「Re:ひわい行為などで神奈川県職員２人を懲戒」
妻へのＤＶ、電車内で盗撮…２職員を停職処分/神奈川県
2010年12月3日
県は３日、ドメスティックバイオレンス（ＤＶ）防止法に基づく保護命令に違反したとして、保健福祉局の男性職員（55）を停職１カ月の懲戒処分にしたと発表した。同法に基づき県が職員を処分したのは初。また、電車内で盗撮をしたとして、農業技術センターの男性職員（44）を停職６カ月の懲戒処分にした。

　県によると、保健福祉局職員は暴力行為によって４月中旬から半年間、妻（55）への付きまといや住居での徘徊（はいかい）などを禁止する命令を横浜地裁から受けていたが、８月に妻の住居に行きインターホンを押すなどした。さらに、緊急の場合を除き午後10時から午前６時まで、妻への電話やメールなどを禁じる命令も受けたが40回メールを送ったとし、９月上旬にＤＶ防止法保護命令違反の疑いで県警に逮捕され、罰金30万円の略式命令を受けた。

　職員は県に対し、「法には違反してしまったが、行為自体は問題あるとは思っていない」などと話しているという。

　一方、農業技術センター職員は９月下旬の朝、通勤中の電車内で女性のスカート内をデジタルカメラで動画撮影し、県迷惑行為防止条例違反の疑いで県警に現行犯逮捕された。県の聴取に対し、同様の手口で計５回、女性のスカート内を盗撮したと認めたという。

12/03
神奈川新聞