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弥生の河に言の葉が流れる

弥生の河に言の葉が流れる>掲示板

公開 メンバー数:7人

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  • from: yumiさん

    2010年06月30日 15時54分19秒

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    「ダークネス・ゲーム」
    〜第五章〜・4・

     友梨(ゆうり)と智里(ちさと)の間に入って来たのは勇真(ゆうま)だった。

    「あ…三村(みむら)さん。」
    「勇真でいい。」
    「で、でも……。」

     戸惑う友梨に勇真は微笑んだ。

    「どうせ、皆で当分の間暮らすんだ、苗字よりも下の名前の方がいいだろ。」
    「……でも。」
    「ふ〜ん。」
    「な、何よ!昌獅(まさし)。」

     少し離れた所から友梨を馬鹿にしたような表情を浮かべる昌獅に友梨は睨みつける。

    「俺は呼び捨てで、そいつはさん付けかよ。」
    「あんたが悪いんでしょ!」
    「あ〜、そうかよ。」
    「何よその投げやりな態度は!」
    「俺は元からこうだ。」
    「そもそも、あんたが昨日あんな事したから、私はあんたの事なぜか、呼び捨てでしか出来なくなったのよ!」
    「はあ?」

     昌獅は器用に片方の眉だけ上げた。

    「私は今まで男の子の事を下の名前で呼んだ事無いのに〜…。」
    「知るかよ。」
    「ちょっと待って。」
    「え?」
    「……。」

     唐突に智里が割り込み、友梨は小さく目を見張り、昌獅は自分が感情的になり過ぎたと思い、決まり悪そうにそっぽを向く。

    「お姉ちゃん、男の子の下の名前呼びは、そいつが最初じゃないわよ。」
    「へ?」

     軽く目を見張る友梨に智里は呆れたような、冷めたような視線を姉に送る。

    「お姉ちゃん、従弟のアレなんと呼んでる?それとミキちゃんの弟は?」
    「え?ヒロ?それとセンちゃん?」
    「………それらは、全部下の名前からもじっているでしょ?」
    「え、でも、でも。」
    「はい、はい、その話は今度聞くから、今はあの変体から来たメールの方が何十倍も重要でしょ?」
    「……。」
    「勇真さんたちはこのメールに書かれている『飛川(ひかわ)ビル』って知ってますか?」
    「ああ、一応は。」
    「よかった、私たち此処らへんでも、あんまり知らないから。」
    「そうだよね、いっつも、お父さんの後についていってたから、あんまり知らないよね。」

     智里の言葉に美波(みなみ)までもが頷いた。

    「……私はマシだと思うけど?」
    「あら、お姉ちゃん、本当にそう思う訳?」
    「う、うん。」
    「へ〜、そうなの?例えばお姉ちゃんが就活をはじめて、それで、結構都会の方に行っても迷わないんだ。」
    「う…。」
    「地図があっても逆方向に迷ったりしないんだ。」
    「うう……。」
    「へ〜知らなかったな〜。」

     痛いところを突かれ友梨は心臓部位に掌を当てる。

    「お姉ちゃん――。」
    「わ、分かったから、これ以上言わないで。」
    「うん、それでよろしい。」

     友梨はこの時もう一生智里に勝てないだろうと思ったのだった。

    〜つづく〜
    あとがき:すこ〜し話の筋がずれていますが…、まあ、何とかなる…かな?う〜む…。
    今一番困っているのは、5000人突破の質問が考えられないことです!?誰でもいいので一緒に考えてください!!

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  • from: yumiさん

    2010年06月28日 09時26分09秒

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    「ダークネス・ゲーム」
    〜第五章〜・3・

    「えっ…。」
    「………意外に早いのね。」
    「ふえ?」
    「……。」
    「またなのか。」

     五者それぞれの反応を見せる。
     友梨(ゆうり)は忘れないために制服のポケットに入れっぱなしの携帯を取り出し。
     智里(ちさと)は自分の携帯を取り出すことすら面倒なのか、姉の取り出した携帯を覗き込み。
     美波(みなみ)は分かっていないのか、視線を彷徨わせ、助けを求めるように姉たちを見つめた。

