http://lalunabunko.com/book/200.html
著：宮本れん　画：篁ふみ
発売：ラルーナ文庫
価格：700+税
【内容】（公式ＨＰより）
植物好きが高じて樹木医となった葛木実はある日、突然激しい眩暈に襲われ...気づくと砂の大地が広がる異世界にいた。そこアラバルカはかつて神との契約で緑を失ってしまった国。植物を甦らせる力をもつ＜緑に愛されたもの＞である実に、ぜひ力を貸してほしいという。紳士的でやさしい若き王サディーク。大胆不敵で頼れる双子の弟イザイル――ふたりから等しく注がれる熱い想いを受けとめながら、実の波瀾の日々が始まっていく...。

感想
樹木医としての活動はほぼしてないね！
不思議な力の方を使ったぐらいか。
どうせならそこの設定もっと活きてほしかったけど、国がそれどころじゃなかったですね。
緑を繁栄させる前に近隣国との関係をなんとかしないとって感じだった。
第一印象はサディークがよかったけど、読んでるとイザイルの方が好きになりました。
この感じだと３人でのハッピーエンドっぽいなって表紙のときから思ってたから、イザイルがファーストキスだったら、身体の方はサディークかなと思いながら読んでたけど最初の営みがあんな感じにあるとはなぁ。
しかもあのサディーク相手で。
いくらサディークに対して好意的に思っててもそれが恋心だとは気付いてないし、実としてはいつも優しいサディークに押し倒されたら怖いですね。
モブに襲われたら当たり前にトラウマだけど、likeな意味で好きでもしかしてその気持ちがloveかもしれなくてもあんな形で襲われたらトラウマになっちゃうのは仕方ないと思う。
イザイルに惹かれているのはちょっと認めてるところあるから余計混乱するしね。
国のごたごたが多めだったので、３人での甘いひと時みたいなのが少ないのが残念。
３Ｐはちゃんとあったけどね！ハードじゃなくて優しめなやつ。
サディークは実に一目惚れだからともかく。
実のサディークへの気持ちがlikeからｌｏｖｅになるのがちょっとわかりにくいというかどこでって思うけど、これも最初からときめいてたってことかなぁ。
実がイザイルに惚れるのはわかる。
あれはカッコイイって思うもの。
ただイザイルの方が実のことをここまで好きになったのはもっとわかりやすいきっかけ的なのほしかったな。