変更前のタイトルは「お人好しのおじさんは、異世界で苛烈な王を癒していく（仮）」でした。
父の葬儀の日に異世界転移してしまった和男。
国を救う者として神獣によって転移してきたが、王には一番助けてほしいときに何もできなかったくせに今更いらないと拒否されて追い出されてしまう。
追い出されたものの結局王宮で下働きの子供を助けたことでそこで働くことになり・・・。
40歳で異世界転移ってしんどいですね。
頼まれたら断れないお人好しの性格をしているうえに頼んでくる相手が子供だから断れないですね。
まぁ状況的に断る理由もないんですが。
子供からしたら大人に対していい思い出はないものの、和男は害がないのは伝わってくるし、唯一信頼して頼れる大人のポジションをあっという間に獲得します。
国を建て直すために今の王、藍雨が王宮の膿を全て一気に処分したがために王宮の諸々の仕事がいきわたらなくなってるのは仕方ないにしても子供を助けてあげるために雇ったのもあるなら指導する人も一人ぐらい用意しないとって思っちゃう。
膿の出し方が過激だったので恐れられてるけど、それだけ国を建て直すために必死だっていうのはわかりますけどね。
穏やかな人柄の和男が最終的には藍雨に対してだけキツく言えたりするあたりそれだけ良い仲になれたんだなと。