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配偶者からの暴力(DV)問題

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公開 メンバー数:29人

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  • from: 21世紀さん

    2010年05月03日 10時54分05秒

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    要因は中村参院議員のDV - 遺族「人間として許せない」

    2010年4月29日 奈良新聞

     民主党参院議員で法務大臣政務官の中村哲治氏(39)の妻・瑞恵さん(当時35歳)が4年前の平成18年4月に自殺。遺族や故人の友人にあてたメールや証言から、その自殺の最大の要因は、落選したばかりの中村氏による度重なるドメスティック・バイオレンス(DV=夫による暴力)だったことが28日までに、奈良新聞社の調べで分かった。選挙直後から、落選の責任を瑞恵さんに転嫁した言動で執拗(しつよう)に責めたほか、所得がありながら自殺するまでの8か月間に、生活費はわずか2万円しか渡さないという異常な状態が続いた。瑞恵さんは、司法試験を目指して大学院に入学したばかりの5日目に自らの生命を断っている。故人の父親は元自民党参院議員の坪井一宇氏(70)で、死後に明らかになった数々の事実に「自殺に追い込んだ中村氏から、4年たった今もきちんとした謝罪の言葉もない。人間としても失格と言わざるを得ず、決して許すことはできない」と怒りを新たにしている。中村氏は秘書を通じて「コメントは差し控えたい」と話している。

     瑞恵さんの遺族や親しい友人など関係者の話から、中村氏によるDVの実態が明らかになった。

     中村氏は平成17年9月の小泉首相による郵政選挙で落選し、復活もならなかった。この責任を、生駒市内の自宅マンションで瑞恵さんにぶつけた。「(瑞恵さんの出身校である)早稲田大学OBの応援が足りなかった。本当に運動をしたのかと、毎日、(中村氏から)執拗に問い詰められた」と、友人に漏らしていた。

     また同じ生駒市内の中村氏の実家に同行した際も、義母も一緒になって落選した責任を問い詰め、「瑞恵さんに土下座までさせた」という。落選から自殺するまでの間、瑞恵さんは、心を許せる友人らとメールを交わして心境を吐露し、度重なるDVの内容が数多く残されている。

     落選した中村氏は、瑞恵さんを一方的に大阪市の実家に帰るよう指示し、その直後に宗教団体の施設にこもった。このため翌年2月まで瑞恵さんは生駒市の自宅マンションには戻れず、音信不通状態が続いた。そして瑞恵さんが自殺するまでの約8カ月間に渡した生活費はわずか2万円のみだったという。

     父親の坪井氏が瑞恵さんの死後に民主党に確認すると、県2区支部長を務めていたことで、月額50万円の収入はあったという。

     このことを知らなかった瑞恵さんは「浪人中の夫を少しでもサポートしたい」と弁護士を志した。司法試験に挑戦するため、関西大学法科大学院への入試勉強に打ち込み、その書籍やテキスト代など受験に必要な費用の一切を自身の貯金の中から工面し、合格を果たした。また坪井氏も、自身が教授として籍を置く大阪市内の大学に中村氏を客員教授として迎えるよう働きかけ、採用にこぎつけた。

     こうして大学院に合格した瑞恵さんの入学式と同じ日の平成18年4月3日に、坪井氏と中村氏が共に大学に初出勤した。この時点では、中村氏が無報酬と思っていた坪井氏は、就職が決まったことで「瑞恵に月に本代程度の5万円だけは渡してくれ」と頼んだという。こうした父親の思いに対し、同日夜に中村氏は、入学式を終えて意欲を燃やしていた瑞恵さんに「逆切れして激しく責めた」といい、このことは友人らも証言している。

     その5日後の8日、瑞恵さんは、実家近くの15階建てマンション屋上から飛び降り、生命を絶った。

     中村氏の経済感覚について、坪井氏夫妻は「(瑞恵さんが結婚していた当時)冷蔵庫の中の卵の一つ一つに日付を書いて管理していた。飲み残したビールは、瓶に線を引いて印をつけ、数日間に分けて飲んでいた」「(瑞恵さんが)人におごったりすると、機嫌が悪くなった」と話し、金銭への執着心は尋常でなかったという。

