タイトル通りのあらすじです。
十年以上片想いしていた幼馴染が弟と番うことになったという最悪の形で失恋した矢先になぜか異世界へ・・・。
拾われた先で異世界人が面白そうだというだけで曜日ごとに恋人が違う公爵ディランに金曜日の恋人を任される。
恋人を了承したら生活の保障もされるし、拒否したら不法侵入で捕まえると言われたら、恋人の方を受け入れちゃいますよね。
曜日ごとに恋人がいるとかいう相手と恋人になんてなりたいと思わないけど、見放されると何も知らない異世界に放り出されることになるのでそこはなんとかしたいけど、好きじゃない相手に抱かれたくないから嘘を重ねたりして。
異世界だから常識が違うと色々設定盛っていくけど、大丈夫？ってなっちゃう。
ずっと片想いをしていたから誰とも付き合ったことない滋だけど、βと偽って入ったことが会社の人にバレてΩだということをバラされたくなければ・・・ということで身体の関係を持ってしまったうえにそれだけじゃなく都合のいいときに呼び出されて家事までやらされていたので最初は帰りたいと思ったもののよく考えれば帰ってもろくなことないなって気付いて前向きに異世界では生きていこうとします。
その前向きなところがフランは気に入ったんでしょうね。
会社のこととかまではその段階で話してないけど。
滋はΩではあるものの見た目は平凡です。
だから本当に「異世界人」っていう珍しさのみで恋人にしてみたディランだけど、今までの恋人と全然違うタイプの滋と交流するのが面白くなってきて段々惹かれていきます。
滋は平凡かもしれないけど、十年以上片想いしたり健気なところがいいですね。
人形ではあるものの、自分の世話をしてくれるフランと友達のような関係に。
人形と言っても感情がないとかではなく、むしろ豊かなぐらいかな。
代々公爵に忠誠を誓っている存在ですが、本当に滋の良い相談相手になってくれています。
フランも滋との交遊楽しそうですしね。