アベノミクスは、２０年間ものデフレで、じれきっていた国民の待ちきれない期待感と、円安、株高で、今のところ好評である。が、これが、線香花火で終わるかどうかは、第三の矢の成長戦略如何に掛かっている。
　その成長戦略なるものが発表された。その中身は、次のようものである。
１医療機器と再生医療を世界に売り込む
　山中教授のｉＰＳに期待しているのだろうが、これは何年も先の話だし、医療機器といっても日本で開発をしたものは、エコ－と内視鏡くらいのもので、これらも今では新味はない。
２成長産業への再就職支援、フリ－タ－の正社員化促進
　これは以前からあったが、成長産業を成長軌道に乗せることが先であろうが、それが見えない。
３就活時期を遅らせて、勉強をしっかりさせる。
　これはよいことだが、当面の雇用増とは無関係
４待機児童ゼロや子育て休暇の延長で女性を働き易くする
　これも良いことだが、女性が働く場造りが先決であろう。
　村上新八