    「美波、こっちにきなさい。」

     友梨は美波の視線に気付いたのか手招きをした。

    「あ、うん。」

     パタパタと走ってくる美波に友梨は苦笑を漏らす。

    「ま〜だ、パジャマなの?」
    「ふえ?」

     美波は視線を落とし、自分がまだパジャマである事に気付き、微かに頬を赤く染めた。

    「あう…。」
    「お姉ちゃん、そのボケの事は後でいいから、さっさと、メール開いて。」
    「はいはい。」

     友梨は小さく肩を竦め、さっさとメールと開く。

    「………結構まとも?」
    「……。」
    「何?何?」

     友梨は何処と無く気の抜けた声を上げ、智里は眉間に皺を寄せ、美波は見えないのか友梨の後ろに回りこみ、携帯の画面を除き見る。


    《諸君一日だけの休みは有意義に過ごせたかな?
     さて、君達には第三ステージに案内しようと思う。
     以下の場所に来てくれ。

     飛川(ひかわ)ビル 屋上
     さてさて、君達はこのゲームで終わるかな?》


    「…………なんか拍子抜け。」
    「……。」
    「智里お姉ちゃん…?」

     智里の眉間にいつも以上に深く刻まれている皺に美波は恐怖を覚える。

    「何で……。」

     地獄のそこから響いてきそうな低い声に、美波だけでなく友梨も身の危険を感じたのか後ずさった。

    「このわたしが、こんな奴のために出向かなきゃいけないのよ……。」
    「………み、美波!」
    「は、はい!」
    「朝食にしようか?」
    「うんそうだね!」

     二人は智里から目を逸らし、そして、話も逸らそうとするが、智里の声が二人の会話に入り込む。

    「待ちなさいよ。」
    「ひぇっ!」
    「うひゃっ!」

     智里の低い声によって二人の驚き声が上がった。

    「貴女たちはなんとも思わない訳?」

     友梨は顔を引き攣り、視線を彷徨わせながら、助けを求める。
     しかし、頼りになるはずの男性陣は友梨と目を合わせようとしない。

    (おい……。)

     友梨は心の中で言うと、不意に昌獅(まさし)と視線が合う。

    (助けて…。)

     そう視線を送るが、昌獅はそれを思いっきり無視した。

    「おいっ!」

     思わず声に出してしまった友梨は慌てて口を塞ぐ。

    「………ふ〜ん。」

     近くからの白けた視線を感じ、友梨の背中に嫌な汗が流れ出す。

    「………ううう…。」

     友梨は恨みがましく昌獅を見るが、彼は完全に無視をする。

    「まあ、そこまでにしたらどうだ。」

    〜つづく〜
    あとがき:ゆう(友梨)ちゃんとまさ(昌獅)の遣り取りが結構気に入っています。それにしても…【ルーラー】の考えている事は作者でも分かりません……。

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  • from: yumiさん

    2010年06月27日 11時02分41秒

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    「ダークネス・ゲーム」
    〜第五章〜・2・

    「お姉ちゃん!」
    「何よ!?」

     友梨(ゆうり)はギロリと実の妹である智里(ちさと)を睨み付けた。
     因みに二人は取っ組み合いの喧嘩をした後なので、髪が乱れきっている。

    「……おはよう?」

     高田(たかだ)家三女の美波(みなみ)がひょこりと顔を覗かせ、二人の姉を見て目を丸くさせた。

    「ふえ?」
    「……。」
    「あ、美波ちゃん、おはよう。」

     美波の素っ頓狂な声に壁にもたれかかった二人の男性が彼女を見るが、その後の行動は彼らの性格を如実に現していた。
     睨んでいるような視線を美波に向ける昌獅(まさし)。
     愛想よく美波に声をかける勇真(ゆうま)。
     その両者である。

