２４歳でオメガになってしまった王太子のランシュ。
遅咲きなうえにオメガの知識はたいしてないし、特有の匂いもなくて。
色んな国に婚約を打診するが、悉く断られてしまう。
そんなときなぜか大国の王太子の婚約者候補として招かれることになる。
唯一の男のΩとして呼ばれて、他の候補者からは白い目で見られたり嫌がらせもありますが、ほぼ接触するシーンはないですね。
嫌がらせは最後までノアールに相談しなかったけど、元の立場は王太子なんだし小国とはいえもっとやった人に厳しい対応してもいいのになと思っちゃいました。
侍従なども連れずに後宮入りしたためランシュは本当に１人です。
しかも他の後宮の人は女性だし、他人との交流の場がほぼないのでだいぶ孤独です。
ただランシュは絵を描くのが生きがいなので、それさえできていればそんな気にしてないかなと。
国の財政を助けたいという意味でも婚約者にどうにかなりたいけど、どうしたらいいかわからないながらもランシュが頑張る話ですね。
後宮入りしてからオメガについて学ぶの遅くない？とは思うけども。
ノアールは他とは違うタイプのランシュが気になり、交流しているうちに好意を持っていきます。
ランシュの方も芸術について熱く語っても引くことなく聞いてくれて、絵も興味深く描いてるところを眺めたり描き方について話し合ったりできるノアールのことが好きになっていくのでお似合いな二人ですね。
名前あるキャラでめっちゃ悪いって人はいなかったですね。
最初は印象悪くても最終的には悪くなくなるし。