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from: Infophysさん
2012/04/02 17:55:58
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今日、描きました。
思考と直観をどう結び付けるか。
ユングの精神分析理論で考えた場合、
近代西洋思想における自分の中心であり、
思考の起点といえる
自我(ego)
と
東洋的な意味での真の自分の中心ともいえる
自己(self)
をマクロコスモスとしての自己の中に位置付けた図。
じつはこの全体としての自己は自分の心全体(ミクロコスモス)なのだが、これが本質的には宇宙全体と形而上学的な意味で合致する。
何かの事象・概念・対象について思考しているときの
精神の中心は自我であると言える。
つまり、自分というものをその思考の対象としたい事象の箇所まで移動させている。つまり、真の自分である自己から半ば切り離された自分である自我をそのobjectの存在する心の一角(箇所)にまで分身のように射影しているかのようである。
思考の基点であり、外界との接点とも言える自我を失うとき、
自他の区別はなくなり、
精神は中心を失い、思考が停止する。
このとき精神は、形而上学的な意味でマクロコスモスである自己と分布の上でもうまく合致しているはずである。
この世における自分の問題(悩み)がすべて解決するなら、思考という我執は必要がなくなり、解脱が可能になる。
ここには難題がある。思考という分析的な解決法が通用しない問題があるときどうするのか。
思考の基点である自我は、実はカオスなのだが、これの解消法には少なくとも二通りある。
ひとつはそのカオスと双対(dual)な情報(コスモス)をそこに導入すること[=「理解」というcreativeかつannihilativeな現象で気持ちの良さを伴う。思考によってそれ(dualなcosmos)を生み出すか、外界から直接的に導入するかのいずれかが考えられる)]である。
もうひとつは自我であるそのカオスのエネルギーを直接的に失わせる方法である。例えば、何十秒か息を止めてみよう。思考できなくなるはずである。新しい気、すなわち、量子波のエネルギーが提供されなくなれば、カオス(自我)が消滅する。同時に思考が途絶える。だれでも実験可能である。実証と言えるかと言えば微妙だが。
心はやはり、脳内だけでなく心臓近くにもあると思われる。心臓には血液が密集しているので特定の波長の量子波が引き付けられ、そこに滞留しているのかもしれない。
脳で起きていることは心で起きている量子現象を反映していると言えるかもしれない。しかし、じつは逆も然り。なぜかを説明する。脳は思考を行うことが可能だが、その脳内に存在するであろう量子波を心に向けて照射し、その反射波をまた脳内の量子波でキャッチし(これはいわゆる直観なのではないだろうか)、解析を行うことが可能なのかもしれない。
自分の思っていることが何かを知りたいとき、こういう過程を踏んでいる可能性が高い。さらに、そこで感知した情報を解析しながらその考え方を改善することも可能なのかもしれない。そうすると、同時に心でも同じ情報構造の変化が起きる。ここで述べたことは脳内の量子場である上丹田と心臓部の量子場である中丹田で起きていることの説明のつもりであり、理解の過程や心で起きるカオス(悩み、わからないこと、妄念など)の解消の仕方の説明とも言えよう。なぜ頭の中だけで悩みは処理されつくしにくいのか。それは精神の安定性、バランスを必要とすることや、下丹田に存在するエネルギーとの関係性があるとも考えられる。
このカオスの解消が幸せの絶対条件だなどとは、あえて僕は言わない。悩むことが幸せでないとか言っても、ある種の偏った幸福観かも知れないからだ。
人間の悩みは二元的なあり方から生じたといっても過言ではないかもしれない。しかし、それはそれ以前の人類のあり方に不満があったからかもしれないのだ。
物事の認識を深めたければやはり、言語や思考に頼るしかなかっただろう。その結果、いわゆる豊かな生活というものを人間は手に入れることに、ある程度成功している。
あとは、そのあり方の限界が見えてきた現在、再び、失われた楽園を懐かしむ声が増えてきているのだ。
心の安らぎ、それは多くの人にとってなにものにもかえがたいものであるはずだ。
言葉(ロゴス)を重視する西洋と、それ以前から重視されていた気の文化を重視した東洋に人類が大きく分かれたという表現が正しいかは分からないが、そうだとして、それが再び出会ったところがこの日本であったとするなら、それはわりと首肯できるところであり、誇らしく思われることでもあり、大局的な意味で歴史文化的必然とも捉えうるであろう。もっとも量子という概念が登場した時点で西洋と東洋は結ばれていたとも捉えられるのであろうが。
今回の僕の描いた図は
Ryonuku曼陀羅
とでも名付けたいところ 笑
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