    「あの……お姉ちゃんたちは何で喧嘩しているの?」
    「……。」
    「さあ、おれも今さっき来た所だから分からない。」

     勇真は申し訳なさそうに肩を竦めるが、昌獅は何かを知っているのか、そっぽを向いている。

    「昌獅?」
    「……。」
    「昌獅。」
    「…………。」
    「ま――。」
    「いい加減にしろ。」

     どすの利いた低い声に美波は肩を小さく震わせた。

    「俺の名前を呼ぶな。」
    「で、何を知っているんだ?」
    「……人の話を聞け。」

     キッと睨みつけるが、勇真は応えていないのかそのまま話を進める。

    「……ちっ…。」

     どうせこれ以上言っても無駄だと悟った昌獅は小さく舌打ちをして、顎で友梨と智里を指した。

    「しょうもない喧嘩だ。」
    「……。」
    「……。」
    「……で?」

     続きがいつまで経っても返って来ないと思ったのか、勇真は昌獅の言葉を促す。

    「………簡単に言えば、高田姉が一人出て行こうとしたところに高田妹その1がそれをみて、激怒したという訳だ。」
    「あ〜…。」

     美波はその言葉を聞き納得した。

    「それで、友梨お姉ちゃんが出て行こうとした理由は?」

     美波は友梨だって考えがあって出て行こうとした事くらい分かっているので、そう訊いた。

    「着替えを取りに行こうとしたらしい。」
    「成程。」

     昨日のうちに美波と智里は自分の服を取りに行ったが、友梨の分は持っていかなかった。因みに取りにいった時、美波は友梨の分を用意しようとしたが、智里に止められた、そして、それを不思議に思った美波は智里に問うと、彼女はこう答えた。

    『あの馬鹿姉が暴走していなくなって、何で、このわたしがあんな馬鹿姉の尻拭いやその他もろもろは絶対にやりたくないわ、こんな面倒なことあの馬鹿姉が一人出来てやったらいいのよ。』

     そして、友梨が実際に一人で行こうとしたので、智里が怒っているので美波は友梨を不憫に思った。

    「智里お姉ちゃん怒ると怖いもんね。」
    「……。」
    「……。」

     怖いだけで済むものか!と二人は思ったが、流石に近くに智里がいるので二人は思っていた事を口にする事は無かった。
     刹那、四人の携帯が同時に鳴った。

    〜つづく〜
    あとがき:あ〜朝っぱらからよく喧嘩できるな〜…。しかも、リョウ(涼太)の出番は多分第六章までないからな〜…、かわいそう…。

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  • from: yumiさん

    2010年06月26日 10時37分34秒

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    「ダークネス・ゲーム」
    〜第五章〜《罠》・1・

     美波(みなみ)は暗闇の中にいた。

    「ここは?」

     見覚えがあるような、ないような場所に首を傾げる。

    「誰だ?」

     擦れた声が美波の耳に入る。

    「え……うそ…。」

     美波は思わず口を塞ぎ、暗闇の向こうにいる人物を見詰める。

    「…誰だ?」
    「……くん?」

     もう一度問うた相手に、美波はその人の名を呼ぶ。

    「リョウくん?」
    「――っ!…………美波…なのか?」

     相手の方も息を呑む音がした。

    「そうだよ、あたし、だよ?」
    「……無事…なのか?」

     相手、月前涼太(つきまえりょうた)は手を伸ばし、美波に触れようとした、しかし、手を伸ばしても距離があった所為で彼女に触れられなかった。

    「うん、リョウくんは?」
    「オレは…大丈夫だ。」

     美波は微かに顔を歪め、そっと、涼太のいる方へと歩みを進める。

    「本当に?」
    「………分かったよ。」

     今にも泣き出しそうな声に、涼太は観念した。

    「ぶつけた肩とかはまだ痛むが、我慢できないほどじゃない。」
    「……。」
    「泣くなよ?」

     笑みを含んだ声に、美波は足を止める。

    「リョウくん?」
    「オレ以外の奴の前で泣くなよ。」
    「……どうして?」
    「慰めてやれねえから。」

     優しい声音に、美波の頬に一粒の涙が零れ、彼女の脚からは力が抜け、そして、その場にしゃがみ込んでしまった。

    「……情けねえな。」

     涼太は手を伸ばし、美波の頬に触れる。

    「オレはお前を守る事が出来なかった。」
    「リョウくん?」
    「ごめんな……。」

     涼太は美波の頬に触れていた手を離し、彼女を抱き締める。

    「守ってやれなくて。」
    「そんな事ないよ…。」
    「………夢でも、こうして、会えてよかった。」
    「……。」

     美波もこれが夢であると薄々分かっていたが、それでも、口にしたくなかった。
     もし、それを口にしてしまえば、目の前にいる涼太が消えてしまいそうで、独りぼっちになりそうで、言えなかった。

