１２月上旬削除予定ということで急ぎめに読みました。
幼少期の流行り病のせいでオメガ性としての機能を失ったためベータとして生きてきたエリオット。
アルファ性が強過ぎるせいで誰も近寄れない公爵家嫡男ウルフの家庭教師探しが難航していると聞きつけたエリオットはダメ元で応募したら、なぜかエリオットは平気でウルフの家庭教師になることが決定した。
今まで誰とも密に接することのできなかったウルフは最初エリオットのとの接触にも戸惑うが、次第に打ち解けて笑顔を見せてくれて懐いてくれるようになる。
ずっとウルフの傍にいると約束したが、なぜかエリオットのオメガ性が進んでしまい、ベータと偽って雇ってもらっていたためこのままもし発情期を迎えでもしたら大変なことになってしまうとウルフの元を離れることに・・・。
とはいえ突然の別れっていうよりウルフが学園に行ったタイミングなので、ウルフからしたらエリオットが遠くに行ってしまうことにしばらく気付かないんですけどね。
エリオットの方はだいぶ心にダメージ受けたけど。
エリオットはウルフと離れたことでウルフへの想いを自覚して、ウルフはだいぶ初めからエリオットを先生としてだけではなく、自分だけのオメガとして離す気はなかったです。
章ごとに視点が変わってどちらの気持ちもわかるのがよかったですね。
エリオットは離れてしまいましたが、ウルフは諦める気はさらさらないのでそんな拗れることもなくハッピーエンドでよかったです！