１２日に放映された、表題のＮＨＫ特集番組を観た。対象は３０代、４０代である。難しいテ－マであるから期待はしていなかったが、予想以上にお粗末であった。
　新聞の番組欄には「貴方に忍び寄る無縁の危機、親の介護、未婚、失業、解決策はこれだ！」とあったが、実現可能な解決策らしいものはゼロであった。
　参加者だけでなく、放映中もに多数のツイッタ－、ＦＡＸ、電話が殺到し、藁をも掴みたい心境でこの番組を見つめていた人が如何に多いかはよく分かった。
　その悩み、は切実、深刻である。
・会社をリストラされ、何十社も受験したが採用してくれるところはない。
・母親と二人暮しで、母の介護で仕事に支障を来たし、退職、まもなく母は亡くなったが、今は一人ぼっちで戻る仕事もない
・何年も仕事をさがしたているが、どこも雇ってくれるところはない。自分は世の中から必要とされていない人間である。
・職業訓練も受けて、資格も取ったが、実務経験がなければダメと採用してくれない
・結婚なんかとても考えられない。こんな世の中で生きていてもしかたがないと思う
など等、その挙句は「もう死にたい」「自殺したい」となるのだ。