    「ごめんな。」
    「リョウくん。」

     美波は涼太に腕を回し、抱き締め返した。

    「…………美波。」
    「何?」

     涼太は腕の力を緩め、美波の顔を覗こうとするが、闇の中で彼女の顔を見る事が出来なかった。

    「本当に大丈夫なのか?」
    「うん、お姉ちゃんたちもいるし、それに勇真(ゆうま)さんや昌獅(まさし)さんがいるから。」

     涼太の頬が微かに引き攣ったのだが、美波はそれをしらない。

    「大丈夫だよ。」
    「…………。」

     涼太は何かを言おうとして口を開こうとした瞬間、二人は唐突に眠りから覚めた。



    「………あ…。」

     声を漏らし、周りを見渡した。
     この部屋は昨夜移った部屋で、自分ひとりしかいない事を美波は思い出した。

    「ははは……覚めちゃった。」
    「この――!?」
    「――!」
    「――!!」

     少し離れた所から聞こえる怒鳴り声に、美波は落ち込む気力を失った。

    「何なの?」

     小首を傾げ、美波はパジャマのまま廊下へと出て行った。

    〜つづく〜
    あとがき:リョウ(涼太)くんとみな(美波)ちゃんの再会(夢の中)やっとできたよ〜…、本当にリョウくんの再登場は何話ぶりかしら?
    ……なんか思い出すだけで、不憫に思ってきたかも……。

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    マナ

  • from: yumiさん

    2010年06月25日 08時53分31秒

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    「ダークネス・ゲーム」
    〜第四章〜・7・

    「――っ!」

     激痛に身を丸くさせる友梨(ゆうり)は顔を歪め、そして、その原因を作った人物を恨めしそうに見詰める。

    「………何よ、その目は。」

     見下ろすのは友梨の妹である智里(ちさと)で、その目は通常よりも冷え切っていた。

    「自業自得でしょ?」

     腕を組み見下ろす智里はまるで何かの捌きを与えるようなそんなオーラを発している。

    「お姉ちゃん、わたしがどれだけ心配したと思っているの?」
    「……。」

     いや、絶対、心配などしていないだろう、と友梨は言いたかったが、そんな事を言えば、智里の攻撃が再び来るだろう。
     因みに、友梨と同じ事を少しはなれた所にいる美波(みなみ)もそれと似たような事を考えているとは二人は気づいていなかった。

    「お姉ちゃんは無鉄砲で。」
    「……。」
    「本当に単細胞よね。」
    「……。」

     今此処で反論すれば、間違いなく言い包められてしまう友梨は黙り込むしかなかった。

    「そんな人が一番狙われやすいのよ?」
    「……。」
    「そんな事すら分からないの?」
    「……。」
    「お姉ちゃん、一体何年生きたら、学習するの?」
    「……っ!」

     この瞬間とうとう堪えていた怒りが友梨の中で爆発した。

    「いい加減にして!?」
    「……。」

     智里はスッと目を細め、姉を見下す。

    「言われなくても分かってるわよ、確かに私は無謀極まりない行動をしたけど、あんたに言われる筋合いなんかないのよ!」
    「……へー。」

     凍りつくような冷たい声音に、少し離れていた美波の表情が強張るが、近くにいる友梨は智里を睨んだままだった。

    「わたしに言われる筋合いはないんだ。」
    「そうよ。」
    「ふーん。」
    「智里だって、無謀な行動を取るときがあるじゃない!?」
    「あら。」

     智里は小首を傾げ、ニッコリと冷笑を浮かべる。

    「わたしの場合はお姉ちゃんと違って、伏線を張っているのよ?」
    「それがどうしたのよ。」
    「わたしはね、自分の身の安全を確かめてから、行動するわ。だから、お姉ちゃんみたいに自ら危険の中に身を置いたりしないの。」
    「……本当に、ムカつく。」
    「あら、ありがとう。最高の褒め言葉だわ。」
    「……。」

