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from: 倭寇の末裔さん
2011/10/11 07:51:56
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サンデル白熱講義が日本首相を哲学化させたは愚論
10日の朝日の「政治哲学」という特集ペ-ジに、NHKでも連続放映されたハ-ハ-ド大のサンデル教授の白熱講義が、日本の首相たちに「哲学化」をもたらしたという記事が掲載されている。
鳩山の弱者重視の「新しい公共」の考え、菅の「最小不幸の政治」、野田の「中庸の哲学」がそれだ、という論である。
この説は、こじつけも甚だしいと思う。
この3首相の考えは、「政治哲学」というのには軽すぎるのはともかくとして、20年以上前からイギリスのブレア元首相が、景気対策重視の資本主義と社会保障重視社会福祉主義の中間をゆく、「第三の道」として提唱してきた考え方属するもので、サンデルの白熱講義とは何の関係もないことである。
サンデルの講義スタイルは、従来の日本の大学での、講師によるワンサイド講義と学生のノ-ト取りだけのスタイルでなく、身近なテ-マを使う、学生と講師双方向の交流論議の講義スタイルを示した点では画期的ではあったが、それだけのことで、それ以上でも以下でもむないと思う。
村上新八
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