９日終了した民主党のＴＰＰプロジェクトは、予想通りの玉虫色の提言をした。
　・国民的議論が必要
　・交渉参加にはし賛否両論が拮抗している
　・これを考えて慎重に判断することを提言する
なんてことはない。こんなことは初めから決まっていることで何の提言にもなていない。
　これに対して、反対派は13日ハワイで開催されるＡＰＥＣではＴＰＰ審議への参加を表明すべきではない」と解し、推進派は「審議に参加表明もあり」と解しているという。が、「国民的議論が必要」という第一項は、まだまだ議論が足りないと解するのが自然であろう。
　マスコミは、首相がはっきりしないと言っているが、野田は、最初から審議に参加の腹を決めていたと思う。それを明言はしなかったが、そういうスタンスは示していた。
　日本はＴＰＰの審議には参加すべきだと思う。そのなかで国益を主張して、頑張れば良いし、いやならＯＫしないでよいのではないか。ＯＫさせられても批准しないという手もある。それは国会が決めることである。話にも乗らないというのは仲間はずれで蚊帳の外になるマイナスが大きいと思う。
　村上新八