     睨み付ける友梨、それを悠然と受け止める智里。
     その両者の後ろには竜と虎の姿が見えている。

    「……まあ、お姉ちゃんが無事だったし、今日はこの辺にしとくわ。」
    「……。」

     友梨は智里を一瞥すると無言で立ち上がった。

    「友梨お姉ちゃん?」
    「……。」

     声をかける美波を無視し、友梨は扉のドアノブに手をかけた。

    「何処行くの?」
    「……今日は疲れたから、もう寝る。」
    「そう…?」

     友梨は扉を閉め、そして、自分用の部屋に入り込んだ、因みにその部屋は友梨が昨夜利用した部屋ではなく、別の部屋だ。

    「……。」

     友梨はベッドの上に倒れこみ、枕に顔を押し付ける。

    「……何なのよ…。」

     胸の中で渦巻く感情が何なのか、友梨には分からなかった、その感情のままあそこにいれば、妹たちに八つ当たりしそうで、友梨は部屋に戻った。

    「訳がわかんないよ……。」

     弱気な声は枕によってくぐもる。

    「……………………私、どうしちゃったんだろう?」

     友梨の疑問に答える声はなく、そして、疲れていたのか、友梨は早々と眠りに落ちていった。

    〜第四章完・第五章につづく〜
    あとがき:ふ〜…第四章は何とか少なめに終わった…でも、第五章はもしかしたらどの章よりも長くなるかも……。

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  • from: yumiさん

    2010年06月24日 13時42分58秒

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    「ダークネス・ゲーム」
    〜第四章〜・6・

    「……貴方には良心というものはないの?」
    「さあな、どっかに置き忘れたのかもしれないな。」

     友梨(ゆうり)が問うと、昌獅(まさし)はどこか世界を斜めから見ているような、そんな瞳を彼女に向けた。

    「だが、良心がなくとも、生きていける。」
    「…………でも、良心がなければ、人を思いやれない。」
    「どうかな?」
    「えっ?」
    「自分の利益のために、人を利用する、人に優しくする、そんな事は良心を失った、この俺にだって出来ると思うぜ。」

     嘲る昌獅に友梨は真直ぐに、真摯に彼を見つめた。

    「それは本当かしら?」
    「……何が言いたい。」
    「貴方は昨夜私たちを助けてくれた、智里(ちさと)、私の妹を背負ってくれた。」
    「それは、お前達を失うのはもったいなかったからだ。」
    「本当にそうかしら?」
    「何が言いたい。」

     鋭い眼光に、友梨は怯むこともなく、その刃のような瞳を受け止める。

    「貴方は、貴方が思っているほど、悪人でもないし、良心を捨ててはいない。」
    「……。」
    「だから、何かに対して、自分を戒めている。自分を傷つけている。」
    「………かる。」
    「自分を――。」
    「何が分かる!?」

     感情をむき出しにして叫ぶ昌獅に友梨は一瞬怯みそうになるが、それでも、自分を叱咤し、脚や瞳に力を込める。

    「お前に何が分かるって言うんだ!!」
    「分からないわよ。」

     友梨の静かで、穏やかな声が店内に響く。

    「私は貴方を知らない。」
    「当然だろ。」
    「ええ、学校が同じだった事も私は知らなかった。」
    「俺もお前が同じ学校だった事を知らなかった。」
    「私たちは昨日始めてであった。」

     友梨はそっと手を伸ばし昌獅と握手をしようとする。

    「何をやりたい。」
    「握手。」
    「………馬鹿じゃないのか?」

     そう言うと昌獅は友梨の手を弾いた。

    「……。」
    「そんなんで、俺の気持ちが分かるというのか?」
    「……。」
    「俺はお前たちを守るが、それは自分のためだ。」
    「……。」
    「俺はお前らなんかと馴れ合う気はない。」

     昌獅はそう言うとペットボトルを握り締め、店内から出て行ってしまった。

    「……。」

     一人店内に残された友梨は小さく呟いた。

    「やっと本音を言ってくれた。」

     昌獅はずっと友梨に対して。何処となく厳しく、だけど、何かを知ってもらいたいような、そんな視線を送っていた事を何となくだが、理解していた。
     初めの頃はそんな事は無理だ、時間が解決してくれる。
     そう思った、だけど、昌獅は友梨に感情をぶつけてきた。
     それは荒々しく、だけど、何か心の奥底が悲しみや苦しみで渦巻いているような気がした。

    「……でも。」

     友梨は表情を曇らせる。

    「私には何もできない。」

     友梨は昌獅を知らない、そして、これ以上踏み出せば他人ではなくなる、それが、友梨にとって重く、踏み出せないでいた。

    〜つづく〜
    あとがき:あ〜ナチュラルにまさ(昌獅)くん万引きしちゃたよ〜……。う〜……。

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  • from: yumiさん

    2010年06月23日 16時55分09秒

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    特別企画!!

