母子家庭による生活難や配偶者からの暴力（ＤＶ）などに悩む女性を支援するため、県は女性団体から新たな企画を募集する。募集期間は６月２８日まで。企画書を提出した団体からヒアリングを実施し、認められた場合は事業の必要経費として１００万円まで助成する。自治体が女性を支援するために民間の女性団体から企画を募るのは全国初という。

　事業例としては、母子家庭で仕事を休めない母親の代わりに病気の子供を世話する事業や、ＤＶ被害の一時的避難から新生活を始める際の家財道具や生活用品などを提供する事業など。県内に事務所があり、構成員の３分の２以上が女性の団体が応募対象となる。

　募集要領は県のＨＰからダウンロードできる。問い合わせは県男女共同参画推進課（０９２・６４３・３４０９）。【松本光央】

〔北九州版〕

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毎日新聞　2010年6月1日　地方版