検察審査会の起訴相当の議決による小沢の公職選挙法違反の裁判は、昨日、今日は、被告人尋問である。
　昨日の尋問では、小沢は、収支報告書は一切秘書任せで、自分は見たことも、報告を受けたことも知らないと、知らぬ存ぜぬを繰り返した。また、土地取得の４億円もの資金の由来についても、今までの主張は、支持者の献金、銀行借り入れ、自己資金など二転三転していたが、この裁判では自己資金ということで貫こうとしている。
　最大の疑念は２点ある。
　一点は、親の遺産や本の印税などの自己資金であるとしても、億単位のカネを現金を自宅に持っていることの不自然さである。普通は銀行に預金するはずで、それが自然である。
　２点目は、４億もの買い物をするのに、秘書にすべて任せっ切りで、自分は全く目を通さず、報告も受けなかったという不自然さである。
　こんな話は絶対に納得できない。それで通そうとするような、国民をバカにする男なら、それだけで政治家の資格なしと断じなければなるまい。
　村上新八