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  • from: Ryonukuさん

    2011年08月06日 17時38分20秒

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    提出レポート②途中経過

    いわゆる生命たちにはDNAが組み込まれている。では宇宙に対応するDNAは何であると言えるか。カオスの中のゆらぎから生じたコスモスとしての宇宙。やはり、宇宙に運命があるなら、それは、相当にその“DNA”の影響を受けるのだろう。生命が卵と精子のDNAから新たな生命を生み出すように。

    DNAは哲学者カッシーラーの言うシンボリック・システムであるようにも思う。つまり、彼の説によると、人間の生活や文化において実現される能力一般の根源としてシンボル、そして、その集合としてのシンボリック・システムが考えられるという。

    また、密教などで、無意識に蓄積された経験をもとに描かれる世界の構造としての曼陀羅(悟りびとが描く絵画)はある意味シンボリックなものだが、私はこれもシンボリック・システムだと考えている。

    そしてさらに、このマンダラはライプニッツのいうところのモナドであるようにも思う。モナドとは全体を部分が反映するような生きた鏡であり、生命体に当てはめれば、全体である宇宙を部分である個体が反映することを意味する。そして、その反映の具合をライプニッツは「明るさ」と表現している。我々が、あの人は数学に明るい。と言うときの明るさと本質的に同じであろう。彼は一般に、表象の「明るさ」、という言い方をしている。

    最後に老子の思想が原点にある陰陽五行説の太極図(二つの曲玉が合わさったような;)はまるで、本来同じ事象を指し示すと言う、金剛曼陀羅(「理」)と胎蔵曼陀羅(「智」)が合わさったようにも見える。二つの「曲玉」は徐々に互いを侵食し、最後には入れ替わってしまう。この辺りのことは、コスモスとカオスの入れ替わり、または、異なる秩序同士の相互作用の仕方、その間に存在する創造性、また、生命の栄枯盛衰、を表していたりする。一般に女性は陰に属し、男性は陽に属するとされる。この観点から行くと、DNAは二重らせんであり、女性からのものと男性からのものから螺旋を構成しているので、一方を陰、他方を陽と見ることが可能であるように思う。つまり、DNAの二重らせんを中心軸方向に見通す視点だと、この太極図(陰陽魚とも言う)を見ているのに酷似するような気がするのである。陰陽の間で創造が起きる点が見逃せない。

    つまり、総合的に考えて、

    DNA=シンボリック・システム=曼陀羅(マンダラ)=モナドの表象たち(明るさを含めて表現されている=陰陽魚(太極図)

    と考えられる、もしくはそう考えたくなる。少なくとも相関があってしかるべき事象たちである。特に曼陀羅は描く人の力量に依存するという事実も考慮されるべきであろう。そして、宗教行事に使われる曼陀羅は多くの人たちの経験の総合としての曼陀羅となっている点も重要で、言ってみれば、各人のシンボリック・システムを総合したものがこの曼陀羅に相当するとも言えそうだ。各人のものの総合とはいっても、集合的無意識を考慮すれば、人類全般(人類の歴史全て)のそれに相当する。

    そして、これらの観点から精神とDNAの間にどういう相互作用が有り得るかを吟味したい。いわゆる精神活動が脳で行われていると考えたとき、精神が統御している情報群は脳内の物質的に統御されるものに置き換えられる、と考えてよくて、この物質的統御のなかで、希な機会にではあっても生殖器内のDNAに影響のある場合が考えられるか?という疑問と置き換えてみる。

    そもそも、脳は、全身の情報の統御を行っている。その中で、遺伝子情報が、いじられる可能性は完全に否定しうるだろうか。もちろん、一世代の出来事だけで、そのようなある種の情報変更が志向的に行われるなどということは軽々しくあってはならないことではあるが、...

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    juno

コメント: 全1件

from: Ryonukuさん

2011年08月06日 17時47分41秒

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「Re:提出レポート②途中経過」
これは遺伝子分子生物学と自分の研究分野の関連性からのレポートを書けというものです。

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