芥川はわすれるという仕方で自己に論われＲＶＷは一番に出る４楽章。
賢治はかざれるという仕方で自己に誘われシベリウスは二番に出る４楽章。
公房はかたれるという仕方で自己に近づきチャイコフスキは五番に出る４楽章。
柊二はやつれるという仕方で自己に額ずきドボルザークは九番に出る４楽章。

作法に目聡い狸の頃は芋焼酎のドライ
蟹に挟まれた狐の頃は芋焼酎のフルーティ
猫の道化師のいた頃は麦焼酎のマイルド
鏡に認めてた犬の頃は麦焼酎のスモーキー

石黒況翁
根津青山
三井松籟
松浦心月
朝吹柴庵

色、確かに国には探検するが土には探求する。「監獄の誕生」
緑、確かに川には抱石するが木には抱負する。「遥なる視線」
目、確かに山には乗雪するが草には除雪する。「作者の死活」

あしひきの江戸川乱歩をたのしみ(ただし銅貨が目の色)

ちはやぶる谷崎潤一郎しめやか(ただし針玻璃なべ？)

まかねふく小林多喜二みたくらむ(ただし蟹は蠍で登場)

くれたけの太宰治氏あさましく(ただし探検は冒険と)

いはばしる坂口安吾でしたうち(ただし堕落を霊化と)

あかねさす井伏鱒二さけあさはか(ただし黒い雨は曲線)

つがのきの萩原朔太郎いそしみ(ただし月吠え蝶追うか)

うつせみの北原白秋うるさいや(ただし雲母は光の乳房)


西ガハツァラトゥストラ文学エンドレスを醸している（東インド会社参照）。

天命知っている伊万里

耳が従っている瀬戸物

心の欲している備前焼

ビセフラド
やくもたつ芭蕉庵ぞくちらちら

モルダウ
さねかづら西行庵かなぐるぐる

シアルカ
たらちねの一路庵さびおたおた

ボヘミア
あをによし妙喜庵じやぽりぽり

タアボル
むらぎもの抱石庵わびむずむず

ブラーニク
みづぐきの宝珠庵でもしくしく

「雨ぐも」の見込み

「ただ今」の面を回す

「杜若文」の満ち足る景色

「五月雨」の釉薬流るる様子

五楽章で演奏される場合は「道成寺」も