅でその母親を刺殺し、女性を沖縄まで連れ去った。東京都港区では同8月、耳かきエステ店の常連客の男(41)が女性従業員(21)の自宅に押しかけ、従業員と祖母を刺殺した。

 いずれも加害者のつきまとい行為について事前に被害者から警察に相談があった。そのため、警察庁は同月、男女間のトラブルも積極的に事件化するよう的確な対応を求める通達を各警察本部に出している。

 通達は、警察官個人の判断で処理せず、署長指揮の下で組織的に対応することも求めている。

 今回、地元署は少女に対し、被害届を出すよう繰り返し説得したり、配偶者暴力防止法に基づいて少年側に2回警告していたといい、「対応に問題はなかった」としている。

 確かに、2人は仲たがいしては復縁を繰り返し、ウェブ上でプロフィルを公開する「プロフ」でも互いを必要とする書き込みをしている。

 だが、被害の相談回数が10回を超えるのはやはり異常だ。配偶者暴力防止法は、被害者の申し立てにより裁判所が面会の強要やつきまといなどを禁じる保護命令が出せる。違反すれば懲役などの罰則もある。

 一昨年施行の法改正で、保護の対象範囲は親族にまで拡充された。警察本部長には「暴力による被害の発生を防止するために必要な援助を行う」との規定もある。

 中井洽国家公安委員長は12日の閣議後会見で「被害者から相談を受けている中、事件が起きて残念だ。警察の対応に誤りがなかったのかも含めて調べたい」と話した。

 結果的に最悪の事態を招いたのは間違いない。警察が申し立てや被害届の提出に関し、もう少し主導的な役割は果たせなかったものか。また、加害者が未成年ということで腰が引けた面はなかったか。特に、通達が出た昨夏以後の対応が重要である。警察庁を中心に検証し今後の教訓としてほしい。

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毎日新聞 2010年2月14日 2時35分

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