なぜ恋をするのかという議題で、彼女が言いました。

自分に無いものを求めるとか…

子孫を残すためとか…

まあ、どこかで聞いてきたことを教えてくれました。

私自身も最近、それに関連したことについて考えが浮かんでいました。

お金のいらない世界…誰もが奉仕の意識で仕事をする世界…

それは極端に言うと誰にでも恋愛感情を持つということなんじゃないかなと思いました。

誰とでもセックスするとかいう意味ではなく…。

別にそれでも構いませんが。

恋愛をしているときは自分の好みの相手に、最初のうちは気に入られたくて相手が喜びそうなことをします。

損得勘定が働いていて自我丸出しです。

でも付き合っていくうちに少しずつ、欲しがらなくなり、ただただ手を取り合っているという感じになって平穏になってきます。

その後家族を持てばきっと、そういう意識が強まり奉仕の意識が生まれます。

うまくいけば子育ての経験が他人への家族意識にまで発達します。

私の会社でのパートのおばちゃんと接してそう感じました。

多くの人が恋愛をしたがり結婚をしたがるのは、そういうことなんじゃないかなと思います。

文化全体が奉仕の意識を高めようとしているかのようです。

それはやがては、お金のいらない文化へ発達し、そうなると戦争は必要なくなり、病気にかかる人が減り、仕事にあぶれて困る人も居なくなります。

国境を越えて人種も越えて、色々と越えてあらゆる生命体へと奉仕の意識は広がるでしょう。

しかし現代社会においては親子が殺し合うという現状です。

それは、奉仕が大切だとか愛が大切だとか、正義をかざすように仕向けられているからではないかと思います。

そうではなく何故なのかという問いを常に持ち続けることのほうが文化にとって地球にとって宇宙にとって、大切なのかもしれません。

私は、お金の必要ない世界は実現可能だと思っています。

簡単なことです。

世界中の全員が奉仕の心構えで今まで通りの生活を続けていけばいいのです。

もしこの事実に全員が気づいて、よし、やろう、と決意すればそれは実現します。

しかしこのような話をすると、誰もが口をそろえて言います。

そんなのは無理だろう…と。

確かに実現しても問題は山積みかもしれません。

ですが解決できないことではありません。

むしろ現代社会が抱える問題の解決策こそがまさに、お金の必要ない社会を実現させることだと思います。

自分の中の敵意に気づいてから変化がありました。

敵意が湧きにくくなりました。

今までなら自分への攻撃的な態度に対して反射的に敵意が湧いていましたが、別に怒られてもいい…騙されてもいい…と思うようになり、どんな相手にも警戒心が少し薄くなりました。