拉致されて、結婚させられて、女の子を一人生んだが、結局自死したといわれている横田めぐみさんの生存をうかがわせる情報があった。
　韓国の週刊誌「週間朝鮮」に０５年に北朝鮮の「国家安全保安部」が編集したといいピョンヤン市民２１０万人の身元資料のなかの「ハン・ソンエ」という女性が、生年月日から家族関係まで横田めぐみさんと一致するというのである。
　その真偽のほどは分からないが、日本政府もその情報は知っており、調査中であるという。
　彼女を還さないのは、北朝鮮の内情を知り過ぎているかからだ、というが、北朝鮮が外部に知られて困るような情報などは、人権蹂躙くらいのもので、国家の存続を脅かすようなものはないはず、北朝鮮なんてただでくれてももらう国はないであろう。
　早く拉致者を全員返還し、核兵器、ミサイルを放棄して、日本との国交を正常化し、１兆円と言われる日本からの無償経済援助を得て、経済発展の基礎固めをすることが最善の方策だと思うが、それをやらない金正日は、歴史に残る北朝鮮人民の敵である。
　村上新八