     ある友人は「中村氏はきちょうめんで神経質なところがあり、非常に無神経だった。瑞恵さんは『(中村氏の)異常に神経質なところ』を気にしていた」と話している。また中村氏と話し合って帰ってきたばかりの時に、メールで「自分が惨めだ」と書き残し、「覚悟を決めたようだ」という。

     母親の瑞穂さん(64)は「当時のことは思い出したくない」としながら、「結婚生活を見ていて、おかしな様子が見受けられた。しかし、それは夫婦のことなので、せんさくすべきでないと思った。瑞恵がどれだけ追い込まれていたか、亡くなってから、(友人にあてた)メールや残された日記などで知った」と涙ぐむ。そして「当時、夫(中村氏)から責め立てられた日々だったことが分かった。娘にとって毎日が生き地獄であったに違いない」と話す。

     また、瑞恵さんが亡くなったあと、坪井氏側が瑞恵さんの遺骨の管理を申し出た。1年後に引き渡すとする和解書に合意したが、中村氏に再三の催促をしたにもかかわらず実行せず、約束の期日を大幅に過ぎてから遺骨を持ってきたという。

     また坪井氏は、中村氏に対して「瑞恵は、君と結婚しなかったら長生きできたかもしれんな」と問いかけたところ、中村氏が「そうですね」と答えたといい、「今でもこの言葉は許せないし、人間としても許せない」と怒りを隠さない。中村氏の政治家としての資質とともに、人間性も厳しく問われそうだ。

     民主党県連の藤野良次幹事長は「個人的なことなのでコメントできない」と話している。

    奈良新聞

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コメント: 全5件

from: 21世紀さん

2010年09月10日 21時59分16秒

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「中村政務官側「報道は虚偽」 被告側争う姿勢 奈良」
2010.9.7 02:02
 ■名誉毀損訴訟で口頭弁論

 妻の自殺はドメスティック・バイオレンス(DV)が原因だったとする記事を掲載され、名誉を傷つけられたとして、中村哲治法務政務官(39)=参院議員=が奈良新聞と奈良日日新聞(ともに奈良市)両社などに対し、それぞれ1億円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が6日、奈良地裁(一谷好文裁判長)であった。

 訴状によると、原告側は「報道はいずれも虚偽で、妻がDVにより死亡したというように不特定多数の人間に誤認を与え、社会的評価を低下させる危険が生じた」と主張。

 これに対し、被告側はこの日提出した答弁書で「綿密な取材を踏まえ、事実がいずれも真実であると判断し、報道した。虚偽ではない」と反論。「事実について報道したのであり、名誉棄損に問われない」として争う姿勢を見せた。

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from: 21世紀さん

2010年06月24日 23時38分24秒

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「Re:要因は中村参院議員のDV - 遺族「人間として許せない」」
坪井元参院議員「許せぬ中村氏」 - 「妻は精神疾患で自殺」/DV問題で中村参院議員
2010年6月22日 奈良新聞


故人に責任転嫁した会見を行う中村哲治・参院議員(左)=21日午後、県庁内
 民主党参院議員で法務大臣政務官の中村哲治氏(38)の妻・瑞恵さん(当時35歳)が4年前の平成18年4月に自殺し、その最大の要因が、中村氏による度重なるDV(ドメスティック・バイオレンス=夫による暴力)だったことが明らかになり、各方面に大きな反響を呼んだが、中村氏は21日、県庁内で記者会見し、自殺の原因は故人にあるとし、DVの事実を否定。報道した奈良新聞社などに対し、名誉棄損で損害賠償と謝罪広告を求める民事訴訟を奈良地裁に起こしたことを明らかにした。故人の父親である元参院議員の坪井一宇氏(70)は「法務大臣政務官でありながら、娘の個人情報を明らかにし、責任回避する不適切な対応だ。奈良新聞の報道は事実であり、裁判となれば公開できる資料はすべて開示したい」と厳しい口調で語った。

