苅田町は、子育てを始める若い男女や子育てに行き詰まり気味の父母らを対象にしたセミナー「子育てコーチング」を開く。

　セミナーは２０、２７日に同町若久町の町北公民館で開かれる予定。講師は、親子関係や家庭内暴力などの相談を受ける北九州市の「こころの相談室かもみーる」主宰の臨床心理士、蒲原くみ恵さん。子供がのびのびと個性を発揮する環境作りや、ありのままの子供の姿を受け入れる親子関係作りについて語る。

　町人権男女共同参画課は「子育てを通じて自分と向き合い、成長していくためのコーチングです」と受講を呼びかける。無料だが、定員３０人で先着順に締め切り。申し込みは同課０９３・４３４・１９５８。【降旗英峰】

〔京築版〕

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毎日新聞　2011年9月13日　地方版

2011.9.21 08:26
　毎年冬に流行し、乳幼児の重い肺炎の原因となるＲＳウイルス感染症が今年は既に拡大傾向だ。全国約３千の小児科定点医療機関から報告される患者数は、今年は６月ごろから、データのある２００４年以降で最多ペースで推移していることが国立感染症研究所の２１日までの分析で分かった。

　同研究所の安井良則主任研究官は「ＲＳウイルス感染症はインフルエンザより知名度が低いが、小児科では最も恐れられている感染症の一つ。初めてかかる乳幼児で重症化しやすく、感染力も強い。家族、医師、保育園などは既に流行が始まっていることに注意してほしい」と話している。

　最新の速報値は今月５日〜１１日の１週間分で１３２１人。この時期としては最多だった０８年の８３６人の約１・６倍となっている。乳幼児のＲＳウイルス感染症は、せきや鼻水、発熱から始まり、熱は下がったとしても、ぜーぜーという呼吸が続き、吐くようにせき込むなどして肺炎に悪化する場合がある。

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娘２人を４０年間監禁、性的暴行を加えた“老父”
2011.9.3 18:00
オーストリアで８月、４１年間にわたり娘たちを閉じこめ、性的暴行を加え続けていた８０歳の老父が逮捕された。娘たちは父親と同じ部屋で暮らし、社会との交流からも隔絶された生活を送り続けていたという。同国では２００８年にも、娘を２４年間監禁し性的関係を強要してきた７０代の父親が逮捕されたばかりで、相次ぐ奇怪な事件は国内外に波紋を広げている。（黒川信雄）

　ドイツとの国境に近いオーストリア・ブラウナウ地区に在住していたというこの一家は、１９７０年代から父親が２人の娘を監禁し、肉体的、性的暴行を加え続けていた。娘は現在それぞれ５３歳、４５歳で、父親は娘が１０代ごろから暴行を加え続けてきたとみられる。

　フランス通信（ＡＦＰ）などによると、２人は自宅の一室で父親との共同生活を強いられ、さらに娘たちは小さな木製のベンチで睡眠をとらなくてはいけなかったという。この部分に関しては、警察が後に部屋以外でも限定的に生活を送る自由があったと訂正したが、娘らは睡眠は父親と同じ部屋でとり、外部との社会的な接触を一切禁じられていた。

　さらに父親の要求を拒否しようとすれば、棒で殴られたりピストルで脅されたりした。母親はすでに０８年に死亡しているが、母親も同様に父親から暴行を受けていた。

　事態に変化が起きたのは今年５月のこと。父親が年長の娘に性的暴行を加えようとしたが、娘が逆に父親を突き飛ばした。床に倒れた父親はそのまま身動きがとれなくなり、娘は２日後にソーシャル・ワーカーを呼び、事態が外部に知られることとなった。
　現地の警察当局は「娘たちは（生活上の）支援を（外部から）受けていたが、恐怖から彼らに事情を打ち明けることはなかった」と語っている。また娘たちは、軽い知的障害を持っているとみられている。

　父親は暴行や監禁、強姦など、自身の容疑をすべて否認しているが、逃亡のおそれがあるなどの理由で当局により拘束されている。また当面の措置として、父親は少なくとも６カ月間は自宅に帰ることを禁じられた。

　オーストリアでは０８年、７０代の父親が娘を約２４年間にわたり窓もない自宅の地下室に監禁し、性的関係を強要していた事件が発覚している。この事件では、娘と父親の間には７人の子供が生まれていた。報道によると、今回の事件で父と娘たちの間で子供が生まれた形跡はないという。