     こんにちは(?)、はじめましてyumiです。
     今回はいらした皆さんの合計が4000人を越えたので、ある企画を行おうとしています!
     その企画は――。

     *5000人達成!?ダークネス・ゲームのキャラクター達に質問しよう!?*

     というものです。……結構そのまんまのネーミング(汗)
     そこで、皆さんにキャラクター達に質問があれば送っていただきたいのですが…。「こんな駄作のキャラたちに質問なんかねぇ!?」という人も居るかもしれないので、先に謝っておきます。
     すみません!

     え〜と…快く引き受けていただいた方に、下が(例)となります。

    (例)
     友梨の誕生日はいつですか?

    A.ゆ:え、私!え〜と、3月27日ですで、おひつじ座です。
      ち:お姉ちゃん、星座までは聞いていないから。

     となります。皆様の質問心からお待ちしております。

     それと、気が早いのですが、10000人突破記念に何かやりたいので、何をすればいいかを一緒に考えていただけると、うれしいです。

     いつも訪れていただいている人、偶然こちらに来ていただいた人皆様にこの場で言わしていただきます。
     本当にありがとうござます!?

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  • from: yumiさん

    2010年06月23日 16時39分13秒

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    「ダークネス・ゲーム」
    〜第四章〜・5・

    「くしゅっ……。」

     ギギギッ

     くしゃみと共に友梨(ゆうり)はブレーキをかけ、その瞬間耳障りの音が路上に響き渡る。

    「大丈夫か?」
    「う、うん、ごめん迷惑掛けて。」

     友梨は曖昧な笑みを浮かべながら昌獅(まさし)に謝罪した。

    「大丈夫なら、それでいい。」
    「ごめんね。」
    「…………少し休憩するか?」
    「え、でも……。」

     帰りが遅くなるのでは、と友梨は思ったが、昌獅は特に気にしていないのか、自転車からさっさと降り、近くにあったコンビニに入り込んだ。

    「あ、待って。」

     友梨も慌てて自転車から降り、彼を追いかけた。
     制服姿でコンビニに入るなんて事を今までした事がなかった友梨はいつもより、その表情は硬かった。

    「日部(にちべ)くん?」
    「ん?」

     昌獅は飲み物のコーナーの所で立ち止まり、物色している。

    「何してんの?」
    「見て分からないか?」
    「買うの?」
    「んん。」

     首を横に振る昌獅に友梨は微かに嫌な予感を覚えた。

    「買わないの?」
    「さあな。」
    「私今お金持ってないよ。」
    「そうか。」

     昌獅はそう言うと一本のペットボトルに手を伸ばした。

    「ま、待って!?」

     友梨は慌てて昌獅の手を押さえ、昌獅は不機嫌そうな表情で彼女を見詰めた。

    「……。」

     無言の重圧に友梨は戸惑いを覚えるが、今から彼が行おうとするのはどう考えても犯罪だと思い、友梨は自分を励ます。

    「お金払わないのに、店のものもって行っちゃ万引きだよ。」
    「……。」
    「絶対にしないよね?」
    「……。」
    「日部くん?」
    「……。」
    「……………。」

     返答をしない昌獅に友梨はイラついた。

    「…………………昌獅くん?」

     友梨は声を低くし、目付きを鋭いものに変え、睨んだ。

    「貴方にはやっていい事と悪い事が分からないの?」
    「………優等生気取り。」
    「――っ!」

     友梨は思わず手を振り上げ、そして、乾いた音が店内に響き渡った。

    「昌獅くん!貴方は犯罪を起こそうとしているのよ!それを!!」

     昌獅は叩かれた頬を押さえ、冷め切った目で友梨を見詰めた。

    「全ての元凶は【ルーラー】と名乗る奴だ、それが全て悪いに決まっているだろ。」
    「確かにそうかもしれないけど。」
    「生きる術には時に盗みも大切だ。」
    「………。」

     違う、と友梨は言いたかったが、昌獅の暗い瞳を見て、何も言えなかった。

    「さあ、どうする優等生さん。」

    〜つづく〜
    あとがき:あ〜…まさ(昌獅)くん…軽く法に触れてるよ〜…、ゆう(友梨)ちゃん頑張れ!?