 中村氏のDV問題は4月末に、本紙報道などで明らかになった。

 平成17年9月の郵政選挙で、当時党県連会長で現職衆院議員だった中村氏が県2区から出馬したが落選、復活当選もならなかった。その落選の責任を、妻の瑞恵さんに転嫁。厳しい口調で執拗(しつよう)に責めたほか、党から月額約50万円の報酬を得ていながら、自殺までの約8カ月間に、生活費はわずか2万円しか渡していなかったことが、友人らの証言や残されたメールなどで分かった。また、瑞恵さんを大阪市の実家に帰らせ、自らは宗教団体の施設に籠もって、音信不通の状態も続いた。

 瑞恵さんは「浪人中の夫をサポートしたい」と弁護士を志し、関西大学法科大学院への入試勉強に取り組み、晴れて合格した。父親の坪井氏は、無職の中村氏を大阪市内の大学に客員教授として働けるよう紹介していた。しかし、瑞恵さんは大学院に入学したばかりの5日目に、自らの生命を絶っている。

 瑞恵さんの死後、友人へのメールなどから、中村氏のDVの事実が明らかになり、遺族らは「中村氏を決して許すことはできない」と怒りを隠さない。

 これについて、中村氏は本紙の取材を一切拒否。「希望に燃えて入学したばかりでの自殺は、よほどのことがあったはずだ。死をもって抗議したに違いない。国会議員であるなら、きちんと釈明すべきだ」と市民からも批判の声が上がったが、中村氏は沈黙を続けてきた。

 会見で中村氏は冒頭、「妻は精神疾患であった」とし、一方的に自己弁護に終始し、自殺の原因を故人に転嫁した。そして「報道内容は事実無根」とした。さらに奈良新聞社に対して1億円の損害賠償と謝罪広告の掲載、ホームページの削除を求める民事訴訟を起こしたとした。

 坪井氏は、中村氏の会見内容について「私も政治家として残念でならない」と怒りをにじませ、「法務大臣政務官という、個人情報を最も守らなければならない立場にありながら、不適切な表現で娘のことを語ったと聞き、口惜しい」「普通の人なら、もう少し妻にやさしくしてあげようと思うはずなのに、自分のことをシロと言うために、娘のせいにする感覚が残念だ」と語った。さらに「一連の奈良新聞の報道は事実。裁判になれば知る範囲のことや、公開できるすべての資料はいつでも開示していきたい」と話している。

 奈良新聞社は、訴状が着き次第、内容を検討して対応する。

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from: 21世紀さん

2010年06月15日 22時18分17秒

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「Re:要因は中村参院議員のDV - 遺族「人間として許せない」」
中村哲治参院議員 DV問題、取材拒否 - 政務官再任に疑問の声
2010年6月15日 奈良新聞

 4年前に妻が自殺し、その最大の原因が度重なるドメスティック・バイオレンス(DV=夫による暴力)だったことが遺族らの証言などで分かった民主党参院議員の中村哲治氏(39)だが、奈良新聞社は連日にわたって釈明を求めてきたが14日までに、秘書を通じて「コメントは控えたい」とするのみで、会見を拒否するなど逃げの姿勢だ。鳩山政権の失政で誕生した菅内閣で、「居抜き」の形で法務大臣政務官に再任されたが、民主党支持者から「DV疑惑の人物がなぜ」との批判とともに、参院選における応援演説にも「イメージダウンとなる」と厳しい声が上がっている。

 中村氏のDV問題は、本紙報道などで明らかになった。

 平成17年9月の小泉首相による郵政選挙で、県2区から当時党県連会長で現職衆院議員だった中村氏が出馬したが落選し、復活当選もならなかった。その落選の責任を、妻の瑞恵さん(当時35歳)に転嫁。厳しい口調で執拗(しつよう)に責めた。また党から月額約50万円の報酬を得ていながら、自殺するまでの8カ月間、生活費はわずか2万円しか渡していなかった。遺族や友人の証言、残されたメールなどで分かった。さらに瑞恵さんを大阪市の実家に帰らせ、自らは宗教団体の施設にこもり、音信不通の状態も続いた。

