今日仏教の本質がわかった気がした。欲を克服するために必要なことは、つまり、欲から解放されるためには、欲をかいてもいいし、欲をかかなくてもいい、ということ、そういう自由を知ることだと気付いた。おのずと自分を疲れさせる不要な無駄なエネルギーの流れが自分の中から消失していくのを感じる。
　結局、文明の二元的発想がほとんどすべての人々を良いと悪いの二元の軸に縛り付け、発想の自由を奪ってきたようだ。
　そういう囚われから自由になりそうな今、この文明の中で生きることが逆に難しくなりはしないかと恐れる。しかし、逆説はいつも正しく、きっとかえってうまくいくようになるのではという気もする。まだ生悟りなのかもしれないが本質はわかったような気がする。