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  • from: yumiさん

    2010年06月21日 09時51分36秒

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    「ダークネス・ゲーム」
    〜第四章〜・4・

    「………あの馬鹿姉。」

     智里(ちさと)の額には見事な青筋と、眉間の皺が刻まれていた。

    「智里お姉ちゃん?」
    「勝手な行動ばっかしでかして、今下手に動いたら、危険だということくらい分からないの!?」
    「……まあ、昌獅(まさし)がいれば、大丈夫だろう。」

     智里と美波(みなみ)と距離を置く、勇真(ゆうま)はそう言い、微かに笑みを浮かべる。

    「確かにあの人は腕が立つけど、あの突拍子もない言動や行動をしでかすあの姉を窘める事ができるのかしら?」

     目を吊り上げ、勇真を睨み付けるように智里は言う。

    「あの馬鹿姉は無駄に行動力がある時と、ない時があるから、本当に分からないわ!」
    「……。」
    「……。」

     憤慨している智里を二人はそれぞれの表情で見ている、美波はいつもの事だからと、ぼんやりとしていて、勇真は見た目とのギャップを感じているのか、感慨深い表情をしている。

    「……まあ、いいわ、帰ってから、蹴りでも拳でも入れればいい話ですからね。」
    「……友梨(ゆうり)お姉ちゃん、可哀想。」
    「何か言った?美波?」

     鬼のような形相の智里に美波は大きく頭を振った。

    「何でもない、何でも!?」
    「そう?」

     ようやく表情がいつもの冷めたようなものに変わった智里は落ち着いた声音で話し始めた。

    「まあ、今はばらばらに動かない方がいいけど、それでも、着替えは取りに行きたいわね。」
    「え?どうして?」

     きょとんと目を丸くさせる美波に智里は呆れたような目で彼女を見詰めた。

    「当然でしょ?この五人一塊でいた方がいいわ。」
    「?」
    「……貴女本当に馬鹿?もし、わたしたちの家で襲われたら、今度はわたしたちが負けるかもしれない、それならば、五人一緒にいた方がいいでしょ。」
    「で、でも、皆が死んだら…。」

     縁起でもない事を言う美波に智里は軽く溜息を吐いた。

    「確かに【ゲームオーバー】になるけど、逆に言えば、一人でも逃げ切れれば勝ち、五人で四人が犠牲になれば、こっちの勝ちにもなるのよ。」
    「……。」
    「このゲームの勝ち負けは全員が生き残ることじゃなく、この中の誰か一人でも生き残るのが重要なの。」

     智里は口角を上げ、ニヤリと笑った。

    「つまりは、わたしたち三人でいるよりも、五人でいる方が、何倍も生き残る可能性も、その方法もある訳。分かった?」
    「……う、うん。」
    「まあ、誰かが死んでも寝覚めが悪いしね。だから、一応は皆が生き残ることを考えるわ。そうそう、言い忘れていたけど、この家にする理由は二つあるわ、一つはわたしたちの家は狭い事、もう一つは地理的にこの辺の方が行動しやすい事よ。」
    「……すごいな。」

     智里の考えに思わず感嘆の声を上げてしまった勇真に、智里は妖艶な笑みを浮かべた。

    「あら、ありがとう、だけど、貴方はわたしにとっての駒ですからね、十分に使ってあげるわ。」
    「……。」
    「智里お姉ちゃん、恐い……。」

     苦笑を浮かべる勇真と姉を恐れる美波を見詰めながら、智里は笑うが、実際はその目は笑っていない。

    「さて、あの馬鹿姉が帰ってくる前に、部屋割りとかを決めてしまいましょう。」
    「ああ、そうだな。」
    「え、いいの?」

     首を傾げる美波に智里は満面の笑みを浮かべる。

    「一人で勝手に行動をしでかした、あの馬鹿姉が全て悪いのよ。」

     そして、遠くの場所で友梨がくしゃみをした事を智里たちが知る由もなかった。

    〜つづく〜
    あとがき:あはは…(乾いた笑い)、ちー(智里)ちゃん恐い…。
    どうして、こんな子に育ってしまったんだろうと、私(作者)はいつも思います…、他の子たちはまだ、そんなにも捻くれて…いる子は、いるな…(遠い目)…。