 それでも瑞恵さんは「浪人中の夫を少しでもサポートしたい」と弁護士を志し、司法試験挑戦のために関西大学法科大学院への入試勉強に自費で取り組み、晴れて合格した。父親の元参院議員の坪井一宇氏(70)は、生活費の心配をして大阪市内の大学に中村氏を客員教授として紹介した。ところが、瑞恵さんは、喜びに満ちたはずの大学院に入学したばかりの5日目に、自らの生命を絶っている。

 瑞恵さんの死後、遺族らにより、友人へのメールや書き残したものから、数々のDVの事実が明らかになった。これを知った遺族は「中村氏を決して許すことはできない」と、怒りを隠さない。

 報道で事実を知った市民からは「希望に燃えた入学直後の自殺は、よほどのことがあり、死をもって抗議したに違いない。国会議員であるなら釈明すべきだ」と、コメントを拒否する中村氏を批判している。

 また弁護士でもある同僚の前川清成参院議員も本紙の取材に対し「DVが事実なら、けしからん話だ。国会議員、法務大臣政務官としてはもちろん、人間としても責任は重い。ただ個人的には中村氏が、そんなことをするとは思えない。友人として信じたい」と厳しい。県内各党も「事実なら問題」「そうでないなら中村氏は反論すべきだ」など、政治家としての倫理観に疑問の声を上げている。

 本紙の取材申し込みに対し、中村氏は一貫して秘書を通じて「コメントを差し控えたい」と逃げの姿勢。しかし、県民からの反響が大きく、先月17日付の自身のホームページで「故人に関する報道について」として、この問題について初めて触れた。

 ところが一方的な「名誉棄損記事」と述べるにとどまり、記事のどの部分が該当するのかは指摘していない。そして「このままでは記事を事実として認めることになる」ので「法的な措置を検討しています」としている。

 ホームページの内容も、本紙報道を受けて「最小限のコメントを出すことと致しました」としたが、コメントにもなっておらず、故人をそしる内容の表現となっている。読んだ県民からは「意味不明ではないか」との声や、不特定多数の人が見るネットのブログで発信したことについて「中村氏の人格を疑う」と新たな批判の対象になっている。

 報道後50日近くが経過しているが、中村氏は沈黙し、取材を拒否している。

 中村氏は県内の各種団体などの会合にも出席しているが、参加者は一様に冷ややかな対応。会場内でも「DV問題についてなぜ説明しないのか」と、参加者は口をそろえる。

 参院選が近づく中で、立候補する前川氏の支持者から「中村氏が応援するのはイメージダウンになるから、来てほしくない」との声が相次いでいる。

 いずれにしても、中村氏の取材拒否は、鳩山前首相や小沢前幹事長が「政治とカネ」の問題で釈明せずに、国民から批判の声が上がっているのと「本質的に同じ」との見方が強く、菅内閣の登場で支持率が回復した民主党だが、「体質は変化していない。参院選向けに表紙を変えただけ」「中村氏が党を重視するなら、記者会見でDV問題の詳細を説明すべきだ」と、支持者から批判の声が上がっている。
06/15
奈良新聞

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from: 21世紀さん

2010年05月25日 21時09分05秒

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「Re:要因は中村参院議員のDV - 遺族「人間として許せない」」
2010年5月21日 奈良新聞

 夫による妻への暴力、ドメスティック・バイオレンスに関する指摘について、民主党の中村哲治参院議員が自身のブログにコメントを掲載した。

 この中で中村氏は平成18年に亡くなった妻に関する報道を名誉棄損記事だと主張。法的な措置を検討、その過程で事実を明らかにするとしている。

 ただコメントは最小限の内容に絞ったとしており、誰もが読めるインターネット上に公開した文書ながら日記風サイトの書き込みということもあり、何か独り言めいた記述にとどまっている。

 それでも同コメントの冒頭に書かれた「私の妻が亡くなったことに対して」という表現からは同氏ならではの視点の置き方、個性が伝わってくる。

 当時も中村氏は、私の最愛の妻が亡くなりました―ではなく、私は最愛の妻を亡くしましたとブログで報告。その言い方に違和感を持ったが、常に自分を中心にした語り口は今も変わらない。

