仕事をもち、忙しい毎日を過ごしている保護者の方々にとって、ボランティア活動をすることはなかなか難しいことかもしれない。
　ボランティア活動をすることで自分自身を再発見したり、新たな人間関係を築いたり、貢献することの喜びを感じたり、自分の存在を確かめたり等人のために活動することが自分に役立つことが多い。しかし、このことは体験したものにしかわからない。
　ＰＴＡ活動は、我が子のためにもなることが多く、ボランティア活動を始めるきっかけとしてはとてもよい活動だと思う。
（ＰＴＡ活動に参加することのメリット）
・同じ年代の子どもをもつ親同士の関わりが増える。
・学校のことがよくわかるようになる。
・先生とのつながりが密になる。
・親の背中でボランティア活動を子どもに教えることができる。
・子どもとの共通の話題が増える。
・自分の子ども以外の子どもたちを見る機会が増え、我が子を見直す機会が増える。
・日常とは違った活動ができ、生活が豊かになる。
・子育ての悩みを解決する場が増える。
・ＰＴＡ活動の時間をやりくりするため、時間への意識が高まる。
・企画したり、人を動かしたり、組織的に動いたりする経験ができる。
・子どもたちと関わる機会が増え、子どもたちから活力をもらうことができる。
・子どもの学校生活の年間の見通しがもてるようになる。
　私の考えが及ぶ所はこの程度。他にもきっとある。
そして、デメリットもあるはず。しかし、メリットが多ければ多いほどＰＴＡ活動が楽しく夢のあるものになる。
　新年度の役員決めが進んでいる今、デメリットを強調してしまえば、負担感が強くなり役員になろうという人はいなくなる。できる限りのメリットを伝えてほしい。
　学校と家庭をつなぐ大切なＰＴＡ活動が充実すれば、必ず子どものためになる。
　保護者とのトラブルも多くなっている今、ＰＴＡ活動の役割も重要になっている。ＰＴＡ活動を大事にし、育てていく教員集団でいたい。