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  • from: yumiさん

    2010年06月20日 14時51分30秒

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    「ダークネス・ゲーム」
    〜第四章〜・3・

     誰も居ない教室、廃墟のように並ぶ建物、その場所に佇む男女の二つの影。

    「…予想していたこととはいえ、やっぱりこたえるわね……。」
    「……。」

     友梨(ゆうり)と昌獅(まさし)が学校に着いたのは十二時少し前だった、本来なら二人は遅刻者だが、学校には誰もおらず、静かなこの場所は薄気味悪かった。

    「………皆は、何処にいるのかな?」
    「……。」
    「きっと広い所じゃなきゃ駄目だよね、何百人もの人を隠しているんだもの。」
    「……。」
    「ねえ、日部(にちべ)くん。」

     友梨はくるりと体の向きを変え、昌獅と向き合った。

    「私たちどうすればいいと思う?」

     縋るような目付き、友梨はこの場所に着いた途端、自分の胸の内で何かが重石になった。それは義務、使命、そういったモノだった。

    「……分からない。」
    「そう……。」
    「…………お前はどうしたいんだ?」

     友梨は不安そうな顔で、顔を上げた。

    「私は、皆を助けたい。」
    「……お前にとっての皆って誰だろうな?」
    「……。」

     友梨はそっと目を閉じ、自分が助けたいと思う面々を思い浮かべる。

    「お母さん、お父さん、ミキちゃん、中学の時の友だち、高校で出来た友だち……。」
    「それでいいんじゃねえか?」
    「えっ?」

     友梨が不思議そうに顔を上げると、彼女の視界に淡く微笑んだ昌獅の姿があった。

    「どうせ、見ず知らずの誰かのために働くよりも、自分が知ってる奴、大切に思う奴の事を考えて動いた方がいいだろ。」
    「……日部くんは?」
    「……。」
    「日部くんは、大切な人は居ないの?」
    「……昔はいた、だけど、今は他人のような顔見知りのような奴らばっかりだけどな、それでも、守りたいとは思うな。」
    「……寂しいね。」

     友梨は何の表情も変えずそう言った、もし、ここで哀れんだ目つきなどしたら、間違いなく昌獅の怒りを買っていただろう。
     友梨は軽い足取りで、自分の胸元まである縁の上に立つ。

    「私も昔そう思ったな。」

     両手を伸ばしバランスを取りながら、友梨は一歩一歩踏み出す。

    「私も昔、大切な人は居ないと思いたかった。もし、大切な人が出来ても、私はその人を不幸にする。」

     だから、と友梨は続け、昌獅に顔を向ける。

    「距離を置こう、不幸は自分の身の内だけでいい。ってね、本当にそんな馬鹿な事を本気にしてたな〜。」
    「……。」
    「あの頃は本当に自分が嫌いだった、何にも出来ない私、誰かに頼りっぱなしの私、そんな自分が嫌いだったから、他人と距離と置きたかったのかな?自分の嫌な面を他の人に、大切な人に見せたくなかったから。」
    「……。」
    「まあ、そう思っているのは私だけかもしれないけど、それでも、今は昔よりも自分のことは好きよ。」

     友梨は足を止め、ニッコリと微笑んだ。

    「だって、大切にしたい人が増えたんだもん、私は皆が好き。勿論苦手な人とか嫌いな人もいっぱいいるけど、それでも、昔よりは寂しくはないし、悲しくもないから。だから、私は幸せなの。」
    「そうか……。」
    「ありがとう。」

     行き成り友梨のお礼の言葉に、昌獅は軽く目を見張った。

    「私一人だったら、多分不安になって泣いていたし、大切な事を思い出させてくれたから、だから、ありがとう。」

     友梨は縁から飛び降り、満面の笑みを浮かべる。

    「……。」
    「あ、そうだ、私が弱気になってた事、皆には特に私の妹には言わないで、心配掛けたくないし。」

     友梨はそう言って、空を仰ぐ。

    「そろそろ帰らないと、智里(ちさと)たちが心配するね、帰ろうか?」
    「そうだな。」

    〜つづく〜
    あとがき:ゆう(友梨)ちゃん変な事を口走っているような……。う〜む…、大丈夫かな?(冷や汗)

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