 心の病を患っていた妻とは一緒に病と立ち向かうため結婚をした。そう説明していた中村氏の何が真実なのか。知りたいのは亡くなった妻の遺族だけでなく有権者も同じだ。(松)

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from: 21世紀さん

2010年05月21日 00時47分46秒

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「Re:要因は中村参院議員のDV - 遺族「人間として許せない」」
中村参院議員 DV問題で言い訳 - 坪井元参院議員 「いつでも証言」
2010年5月20日 奈良新聞

 民主党参院議員で法務大臣政務官の中村哲治氏(39)の妻・瑞恵さん=当時(35)=が4年前の平成18年4月に自殺し、その最大の要因が、中村氏による度重なるDV(ドメスティック・バイオレンス=夫による暴力)だったことが明らかになり、各方面に大きな反響を呼んでいるが、中村氏は報道した奈良新聞社などに対して「法的措置を検討」していることを自身のブログに書き込んでいたことが19日、分かった。これまで本紙の取材に対し、秘書を通じて「コメントを差し控えたい」としていたが、反響の大きさから、慌てて、ブログで言い訳したとみられる。しかし、故人を貶(おとし)める表現があるなど、新たな問題となりそう。故人の父親である元参院議員の坪井一宇氏(70)は「いつでも証言していきたい」と話している。

 中村氏のDV問題は先月末に、本紙報道などで明らかになった。

 平成17年9月の小泉首相による郵政選挙で、県2区から当時党県連会長で現職衆院議員だった中村氏が出馬したが、落選し復活当選もならなかった。その落選の責任を、妻の瑞恵さんに転嫁。厳しい口調で執拗(しつよう)に責めたほか、党から月額約50万円の報酬を得ていながら、自殺までの8か月間に、生活費はわずか2万円しか渡していなかったことが、友人の証言や残したメールなどで分かった。また、瑞恵さんに大阪市の実家に帰るよう指示、自らは宗教団体の施設にこもって、音信不通の状態も続いた。

 瑞恵さんは「浪人中の夫を少しでもサポートしたい」と弁護士を志し、この間、司法試験に挑戦するため、関西大学法科大学院への入試勉強に取り組んだ。晴れて合格すると、父親の坪井氏は、無職の中村氏を大阪市内の大学に客員教授として働けるよう紹介していた。しかし、瑞恵さんは大学院に入学したばかりの5日目に、自らの生命を絶っている。

 遺族らによって、瑞恵さんの死後に、友人へのメールや書き残した数々の事実が明らかになり、「中村氏を決して許すことはできない」と、今も怒りを隠さない。

 これについて、中村氏はコメントを拒否してきたが、「希望に燃えて入学したばかりでの自殺は、よほどのことがあったから死をもって抗議したに違いない。国会議員であるなら、きちんと釈明すべきだ」と市民からも批判の声が上がっていた。

 報道後のゴールデンウイーク中も、大きな反響がありながら、中村氏は沈黙したままだった。

 中村氏は「中村てつじの『日本再構築』」のタイトルで、自身のホームページを開設しており、今月17日付で「故人に関する報道について」として、この問題について初めて触れた。

 ところが、一方的な「名誉棄損記事」と述べるにとどまり、記事のどの部分が該当するのかは指摘していない。そして「このままでは記事を事実として認めることになる」ので「法的な措置を検討しています」としている。そして本紙の「(中村氏は)説明責任を果たせ」とする「金曜時評」(14日付)を受け、「最小限のコメントを出すことと致しました」という。またブログの中で、故人を貶める内容の表現をしており、不特定多数に発信したことで、新たな問題となりそう。

 本紙報道で、中村氏のDV内容は詳細に伝えているが、公表されたブログでは、「最小限のコメント」の体裁になっておらず、読んだ県民からは「意味不明ではないか」と、厳しい声が寄せられている。

 現職の法務政務官の立場でありながら、「名誉棄損」の法的解釈についても、問題のある内容といえそう。「刑法230条2項の規定にあるように、公人としての自覚も欠如していることをうかがわせる」と、法律専門家も指摘している。

 瑞恵さんの父親である元参院議員の坪井氏は「中村氏が動いてきてよかった。いつでも証言していく」と話している。
05/20
奈良新聞

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