ロシアの院政独裁者プ－チンは、今回のロシア下院議員選挙で、みずから率いる「統一ロシア」を辛うじて過半数の議席を維持させることに成功させた。これは、マスコミを政府管轄に置き、野党の口を封じながら、選挙不正をやるというのＫＧＢ出身者らしいプ－チンの陰湿な手口による成果であった。
　政府に支配されているマスコミは、この不正については何も報道できない。
　しかし、現代はＩＴ時代である。選挙不正の証拠写真や不正を垣間見た情報が、インタ－ネット、ケイタイを通じて、瞬く間に全ロシアに流布され、これを見た庶民が、デモの呼びかけに応じて、ロシア各地でプ－チンのい不正選挙糾弾の大デモに参集したのである。
　これに対してプ－チンは、支援者集会で、反撃に出ているが、国民の草の根ＩＴデモは益々勢力を増強しているという。
　軍の武力による圧力を使うかどうかが鍵になろうが、先進民主国の支援を得て、北アフリカ並の民主要求大運動に拡大すれは、さしものプ－チンも引っ込まざるを得なくなるかもむ知れない。
　村上新八