親同士の決めた政略結婚をすることになったノエル。
貴族だから仕方ないと受け入れて嫁いだ先では夫のせいで冷遇される日々。
ノエルの実家がお金持ちで嫁ぐ先を援助する形で嫁いだのにこの仕打ちかというほど酷いです。
暴力ふるわれるとかそういうのではないけど、貴族相手に用意する部屋でも食事でもないし、使用人の態度も酷いです。
何もさせないくせいに、何もしないならいらないだろっていう謎理論されるし。
でもノエルが明るい性格なのでへこたれません。
屋敷内を歩くことも食事もまともなのが出ないなら外に出ればいいじゃん！ってなって町で自由に過ごします。
そんなとき図書館で出会ったベルンハルトに翻訳の能力を求められて王宮で働くことに。
屋敷でのノエルの扱いはイラっとするぐらい酷いですが、ノエルが楽観的な性格をしているので読んでて重くなることはないです。
勘違いで冷遇されてて、勘違いが解けて夫と・・・のパターンだとしたら夫の態度が許せないし、好きになれないかもと思ったけど、相手はネタバレするとベルンハルトです！
一目見たときからベルンハルトはノルンのことを気に入っているけれど、ノルンの気持ちが恋になるのはだいぶ先ですね。
まぁそもそも既婚者なのもありますけどね。
ベルンハルトが紳士的でいてくれたのが良かったです。
だからこそノルンが気持ち気付くの遅くなったけど、好きになれたのもそのおかげかも。