騎士団に勤めているユベールは頼まれたら断れない性格のせいで、騎士団内では便利屋扱いされていた。
文官のマクシムと親しくなり、慕ってくれるマクシムとのひと時が癒しになっていた。
ある日マクシムにユベールの家で飲む提案をされて快くＯＫしたが、その夜マクシムにとあるお願いをされて・・・。
読切作品なので思い悩むことも拗れることもないですね。
とんでもないお願いをマクシムにされるものの断れないユベールは受け入れてしまうけれど、マクシムの想いを受け入れたのは断れなかったからとかではなく、マクシムの真っすぐにユベールを想う気持ちが伝わって「好きだ」「好きだから大切にする」っていう今までの便利だからという理由で自分が求められているわけではないのがわかったからだと思います。
愛して求められるって嬉しいですものね。
ユベールの性格が変わるわけでもないので、マクシムと付き合うきっかけに騎士団内の立場が良くなるとかではなく辞めてしまうっていうのがそれはそれで清々しくてよかったです。
騎士団はユベールがいなくなって困るといいよ！