Ωのエリックはαの父や兄達に見下されていて、そんな自分が嫁ぐことで家は融資を受けられる。
これでエリックも役に立つことができると思っていたが、嫁ぎ先の人とデート中に相手が運命の番に会ってしまい・・・。
婚約破棄とかの流れもなく、二人が抱き合うのを見た段階でエリックは逃げ出してしまいます。
で、いつも利用していた小舟の上で鬱々としていたらいつの間にか寝込んでしまっていて気が付いたら漂流してしまっていて。
そこからだいぶ経ってから助けられて、その相手がエリックの運命の番のアダムです。
アダムに見つけてもらえなかったら死んでたでしょうね。
見つけたときもギリギリだったし。
暴力を振るわれていたわけではないものの、家族に虐げられていたエリックは運命の番であるアダムに愛されても不安がつきまといますが、日が経つにつれて前向きにアダムにふさわしくなれるように努力していくのが良かったです。
エリックを虐げていた者を許さないアダムの報復が結構長めに描かれています。
アダムの怒りは確かですが、報復をすすんでやってるのはジークフリートな気がする。
それだけ気に入っているんでしょうけど。
ジークフリート編もあるけれど、とんとん拍子にさくっと進むのでマシュー話の方が面白いです。