http://www.takeshobo.co.jp/book_d/shohin/2347501
著：那木渡
発売：Qpaコレクション
価格：660円（+税）
【内容】（公式ＨＰより）
大学の演劇部で衣装製作を担当する若宮鞍馬の秘密は、それはクローゼット・ゲイであること。そして、ろくに話したこともない一つ年下の後輩・桐島のことを連日オナネタにアナニーしていること。
ミステリアスな雰囲気を纏う桐島は、繊維問屋の息子で、鞍馬が所属する演劇部の仮部員。部の強化合宿中、恒例行事だという乱パから逃れ、頭を冷やすために海へ入った鞍馬を、自殺しようとしていると勘違いした桐島が追いかけてきて......。
二人の歯車が噛み合い、動き出す――。

感想
お互い相手とやりたいとは思ってたから関係さえ持ってしまえばなんとかなるかなと思ったけど、思った以上に鞍馬がこじれてた。
あとなかなかお互い１歩を踏み出さない状況は歯がゆくも初々しい感じがして微笑ましかったんだけど、桐島が勢いで踏み出した１歩が良いものじゃなかったから関係は悪化してしまって。
くっつくまでこんなに年月を費やすことになるとは。
桐島はもっと自分の気持ちに早く気付いて、それをちゃんと言葉にして伝えればもっと良かったんだろうな。
鞍馬も自覚がちょっと遅かったのとトラウマができてしまったりクローゼット期間が長かったせいのこじらせがあったり素直になれなかったりでややこしく。
なので結構分厚いんですが、両想いっていうか付き合ってその後はだいぶ短い。
エロシーンは多いんだけどね（笑
江本のその後が色々意外でびっくりした。
スピンオフ１冊で読みたいわけじゃないけど、ちょっとした裏話は描かれてて嬉しかったです。
江本はだいぶ悪い方にこじらせてたんだなと。